【目次】

新陳代謝が低下する要因


【1】冷え

筋肉をつけたり、むくみやコリをとることが冷え解消につながります。
筋肉をつけたり、むくみやコリをとることが冷え解消につながります。

冬場だけでなく、1年を通して冷え性と闘っている人は多いといわれています。産婦人科医で女医ボクサーとしても活躍する高橋怜奈先生に、冷え性の原因を教えていただきました。

冷えはなぜ起こるのか?というと、血流の悪さが原因で起こります。『冷えている=血流が悪くなっている』ということ。通常、手足など末端部分が温められるような血流の循環がある状態が正常なのですが、手足が冷たいということは、そこに血液が回っていないので、すでに正常な状態ではありません。

その原因は人によって様々で、筋肉量の不足であったり、水分代謝が悪いことによるむくみ、毛細血管の衰え、ストレスによる自律神経の乱れ、筋肉のコリなどが挙げられます。

もちろん、寒い時に衣服などで体を温めることは大切ですが、冷え性を抱えている人の場合、外から温めるケアだけでは限界があります。一時しのぎでなく、冷え性を根本から解消するためには、冷えの原因に正しくアプローチして、巡りの良い身体を手に入れることが大切です」(高橋先生)

高橋玲奈先生
高橋怜奈先生
産婦人科医
(たかはし れいな)女医プラス所属。東邦大学医療センター大橋病院・婦人科在籍。2016年6月にボクシングのプロテストに合格。現在は世界初の女医ボクサーとしても活動中。医師として、またアスリートとしての豊富な経験や知識を活かし、ダイエットや食事療法、運動療法のアドバイスも行う。テレビや雑誌などメディアにも多数出演するなど、活躍の場を広げている。

女医が指南!「冷え性」の本当の原因と、根本から改善するための正しい温活法6選

【2】筋肉量の不足

冷え性_5
スクワットは椅子に座るイメージで腰を落とすと正しい姿勢で行えるそう

女性の8割が冷え性と言われている今、夏でも身体を冷やさないように気をつけている人も少なくないのでは。

冷えた体をあたためるためには、毎日湯船に10分間浸かる、筋トレで筋肉量を増やす、生姜紅茶やにんじんリンゴジュースを飲む、味噌汁などの発酵食品を積極的にとる、腹巻きをつけるなど、「温活」が効果的。

温活は冷え性や体の不調の改善だけではなく、ダイエット効果も期待でき、体温を1度上げると、代謝がよくなることから免疫力が30%も上がるといわれているのだとか。

温活初心者でも気軽に始められる習慣として、「適度な運動で筋肉量をUPする」などがあります。お話を伺ったのは、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)をはじめ、さまざまなメディアで活躍している「温活」のプロである医師の石原新菜さん。

「体温の4割は筋肉からつくられていて、筋肉量が増えると自然と体温が上がり、新陳代謝が活発になります。実は、男性より女性に冷え性が多いのは、筋肉量が関係しているのです。

筋肉を効率よくつける方法は、下半身を鍛えること。筋肉の約70%は下半身に集中しているので、基礎代謝がアップします。運動が苦手な方はまず、毎日30回を目標にスクワットに挑戦してみてください」(石原先生)

一度に30回続けるのではなく、1日の中で何度かに分けて行ってもOKです。

 
石原 新菜先生
イシハラクリニック副院長 / 健康ソムリエ講師
(いしはら・にいな)クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、テレビやラジオなどの出演や執筆活動など、幅広く活動中。著書に13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』(アスコム)など。『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)レギュラー出演中。

夏こそ冷え性に注意! 温活のプロに聞く「2週間で体温を1度上げる」方法

【3】筋肉のコリ

大胸筋に関する説明の様子

経絡整体師の朝井麗華さんによると、

筋肉が硬いということは、それだけ血液循環が悪いということ。血液に乗って、栄養も酸素も全身に運ばれるので、筋肉が硬い=栄養や酸素が細胞の隅々まで届いておらず、細胞の新陳代謝がスムーズに行きづらい状態です」

「おっぱい番長」との異名も持つ朝井さん。たとえば美しいバストを生み出すためには、乳房の下にある「大胸筋」へのアプローチが、重要なポイントだということを教えていただきました。

「肩の筋肉がこるのと同じように、胸の筋肉もこります。そして、どんな筋肉もメンテナンスすることなく放って置くと、硬くなってしまうんです。硬くなった筋肉はほぐしていかないと、血液の流れも悪くなり、ますます硬く、そして脂肪や冷えも増長しやすいという悪循環になります」(朝井さん)

朝井麗華さん
経絡整体師、美容家、株式会社キレイカンパニー代表
(あさい れいか)臨床検査業界を経て、アロマセラピーや東洋医学を学び、中国整体推拿(スイナ)療法の素晴らしさに目覚め、推拿をベースに小顔整体や筋膜剥離などを取り込んだオリジナルメソッドを確立。中でも、バストを中心とした施術の的確さから「おっぱい番長」とも称され、メディア出演、講演会やセミナー、書籍出版など多方面で活躍中。

筋トレよりも「ほぐす」ことが重要!バストアップのための筋肉ケア体操

【4】成長ホルモンの分泌不足

人生の1/3の時間を費やし、心身や脳のメンテナンスに不可欠な睡眠。「寝る子は育つ」という言葉があるように、睡眠中には細胞の新陳代謝に不可欠な成長ホルモンが分泌されます。

寝ている間に美しく!就寝前に飲むべきサプリメント11選

質のいい睡眠=深い睡眠をとれると、成長ホルモンの分泌や新陳代謝、免疫力を上げることができるようになり、健康な体をキープする助けにもなります。

睡眠の質を高める!専門家おすすめの「高級マットレス」6選

成長ホルモンは、何時に寝ても、眠りについてから3時間の間に分泌が最も多くなると判明。

お肌のゴールデンタイムとは、22時から2時の4時間を指し、美肌のためにはこの時間に眠ることが大切、と若いときから聞かされてきました。その理由は、この時間帯に最も成長ホルモンが分泌されると考えられていたため。

しかし、この成長ホルモンは、何時に寝ても、眠りについてから3時間の間に分泌が最も多くなるとわかってきました。そのため、寝ついてからの3時間をいかに途切らせることなく、深く眠れるかが美肌の鍵に。

「寝ている間に老ける!」知らないと損をする、夜の肌メカニズム5選

【5】毒素や老廃物の蓄積

海外セレブも飲んでいることから一躍ブームになったデトックスウォーター
海外セレブも飲んでいることから一躍ブームになったデトックスウォーター

日常で耳にすることが多くなって久しい「デトックス」という言葉。日本語の「デトックス」という言葉は、英語の「detoxification」を略語にした和製英語で、意味は「解毒」です。この言葉はズバリ「体内に溜まった毒素や老廃物を排出して、心身ともに健康な状態に導く」というもの。

デトックスを、ダイエットのひとつの方法であると考えている人も多いですが、実は直接にダイエットの方法を指すものではありません。

多くの人がダイエットの手段として捉えてしまう理由としては、デトックスで毒素と位置づけられるものの中に、食事で過剰摂取した脂質や糖質も含まれること、また化学物質などの多くが脂肪に蓄積される(セルライト)と言われていることからでしょう。

デトックスそのものがダイエットになる、ということではないのです。しかし、体内の毒素や老廃物の排出を促し、新陳代謝を高めることで、結果的に痩せやすい体になるなどの効果は期待できそうです。

意外と知らない!?インナービューティープランナーが教える「デトックス」のウソ・ホント

「冷え」を解消するメソッド


【1】脚の冷えやむくみを解消!疲労回復にも効く「ツボ押し」テク

ずっと座りっぱなし状態が続くと、血流がダウンして下半身が冷えやすくなります。そうすると脚がむくむ、だるくなる、さらに冷える、という脚が太くなる悪循環に…。

そこで、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれた簡単な解決法は「足のツボ押し」テク。

ツボとは、体のエネルギーの通り道である「経路(けいらく)」を通じて体の中とつながっているとされていて、刺激を与えることで、筋肉、血流、体内の臓器にも働きかけることがわかっています。

下半身の冷え解消に効果的な「湧泉」とむくみ改善に効く「足三里」。この2つのツボは全身の様々な不調を調節することができる「万能なツボ」ともいわれています。だるさ解消、内臓の疲労回復、そして免疫力アップにも効果があるので、こまめにプッシュしましょう。

<Step1> 下半身の冷えを解消する「湧泉」のツボを押す

足の裏の中央よりやや上、足をグーにしたときにくぼむ場所が「湧泉」。

足の冷えを解消する代表的なツボで、プッシュすると冷たくなった足先がじわっと温かくなるのを感じるでしょう。また、気力や生命力が泉のように湧くツボといわれていますので、自粛生活の疲労や倦怠感が消え、やる気がわいてきますよ。

足の裏から両手を包み込むようにしてもち、両手の親指を重ねてプッシュします。深呼吸しながら、気持ちいいと思える程度の強さで5秒かけてゆっくり押し、5秒かけてゆっくり戻します。1回でも十分効果はありますが、5回くらい繰り返すといいでしょう。

下半身の冷えを解消する「湧泉」のツボを押している
不眠解消、生理痛緩和、腎臓の機能強化にも効果的なので意識的にプッシュしましょう。

<Step2> むくみ改善に効く「足三里」のツボを押す

「足三里」は、ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたる位置。

内臓の動きを活発にして体の中に溜まった老廃物の排出を促してくれるツボ。脚がパンパンにむくんでつらい時は、ここをプッシュしましょう。また溜まった疲れを和らげて免疫力もアップする効果あり。

押し方は「湧泉」と一緒。両手で包み込むようにして、両手の親指を重ねてプッシュします。深呼吸しながら、気持ちいいと思える程度の強さで5秒かけてゆっくり押し、5秒かけてゆっくり戻します。これを5回繰り返して。

むくみ改善に効く「足三里」のツボを押している
長寿のツボ、または脚の疲れを取るツボといわれ、ウォーキングで疲れた脚にも効果的。刺激すると倦怠感がとれて心身ともに活力が湧いてきますよ。

【まとめ|足の冷えやむくみを解消する「ツボ押し」テク4か条】
1.運動不足になると下半身が冷えて、脚がむくみやすくなる。
2.原因は血流が滞ったり、水分が溜まったり代謝不良に陥っていること。
3.冷えを解消する「湧泉」、むくみを改善する「足三里」のツボ押しが効果的。
4.5秒かけてゆっくり押して、5秒かけてゆっくり放すのが基本。これを5回繰り返す。

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。
体験者:長尾優子さん
(44歳・サービス業)
「この2か所のツボをプッシュするとジワーッと下半身が温かくなって軽くなるのを実感します。押すと気持ちがいいし、座りっぱなしや、立ち仕事での脚のだるさが楽になるので、休憩ごとに行って疲労をため込まないようにしたいですね」

テレワークによる冷えとむくみで脚が太くなる…⁉ 疲労回復にも効く「ツボ押し」テクニック

「筋肉」を鍛えるメソッド


【1】下半身を鍛える「脚痩せエクササイズ」

運動が不足しがちだと気になる、脚の筋肉の衰えや、むくみによる下半身太り。そこで、モデル&ボディメイクトレーナーの佐々木ルミさんに、筋肉を引き締めながら、ほっそり美脚へ導くエクササイズを、動画で教えていただきました。

\「脚痩せ」エクササイズを動画でチェック!/

<Step1> 内転筋を伸ばして、股関節の動きを良くする「フロッグストレッチ」

足は床にしっかりつけた状態で20〜30秒間キープ。
足は床にしっかりつけた状態で20〜30秒間キープ。

1.四つん這の状態から、両ひざをできるだけ外側に開いて、足のかかととかかとをくっつけます。
2.前方床、少し遠くにひじを置きます。息を吸って、吐きながら、骨盤を床に近づけるようなイメージで、お尻を床に下ろします。お尻を床に下げる際、体が硬い人は足が床からあがってしまいがち。足は床にしっかりつけた状態で20〜30秒間、その姿勢を保ちます。
3.息を吸いながら、お尻を後ろへ動かした後、息を吐きながら再度、骨盤を床へ近づけます。
4.その後、3を15回〜20回リズミカルに繰り返します。同様に2〜3セット行います。

「テレワーク中は、座っている時間も長くなりがち。フロッグストレッチは、股関節の柔軟性を高めるだけなく、足のむくみや腰痛予防にもオススメです。エクササイズをしない時でも、仕事の合間や、寝る前に取り入れてみてください」(佐々木さん)

<Step2> 太ももの後ろ側とお尻を鍛える「ヒップヒンジ」

股関節からお尻を後ろに出していくように、上半身を前傾させていく。
股関節からお尻を後ろに出していくように、上半身を前傾させていく。

1.立った状態で、クッションもしくは、バスタオルを丸めたものを、ひざの間に挟みます。つま先を前に向け、背筋を伸ばし、お腹を引き上げて、まっすぐに立ちます。
2.手は腰に、軽くひざを曲げ、背筋はまっすぐのばしたまま、股関節からお尻を後ろに出していくように、上半身を前傾させていきます。この際、尾てい骨と坐骨は後ろに向いた状態で、骨盤が後傾しないよう、かかと重心で坐骨を真後ろへ向けておきます。
3.太ももの後ろがしっかりとストレッチされたところでお尻を止め、息を吐きながら、出したお尻を前に戻して、股関節の前側を伸ばします。
4.2〜3を15回繰り返します。同様に2〜3セット行います。

「背筋を崩さずに行うのがポイント。週に2〜3回、行うのがおすすめ。強度を高めたいかは、左右それぞれの手にペットボトルを持ち、同じ動きを行ってみてください。お尻と太ももの後ろを使いながら、股関節の動きも良くして美脚づくりをアシストしてくれます」(佐々木さん)

<Step3> 脚全体、内もも&お尻を鍛える「ワイドスクワット」

肩幅の1.5倍程度に足を開き、つま先は45度外側に向け、ハの字に開く。
肩幅の1.5倍程度に足を開き、つま先は45度外側に向け、ハの字に開く。
膝と同じ高さまでお尻を下げる。
膝と同じ高さまでお尻を下げる。

1.肩幅の1.5倍程度に足を開き、つま先は45度外側に向け、ハの字に開きます。
2.胸の前で手を組んで、背筋を伸ばし、お腹に力を入れて、股関節からお尻を後ろに引いて下ろします。
3.膝と同じ高さまでお尻を下げたら、かかとで床を押すようにして立ち上がります。この際、股関節の前側は伸ばしきるように。
4.2〜3を12〜15回繰り返します。同様に2〜3セット行います。

「ヒップヒンジとともに、週2〜3回行ってください。簡単にできるようになったら、ダンベルやペットボトルを持つなどして、負荷を高めていくとより効果的です。ワイドスクワットは、体幹の強化にもいい全身運動でもあるので、女性におすすめのエクササイズです」(佐々木さん)

佐々木ルミさん
モデル&ボディメイクトレーナー
(ささき るみ)全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルトレーナー、日本ウォーキングスペシャリスト協会認定ウォーキングスペシャリスト(R)。高校時代にバレーボールで国体優勝を果たすなど、アスリートとして実績を残したあと、ファッションモデルに転身。海外や国内でショーや雑誌・CMなどのモデルとして幅広く活躍する一方、ボディメイクトレーナーとしての活動を開始。エクササイズでマインドもハッピーに変わった自身の経験をベースに、適度な運動で健康的な毎日を送るウェルネスエイジングを提唱している。著書に『キレイをかなえるデトックスウォーター』(宝島社)、『イルミネートボディ・ダイエット』(サンマーク出版)がある。

引き締まったほっそり美脚へ! 下半身を鍛える「脚痩せエクササイズ」【動画で学ぶコロナ太り対策法】

【2】内転筋を鍛える簡単「スクワット」で痩せ体質に

自宅でできて効果的に代謝を上げることができるトレーニングの代表がスクワットです。太ももの筋肉を活性化することで体全体の代謝がアップして効率よく痩せ体質になるし、美脚効果も高いのでおすすめですが、正しくやらないと腰を痛める危険も。

そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのが、足を大きく開いて行うワイドスクワット。見よう見まねで行っても腰を痛めることないですし、手軽にできるので、筋力が弱くトレーニングが苦手な人にもおすすめですよ。

限界まで足を大きく開いて「上体を下げて、戻す」を繰り返す

もうこれ以上開かない、というくらいまで足を左右に大きく開きます。膝とつま先の方向はそろえて外側にむけて、内股にならないようにしましょう。この状態で「上体を下げて、戻す」を繰り返します。これ以上できない、という限界までやったら休憩する、これを3セットと行いましょう。

限界まで足を大きく開いて「上体を下げて、戻す」を繰り返す
このとき大きく上下に動かす必要はなく、小さな動きでOK。

横から見るとこのような体勢。太ももが床と平行になるくらい、上体を下げますが、背中が丸まらないように、上半身は起こして腰は反らせましょう。お尻を突き出すようにしながら、肋骨は中にしまいこむイメージです。

横から見るとこのような体勢。
内転筋が鍛えられてO脚の改善にも効果的。このとき息は止めずに、深呼吸しながら行いましょう。

【まとめ|簡単スクワットで痩せ体質に!内転筋を鍛えて美脚&スタイルアップする4か条】
1.気温の低下、運動不足で代謝ダウンの解消はスクワットが効く。
2.腰を痛めずに簡単にできる、脚を大きく開くワイドスクワットがおすすめ。
3.代謝がアップするし、内転筋が鍛えられ美脚効果あり。
4.背中が丸まらないように、上半身は起こして腰を反らせる姿勢で行うのがコツ。

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:長尾優子さん
(45歳・サービス業)
「脚を開いているだけでも、内転筋に効いて感じがしますね。ちょっときついですが、このワイドスクワットをやった後は、足がぴったりと床について、安定して立つことができて楽になる気がします。継続すれば代謝アップ、脚の歪み解消に効果があるそうなので、頑張って続けたいと思います」

簡単スクワットで痩せ体質に!内転筋を鍛えて美脚&スタイルアップが実現

「筋肉のコリ」をほぐすメソッド


【1】肩コリ解消&肩まわりすっきり!「美ショルダーを作るエクササイズ」

肩コリを解消し、肩まわりをすっきりとさせる方法をモデルでボディメイクトレーナーの佐々木ルミさんに教えていただきました。

肩がムキっと盛り上がっていると、首が短くごつく見え、女性らしさも半減。しかも、老け見えする要因にも…。

「肩がこんもりと盛り上がってしまうのは、猫背や巻き肩など姿勢の崩れや、肩甲骨周りが固まって起こる肩コリ。また、運動不足による消費カロリーの低下や代謝の衰えなど、余計な脂肪が肩の上についてしまうことも原因です。年齢とともに筋肉は硬くなりやすいのですが、肩甲骨まわりを動かさないでいると、どんどん肩の筋肉はコリ固まってしまいます。コリがあると血流やリンパの流れが滞り、老廃物が排出されにくくなるので、脂肪もつきやすくなります。

そこで、はじめに肩のコリをほぐす2つのストレッチ『スキャプラストレッチ』と『ショルダーサークル』で肩甲骨と肩周りの動きを良くしてから、次に、肩周りの筋肉を鍛えるエクササイズ『シュラッグ』を取り入れて、肩の盛り上がりを取り除いていきましょう」(佐々木さん)

\「美ショルダーを作るエクササイズ」を動画でチェック!/

<Step1> 肩甲骨周りの動きをよくする「スキャプラストレッチ」

右の手のひらを上に向け、右腕を左側へ遠くに伸ばして、手の甲、肩、頭をマットにつけます。左肘を曲げて、手の甲を腰につけて胸の部分をひねるようにストレッチしましょう。
右の手のひらを上に向け、右腕を左側へ遠くに伸ばして、手の甲、肩、頭をマットにつけます。左肘を曲げて、手の甲を腰につけて胸の部分をひねるようにストレッチしましょう。

1.両手は肩の真下、膝の間にこぶし一つ分のスペースを開け、つま先を立てて四つん這いの姿勢になります。
2.右の手のひらを上に向けて、左手の手首の内側から、右腕を左側へ遠くに指先を伸ばして、手の甲、肩、頭をマットにつけます。
3.左手を天井に伸ばしたら、手のひらを後ろ側に向け、肘を曲げて、手の甲を腰につけます。
4.左の肩を後ろへ、肩甲骨を背骨へと寄せるように胸を開き、その状態で30秒〜1分間キープ。左の手を顔の前のマットに置いて、四つん這いの状態に戻ります。
5.反対側も同様に、30秒〜1分間ストレッチしましょう。

「すっきりとしたショルダーラインをキープするためにも、肩や背中に疲れを感じた時は、回数を気にせず、いつでもこまめにストレッチを行ってみてください。肩コリの予防にも役立ちます」(佐々木さん)

<Step2> 肩のコリをほぐす「ショルダーサークル」

あぐらをかいて座り、両手の指先を肩に置きます。
あぐらをかいて座り、両手の指先を肩に置きます。
息を吸って、吐きながら、肘を前後に大きく回します。
息を吸って、吐きながら、肘を前後に大きく回します。

1.お腹に力を入れ、骨盤をしっかりと立てて、あぐらをかいて床に座ります。椅子に座ってもOK。
2.両手の指先を肩に置いて、息を吸って、吐きながら、肘を前後に大きく回します。
3.前回しを10回。後ろ回しを10回。同様に2〜3セット行います。

「肩を回す時は、鎖骨と肩甲骨から腕が動いていることを意識しながら行いましょう。ストレッチで肩の盛り上がりを解消すると、首が長く見えるようになるので、小顔効果も期待できますよ」(佐々木さん)

<Step3> 肩の上の筋肉を鍛えるトレーニング「シュラッグ」

両手にペットボトルもしくはダンベルを持ち、脚を腰幅に開き、まっすぐに立ちます。
両手にペットボトルもしくはダンベルを持ち、脚を腰幅に開き、まっすぐに立ちます。
息を吐きながら、肩を上にあげて、ストンと落とします。
息を吐きながら、肩を上にあげて、ストンと落とします。

1.両手にダンベル、もしくはペットボトルを持ち、膝は少しだけ緩めた状態で、まっすぐに立ちます。椅子に座ってもOK。ただし、椅子に座る場合は、両腕が横に伸ばせるよう、肘掛けのない椅子に座って下さい。
2.脚を腰幅に開き、骨盤を立て、肩はラクに下ろした状態で、後ろに少し引くようにして肩甲骨を寄せます。
3.息を吐きながら、肩を上にあげて耳に近づけたら、ストンと落とします。
4.肩の上げ下げを15回繰り返します。同様に2〜3セット行います。

「1.5~2キロのダンベルを用意します。ダンベルがない場合は、500mLのペットボトルでOK。肩が前に出ないよう、肩甲骨を寄せ気味にして行うのがポイントです」(佐々木さん)

佐々木ルミさん
モデル&ボディメイクトレーナー
(ささき るみ)全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルトレーナー、日本ウォーキングスペシャリスト協会認定ウォーキングスペシャリスト(R)。高校時代にバレーボールで国体優勝を果たすなど、アスリートとして実績を残したあと、ファッションモデルに転身。海外や国内でショーや雑誌・CMなどのモデルとして幅広く活躍する一方、ボディメイクトレーナーとしての活動を開始。エクササイズでマインドもハッピーに変わった自身の経験をベースに、適度な運動で健康的な毎日を送るウェルネスエイジングを提唱している。著書に『キレイをかなえるデトックスウォーター』(宝島社)、『イルミネートボディ・ダイエット』(サンマーク出版)がある。

老け見えする「肩の盛り上がり」を解消! 美しいショルダーラインに導く家トレ【動画で学ぶ大人のボディメイク】

【2】 腰痛解消&くびれたウエストに!「腰方形筋」をほぐすマッサージ

「腰方形筋」とは、骨盤と背骨(腰椎)をつなぎ、体を倒すときに使う筋肉。筋肉がカチカチに固まったままでは、周辺の代謝が衰え、脂肪やセルライトがつきやすく、血液やリンパの滞りが起こります。腰がだるい、つらいと感じているならば、筋肉が緊張して硬く凝っている証拠。ウエストに脂肪が溜まりやすくなってしまいます。そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんから、「腰方形筋」をほぐすメソッドを教わりました。

<Step1> 「腰方形筋」の位置を確認

丸で示したところが腰方形筋の位置。次のステップで両手で腰のくびれをつかむようにし、親指が当たるところから、親指を約1〜2㎝ずつ下へずらしながら、計6カ所をほぐしていきます。

ウエストを両手でつかむようにして、腰方形筋を親指でブッシュしている。
左だけが硬い、右だけが硬いという場合は、骨盤の傾きにも影響が。まずは触ってみて痛みや固さの違いがあるかどうかもチェックしてみましょう。

<Step2> 「腰方形筋」に圧をかけながら、上半身を左右に大きく傾ける

Step1の○で示したところを上からほぐしていきます。両手でウエストのくびれをつかむようにし、親指が当たるところに圧をかけたまま、上半身を左右に傾けましょう。この動きすることで、余計な力を使わずに深いところに圧をかけることができるのです。これを10往復×左右セットで3カ所行って。

ウエストを両手でつかみながら、上半身を左右に倒している様子
上半身を左右に倒すことで、腰方形筋が伸びたり縮んだりと動き、ほぐれていく感覚がわかるはず。硬かったり、痛かったりする箇所は筋肉が硬化しているので、多めに行いましょう。

 【まとめ|腰痛解消&くびれたウエストに!「腰方形筋」ほぐしメソッド4か条】
1.腰がつらいと感じているならば、「腰方形筋」をほぐすのが有効な解決策。
2.「腰方形筋」が硬化していると、ウエスト周りの代謝が悪くなり、体型崩壊にも!
3.ウエストを両手でつかみ「腰方形筋」を親指で押さえ、上半身を左右に倒すと深く圧がかかりほぐせる。
4.腰痛グセを解消すれば、ウエストにくびれが生まれスタイルアップにつながる。

 
村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらきひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」美容メソッドを確立。現在は「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP社)など多数あり。
体験者:吉川歩さん
読者モデル(40歳・フリーエディター)
「腰痛が原因で、ウエストが太くなるなんて驚きです。でもこのメソッドはとっても簡単なので、仕事や家事の合間でもできるのがいいですね。3分やるだけでもあんなにだるかった腰がすっきり軽くなるのがうれしい。これなら毎日できますね」

腰痛を解消してくびれたウエストも手に入る、簡単なマッサージ方法とは?

「成長ホルモン」を促すメソッド


【1】1日5分で垂れ気味バストが蘇る!ヨガのポーズ3選

美しいバストラインは女性らしさの象徴。しかし、残念ながらバストのハリは、加齢とともに徐々に失われがちです。とはいえ、きちんとケアしてあげることで、バストの型崩れを防ぐことにつながります。そこでご紹介するのは、バストアップも期待できるヨガのポーズ3つ。数千万種類以上あるとされるヨガポーズのうち加齢による、あるあるのお悩みに効く初心者向けのものを、ヨガインストラクターの千吉良優希さんに学びます。

ヨガは筋肉や内臓に働きかけて、身体を美しく整えてくれます。さらに、若返りをもたらす成長ホルモンの分泌も促進してくれる嬉しいトレーニング方法です。

① 胸の筋肉を伸ばすポーズ<カポタ・アーサナ>

まず、骨盤を正面に向けて左足を膝から内側に曲げ、右足は真っすぐ後ろに伸ばします。次に、右足のつま先を上方向に持ち上げ、右肘で足の甲を抱えて固定。右と左の手の平を掴んでキープします。

目線はやや上向きのまま、背筋を伸ばして骨盤から頭部まで一直線になるようにしましょう。右太ももの内側が気持ちよく伸びるのを感じながらゆっくり呼吸します。左肩と右肩が平行になるように意識してください。

胸の筋肉を伸ばすポーズ<カポタ・アーサナ>
胸の筋肉を伸ばすポーズ<カポタ・アーサナ>

もし余裕があれば、難易度を少し上げてみましょう。右足の甲を右ひじに抱えたまま、後方に曲げた左手で右の指先をキャッチ。肩から胸にかけての筋肉をより一層伸ばすことができます。

「鳩のポーズ」
「鳩のポーズ」

日本語で「鳩のポーズ」と呼ばれるこちらのポーズは、バスト周りの筋肉をしっかりと伸ばすことができます。筋肉をケアすることで、バストが下に垂れてくるのを防いでくれるのです。また、猫背になるとバストが圧迫されてしまいますが、このポーズは猫背解消にも効果が期待できるので、美バストに導く要素が詰まっていると言えるでしょう。

② バストの血流を促進するポーズ<ブジャンガ・アーサナ>

まず、うつ伏せになり、両手は胸の横に置いて、足は肩幅に開きます。息を吐きながら床を両手押しながら、上半身を起こしていきます。頭は少し後ろに引っ張られるようなイメージで首を伸ばしながら、胸と肩は外側に開きましょう。

お腹からデコルテにかけて、さらに腰からつま先にかけて、それぞれがしっかりと伸びていることを意識してください。呼吸をゆっくり続けながらキープします。手の平や腕の力だけで上半身を支えるのではなく、背中の筋肉を使ってポーズをとることが大切です。

バストの血流を促進するポーズ<ブジャンガ・アーサナ>
バストの血流を促進するポーズ<ブジャンガ・アーサナ>

日本語名では、「コブラのポーズ」。胸を大きく開くことで、バストを支える筋肉を鍛えることができます。また、バストの血行が促進されるので、バストアップに欠かせない女性ホルモンも、きちんと行き届くようになります。

③ 背筋を鍛えてバストアップを叶えるポーズ<マツヤ・アーサナ>

まず、仰向けになります。続いて、両足のくるぶしから親指の内側にかけてぴったり合わせ、つま先に力を入れて伸ばした状態にしましょう。次に、両手をお尻の下に入れ、手の平は下向きにして親指同士が触れ合う程度まで近づけます。

頭頂部を床につけ、両肘で床を押し付けるようにして、胸を天井の方向に突き出します。肩甲骨を軽く寄せて、胸を大きく開くことを意識しましょう。気持ちよく上体を反らし、胸からデコルテラインにかけて、ゆっくりとストレッチします。

背筋を鍛えてバストアップを叶えるポーズ<マツヤ・アーサナ>
背筋を鍛えてバストアップを叶えるポーズ<マツヤ・アーサナ>

日本語で「魚のポーズ」と呼ばれるこちらのポーズは、姿勢を反らせることで、鎖骨から肋骨あたりにある大きな筋肉「大胸筋」を鍛えることができます。また、背筋を刺激することにより、筋力アップにもつながるため悪姿勢を矯正。胸と背中周りの筋肉を鍛えることで、バストの垂れを防ぐ効果が期待できます。

PROFILE
千吉良 優希(ちぎら ゆうき)さん
Earthing Girl代表 Beach in the room インストラクター。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガインストラクター。ダンサーとして活躍しながら、本格的にヨガを学ぶべく、タイの寺院Suan Mokkhの山奥で瞑想修行、インドのヨガの聖地リシケシでヨガ修行、バリのウブドで全米ヨガアライアンスRYT200を取得し、スリランカでアーユルヴェーダを学ぶ。日本初 「ビーチにいる感覚で楽しめる砂浜室内ヨガ」考案者。女性のためのプライベートスタジオ『Beach in the room』を経営している。

(成長ホルモン)1日5分で老けない体をつくる!垂れ気味バストがみるみる蘇る「簡単ポーズ」3選

「老廃物」を除去するメソッド


【1】寝ながらできる!脂肪や老廃物の代謝を促進する「お腹つかみマッサージ」

エイジングデザイナーの村木宏衣さんに教えていただくのは、お腹の脂肪やセルライトを効率良く解消するメソッド。

一般的には、手で脂肪をぐいぐいもみほぐすのが王道の手法ですが、この場合、手が疲れるから面倒と感じて、なかなか継続しづらいのが難点。

この村木さんのメソッドは、寝ながらできて簡単。気になるところを手で掴む、そして足を揺らす。これだけで溜まった脂肪や老廃物の代謝を促進してお腹周りがかなりスッキリします。さらに腸の働きを活性化する効果もあるので、ぜひ習慣化したほうがよさそうですよ!

<Step1> 脂肪が気になるところをつかみ、脚を揺らす

仰向けになり、脚を閉じて膝を立てる。そして両手で脂肪が気になるところをつかむ。このとき奥の筋肉を捉えるように深いところをつかむのがコツで、息を吐きながら膝を左右に小刻みに揺らす。これを10往復。

奥の筋肉を捉えるように思い切ってガシッとつかむのがコツ。凝り固まっている筋肉がほぐせて歪み解消に。
奥の筋肉を捉えるように思い切ってガシッとつかみましょう。凝り固まっている筋肉がほぐせて歪み解消にも。

<Step2> おへそ周りを中心に時計回りに7か所行う

丸で示したところをつかんで、脚を左右に揺らしましょう。おへそ周りはリンパが集中しているので、ここに刺激を与えると血行が良くなり、代謝がアップする効果あり。

丸で示したところ以外にも、気になるところがあれば併せてケアをしましょう。
丸で示したところ以外にも、気になるところがあれば併せてケアをしましょう。

<Step3> 動いた老廃物を鼠径部(そけいぶ)のリンパ節に流す

老廃物を巻き込んで厚くなった皮下脂肪がほぐれるので、老廃物が動いて流れやすい状態に。そこで腹部に手のひらを当てて、動いた老廃物を鼠径部のリンパ節に向かって流しましょう。

力を入れる必要はなく、さする程度でOK。このとき息を止めずにゆっくりと深呼吸をしながら行いましょう。
力を入れる必要はなく、さする程度でOK。このとき息を止めずにゆっくりと深呼吸をしながら行いましょう。

【まとめ|お正月太りを解消する、お腹つかみマッサージ4か条】
1.三が日は運動不足なうえに、食べる量が多くなる…これが正月太りの原因。
2.皮下脂肪が定着してしまう前に、脂肪や老廃物を排出するマッサージがおすすめ。
3.指でお腹の脂肪をつかんだまま脚を左右に揺らす方法なら、効率良くもみほぐせる。
4.深いところの筋肉をとらえるようにガシッとつかむのが秘訣。これでお腹周りがすっきり!

 
村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらきひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。2019年12月には、自身が50年の人生を通して確立した「美」や「健康」に対する考え方・習慣をまとめた待望の新刊、『おとなの美人習慣』(KKベストセラーズ)が発売中。Instagram
体験者:長尾優子さん
(44歳・サービス業)
(「お腹をつかんで足を揺らすだけなのに、すごく効いている感じがします。脂肪がつぶれて小さくなっていくようなイメージでやるといいかも。脂肪&セルライトケアだけでなく、腸の動きがよくなるというのもうれしいですね!」

寝ながら簡単にできる!お正月太りを解消する、お腹つかみマッサージとは?

この記事の執筆者
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