タヒチのボラボラ島はセレブ御用達、プレステージ感ある旅先として確固たるステイタスを確立しています。そんなボラボラ島について思い返してみると、2006年のセントレジス、2008年のフォーシーズンズ以来、NEWリゾートが現れていませんでした。そこに2017年4月、風穴を開けたのがコンラッド ボラボラヌイです。

ボラボラ島の南西の小島「モツ・トゥープア」
ボラボラ島の南西の小島“モツ・トゥープア”に展開。背後に小高いヒルサイド、目の前は水平線がのびるロケーション

ボラボラ島の南西沖に浮かぶモツ・トゥープア("モツ"とは“小島”の意味)に展開するコンラッド ボラボラヌイ。かつてヒルトン ボラボラヌイとして人気を博した島を、土台からすべてリニューアルし、コンラッドにリブランド。まったく新しいリゾートとして第2章の幕を開けました。

美しい緑に虹がかかった風景
ポリネシアの伝説に登場する神々の息づかいが感じられる風景

ポリネシアの神々が繰り広げた物語の舞台

神秘的なサンセットの風景
美しき大自然の中に取り込まれる幸福を味わって

各ヴィラに、そっと置かれた「ボラボラとモツ・トゥープアの伝説」というブックレット。ホテルのスタッフが長老たちに面会し、口承される物語をまとめた一冊です。ページをめくってみると驚いたことに、このリゾートのあるモツ・トゥープアはハワイの神話でも有名な神様のひとり、ヒロにまつわる冒険譚の舞台でもありました。

約1キロにわたる白砂ビーチ
約1キロに渡る白砂ビーチは、ボラボラ島では最長

ボラボラ島で最長の約1キロ続く白砂のロングビーチ、火山性の島である名残の茶色の巨岩、フルーツや花々で彩られたガーデン、青を塗り重ねたようなラグーン、この美しき島で、神々が過ごし、安らぎ、物語を紡いだのでしょう。ポリネシアの伝説が色鮮やかに目の前に再現されるようです。

丘の上から望む絶景ラグーン、水平線に沈むサンセットに感動

ヒルトップから望むオテマヌ山
ヒルトップにテーブルをセットして、ボラボラ島のアイコンであるオテマヌ山を眺めながら記念の食事を

コンラッド ボラボラヌイのアドバンテージのひとつに、いろいろな地形がそろっていることが挙げられるでしょう。ラグーンを一望できる丘では、ガーデンを愛でながらの散策や、オープンな造りのガゼボでのスパ・トリートメント、プライベートなディナーなど、絶景をあの手この手で楽しませてくれます。そしてヒルトップからラグーンを望むチャペルのロケーションは、フレンチポリネシアでも唯一です。さらに、リゾートは船で5分のところに無人島も所有し、ピクニックランチを楽しむこともできます。 

「ヒナ・スパ」のガゼボ
ヒルトップに位置する「ヒナ・スパ」のガゼボ。ラグーンと太平洋から渡ってきた風を感じてトリートメント
リゾートにふさわしいチャペル
丘の上のチャペルは、ボラボラ島で唯一高台からラグーンを見渡すロケーション

南洋らしい伝統的なポリネシアスタイルの広々としたヴィラ

ラグジュアリーな水上バンガロー
ロイヤルプール水上ヴィラのベッドはラグーンに面して配置されています

114室のヴィラとスイートはヤシの葉で屋根を葺いた伝統的なポリネシア様式で、広さ101平方メートル以上。床から天井までの大きな窓からは、美しいボラボラ島の眺めとひと続きにつながるようです。水上ヴィラの割合が多く、テラスにはカタマランネットという洋上ハンモックを用意。ベッドをラグーン向きに設置するなど、夢見たままの滞在ができそう。

ロイヤルプール水上ヴィラ
インフィニティプールとカタマランネットをしつらえたロイヤルプール水上ヴィラ

ハネムーナーならおすすめは、インフィニティプールをしつらえた、眺めのいい広いテラスが自慢の「ロイヤルプール水上ヴィラ」。ファミリーなら2階建ての2ベッドルーム、サウナや水平線を望むインフィニティプールなど、300平方メートルものゆったりとした間取りでくつろげる究極の「プレジデンシャル水上ヴィラ」が憧れです。

プレジデンシャル水上ヴィラ
最も広い2階建てのプレジデンシャル水上ヴィラ。プールやサウナ、ダイニングなど室内だけでも滞在が完結できそう

イタリアンに中華、島であることを忘れる食のラインナップ

カヌーブレックファスト
海から朝食を運ぶカヌーブレックファストはタヒチの名物
ラグーンのようなメインプール
浅瀬のラグーンのようなメインプール。周囲にバーやレストランが集まっています
メインダイニングの「イリアタイ フレンチ レストラン」
朝食をいただく、メインダイニングの「イリアタイ フレンチ レストラン」

白砂を敷き詰めたポリネシア料理の「タムレ ビーチ グリル」、高台からラグーンを見下ろすメインダイニングの「イリアタイ フレンチ レストラン」、バンヤンツリーの大樹の麓に建つ「バンヤン チャイニーズ レストラン」、ガラスのフロアから水中を覗ける桟橋の「ウパウパ ラウンジバー」など、レストランはバリエーションも雰囲気も多彩です。

リゾートでのサイクリング
客室には自転車も用意。ペダルをこいで、気ままにお散歩へ

フリーフォームのメインプールでくつろぎ、自転車のペダルを漕ぎながら島内の自然を楽しみ、楽園・ボラボラ島をゆっくりと満喫できるファシリティーが整っています。

海を眺めながら過ごせるリラックス空間
プールに浮かんだようなテーブル席もある「タムレビーチグリル」

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この記事の執筆者
ダイビング雑誌の編集者を経てフリーに。海外旅行専門誌でもビーチを担当。月に1~2回、海外を中心に国内外のビーチリゾートへ通うこと、かれこれ四半世紀以上になる。女性誌の旅記事、ライフスタイル誌の連載、ウェブの連載ほか、共著に『奇跡のリゾート 星のや竹富島』など。世界のビーチガイド「World Beach Guide(http://www.world-beach-guide.com ) 」主催 好きなもの:海でボーッとすること、ボディボード、ダイビング、ビーチパーティー、Jazztronik、H ZETTRIO、渋谷Room
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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