世界フィギュアスケート選手権大会が2019年3月20(水)より、さいたまスーパーアリーナを舞台にスタートします。

女子シングルは、トリプルアクセルを武器に躍進を見せる16歳の紀平梨花(きひらりか)選手が、優勝候補の筆頭に。また、宮原知子(みやはらさとこ)選手や坂本花織(さかもとかおり)選手をはじめ、ロシアの強力ライバル、アリーナ・ザギトワやエフゲニア・メドベージェワの演技にも期待が高まります。

2019年「世界フィギュアスケート選手権大会」の見どころは?

今シーズンの国際大会で負け知らずなのは、シニアデビューしたばかりの紀平梨花選手。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルや今年2月の四大陸選手権といったメジャーな大会で優勝を飾り、その名を世界に知らしめたニューヒロインです。もしかしたら今回、初出場にして初優勝も叶えてしまうかも!?

そして「ミス・パーフェクト」の異名を持つ宮原知子選手や、新・全日本女王となった坂本花織選手も、ともに表彰台の高みを狙う注目の大会に。

さらにロシアからは五輪チャンピオンのアリーナ・ザギトワ選手、欧州選手権を制した新星・ソフィア・サモドゥロワ選手、そして補欠から急遽繰り上げ出場が決まったエフゲニア・メドベージェワ選手が参加し、日露によるトップ争いは避けられなさそう。

そんな世界フィギュアスケート選手権が、5年ぶりに日本@さいたまスーパーアリーナで開催されます。「Precious.jp」では熱戦を前に、日本やロシア、そして韓国や北米からの人気スケーターなど、今大会で注目したい美しき9選手をピックアップ! 各選手の個性や試合の見どころをまとめましたので、ぜひご一読ください。

まずは、日本代表の紀平選手、宮原選手、坂本選手の3選手からチェック!

◾️得意のトリプルアクセルで初Vを狙う「紀平梨花」選手

演技する紀平梨花選手
紀平梨花選手 写真:Pro Shots/アフロ

今シーズン、世界制覇という鮮烈デビューを果たした紀平選手は、ISU公式大会で史上初となる大技・3回転アクセルー3回転トウループの連続ジャンプを成功させたスケーター。GPファイナルでは、なんと平昌五輪金メダリストのザギトワ選手を破って優勝! 同門の宮原選手とは、濱田美栄コーチのチームで切磋琢磨する仲。

ショートプログラムの『月の光』では、冒頭に予定されたトリプルアクセルが決まるかに注目が集まります。フリースケーティングで着用する、濃紺のグラデーションにきらびやかな稲妻の装飾が走るコスチュームにも、彼女らしい個性が。

◾️身長152cmでも堂々の貫禄! 実力派「宮原知子」選手

演技する宮原知子選手
宮原知子選手 写真:長田洋平/アフロスポーツ

全日本4連覇の実績を持つ宮原選手は、日本のエース的存在。左右両回転のスピンをこなせる珍しい選手であり、高い評価を得られるレイバックスピンもプログラムの得点源となりそう。今シーズンはスケートアメリカなどで優勝。

ショートプログラムの『小雀に捧げる曲』では伝説的シャンソン歌手、エディット・ピアフを情熱的に演じており、小柄なピアフの生涯を自身と重ね合わせた、ドラマチックな演技を披露。一段とパワーアップした表現力は、シャイな素顔からは想像もできないほど。将来の夢はスポーツ医という一面も。

◾️ガッツポーズ再び!? パワフルな新女王「坂本花織」選手

演技する坂本花織選手
坂本花織選手 写真:千葉格/アフロ

昨年12月、全日本選手権を大逆転で制したのは18歳の坂本選手。そのダイナミックなジャンプと、滑りきった後に見せた大きなガッツポーズが話題に。

フリースケーティングの『ピアノ・レッスン』は昨シーズンの『アメリ』に引き続き、気鋭の振付師ブノワ・リショー氏が担当。力強く生き抜くことをテーマに、彼女の新たな魅力を引き出しています。また、ショートプログラムとフリースケーティングで、髪型を大きく変えるのも見どころのひとつ。

インタビューでは、切れ味のいい関西弁が飛び出すのも彼女ならでは。愛称は「かおちゃん」。

続いて、ロシア3強のザギトワ選手やメドベージェワ選手など海外勢6選手

◾️五輪女王の意地を見せたい、アリーナ・ザギトワ選手

演技するアリーナ・ザギトワ選手
アリーナ・ザギトワ選手 写真:Julia Komarova/アフロ

今もっとも厳しい代表争いを繰り広げているロシアから代表の一人に選ばれたのは、平昌五輪の金メダリストであるザギトワ選手。長い手足と堂々としたスケーティングで日本でも人気の存在です。五輪後は不調もありましたが、高精度のジャンプと艶やかな演技は健在。

今シーズンはショートプログラム『オペラ座の怪人』とフリースケーティング『カルメン組曲』をドラマティックに演じます。GPファイナルでは紀平選手とのシニア初対決となりましたが、ウォームアップ中に足を傷め、2位という結果に。今回はそのリベンジとなるでしょうか? 愛犬マサル(秋田県から贈られた秋田犬)も、きっと見守っているはず。

◾️新天地で磨きをかける、エフゲニア・メドベージェワ選手

演技するエフゲニア・メドベージェワ選手
エフゲニア・メドベージェワ選手 写真:Julia Komarova/アフロ

昨年よりカナダへと拠点を移した「女王」メドベージェワ選手。それまでザギトワ選手と同門でしたが、現在は羽生結弦選手のコーチでもあるブライアン・オーサー氏に師事。会場を自らの世界観に引き込む、女優のような表現力を持つスケーターです。

今シーズンのフリースケーティングは、デヴィッド・ウィルソン振り付けの『リベルタンゴ』。後半のステップシークエンスは見応えたっぷりで、会場からは手拍子が巻き起こるほど。愛称は「ジェーニャ」。『美少女戦士セーラームーン』になりきったエキシビションナンバーは有名。

◾️欧州を制した美貌の新星! ソフィア・サモドゥロワ選手

演技するソフィア・サモドゥロワ選手
ソフィア・サモドゥロワ選手 写真:AP/アフロ

ロシアの代表争いを勝ち取った3人目は、なんと16歳の新星・サモドゥロワ選手。シニア1年目のシーズンにもかかわらず、欧州選手権で逆転優勝を果たした実力者。あのエフゲニー・プルシェンコ氏を育てたロシアのアレクセイ・ミーシンコーチに師事しており、すでにトップスケーターたちを脅かす存在に。

今シーズンのショートプログラムは映画『ミッション:インポッシブル2』から。今回も、安定したジャンプとエネルギッシュな演技で会場を沸かせてくれそう。片手を上げて跳ぶ、タノジャンプを次々と決めていく様は圧巻です...!

◾️韓国スケート界の期待のホープ、イム・ウンス選手

演技するイム・ウンス選手
イム・ウンス選手 写真:田村翔/アフロスポーツ

そして人気急上昇中のスケーターといえば韓国の16歳、ウンス選手。スピード感のあるジャンプで今シーズンのアジアンオープンを制し、「第二のキム・ヨナ」とも言われている注目のスケーター。小顔でスタイルもよく、母国での愛称は『ポケットモンスター』の「ゼニガメ(韓国語でコブギ)」だというのもキュート!

今シーズンのフリースケーティング『シカゴ』は、元女子シングルの鈴木明子さんが振り付けを担当していることでも話題に。白を基調としたショートプログラムのコスチュームから一転、ブラックドレスで妖艶なショーガールを演じます。

◾️ついに氷上に戻ってきた、ガブリエル・デールマン選手

演技するガブリエル・デールマン選手
ガブリエル・デールマン選手 写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

平昌五輪の団体戦で金メダルを獲得したカナダの21歳、デールマン選手にも要注目。ダイナミックな演技で知られるスケーターで、コーチはリー・バーケルとブライアン・オーサー。カナダの女子スケート界を牽引してきた実力派の一人。

昨シーズンはメンタルヘルスの治療に専念していましたが、今シーズンより復帰。カナダ選手権ではローリ・ニコル振り付けによるショートプログラムの『カルメン』で力強い演技を披露し、5位に。その勇気ある第一歩に世界中から賞賛が寄せられています。魅力を引き立てる華やかなメイクにも注目を。

◾️インスタも人気のニューアイコン、マライア・ベル選手

演技するマライア・ベル選手
マライア・ベル選手 写真:AP/アフロ

アメリカからは、可憐で美しいスケーティングを見せる22歳のベルが登場。今シーズンは全米選手権とゴールデンスピンで3位に。コーチは本田真凛選手と同じ、ラファエル・アルトゥニアン氏。

映画やミュージカルの曲を滑ることが多い選手ですが、今シーズンのショートプログラムはセリーヌ・ディオンの『トゥー・ラヴ・ユー・モア』。昨年引退したアダム・リッポン氏が振り付けを担当し、溌剌とした魅力を引き出しています。恋人は男子シングルのロマン・ポンサール選手で、インスタグラムでも仲睦まじいツーショットを披露するなど話題の選手です。

<2019年世界フィギュアスケート選手権の主な日程>

・3月20日(水)女子シングル(ショートブログラム)
・3月21日(木・祝)男子シングル(ショートプログラム)
・3月22日(金)女子シングル(フリースケーティング)
・3月23日(土)男子シングル(フリースケーティング)
・3月24日(日)エキシビジョン

いかがでしたでしょうか? ジャンプなど技術面はもちろん、女子選手ならではの可憐な衣装やメイク、美しい演技も上位を争うのに欠かせない要素です。3月20日(水)から開幕する世界フィギュアスケート選手権、まずは女子シングルに出場するこちらの9選手を中心にチェックしてみてください。

今後、男子シングルの見どころなど世界フィギュアスケート選手権の情報を随時、お届けしてまいりますので、お楽しみに!

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
EDIT&WRITING :
Fuyuko Tsuji