「正統派」という言葉を忠実に体現した鞄といえば「グレンロイヤル」のブリーフケースである。1979年にスコットランドで創設されたブランドは、歴史は浅いものの、発売された当初からビジネスマンのスタンダードとして定着しているのだ。ブランドを代表する素材ブライドルレザーを用いた鞄は、派手な装飾やデザインで魅了するわけではなく、見た目から滲みでる職人気質でわれわれを魅了してくれる。

圧倒的な存在感を放つグレンロイヤルの鞄

重厚感あるブライドルレザーを使用したブリーフケース

【W40.5×H29×D7.5cm】鞄¥200,000(ブリティッシュメイド 銀座店〈グレンロイヤル〉)

ブライドルレザーの持つ堅牢な面構えが男っぽくありながらも色っぽいブリーフケースは、金の装飾を施した前鍵タイプでクラシカルな装い。ブライドルレザーは耐久性に優れ、経年変化による革の質感を楽しむことができるため、自身だけでなく、子ども、孫といった次の世代に継ぐことのできる一生モノの鞄となる。

潔いシンプルな内装こそ、エレガンスの証

あれこれ詰め込むのではなく、必要最低限の荷物を収納するのがスマートなビジネスマンだ。

およそ7.5cmのマチは決して大容量の収納とはいえないが、だからこそ気品溢れる容姿を保つことができる。A4サイズであれば楽々収納可能なため、書類やダブレットなど必要不可欠なものだけを入れるべし。

付属のショルダーストラップもブライドルレザーで統一

取り外し可能なショルダーストラップに、前錠の鍵を覆うレザーももちろん本体と同じブライドルレザーを使用。

鞄にとって重要な要素のひとつであるストラップ。ストラップの素材がコットンやナイロンになることでカジュアル感を生み出してしまうが、そこは流石。同素材のブライドルレザーで重厚感はそのままに鞄の味を変えることなく使用することができる。

以上、グレンロイヤルのブリーフケースを紹介した。現代の鞄と比べれば多機能ではなく簡素かもしれないが、だからこその美しさがそこにある。使い込むことで表情が変わっていくその姿は、まるで我が子のような存在となる。

※価格はすべて税抜きです。

問い合わせ先

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
河又雅俊