再開発が進む渋谷区桜が丘に、ベーカリー「GREEN THUMB」がオープン

街は新緑が映える季節、続々と気になるお店が増えている渋谷駅を恵比寿方面に向かうエリアにまた、新たな店舗がオープンしました。今回ご紹介するのは、「green bean to bar CHOCOLATE」などを運営する、ロイヤルアーツのベーカリー「GREEN THUMB」。2019年5月10日、渋谷区桜が丘にオープンしたばかりです。

店舗のコンセプトは「育てる。愛でる。」。それを象徴するように、店舗の前には小麦畑をつくり、育て、壁面にもイチゴなどの食べられるものを育てる、アーバンファームのようなデザインの外観になっています。

店名のGREEN THUMBも、直訳すると「植物を育てるのが上手な人」。小麦は農産物。たまねぎやにんじんが1個1個違うように、実は小麦粉も1袋ごとに違うもので、きちんとそれを見極めてつくれる人。パンをきちんと育てるのが上手な人という意味で、GREEN THUMBと名付けたそうです。

店舗の外観。正面が緑の草花でおおわれています。
店舗の前には、麦畑。

渋谷に現代の都市生活者に合わせたベーカリーを考えたとき、白羽の矢が立ったのはベーカリー「365日」やレストラン「15℃」の運営や飲食店コンサルティングを行っている、ウルトラキッチンの杉窪章匡さん。杉窪さんがプロデュースするお店を考えるとき、イメージのスタートラインとなるものを決めることから始める、といいます。

「今回は、ロゴを依頼するところから始めました。ロゴのデザインはフランス在住の書家のMaayaさんに小麦を筆にして書いてもらい、そこからお店はこんな感じだね、カメラマンはこの方だねというように決めていきました」(杉窪さん)

小麦を筆に使い、親指をイメージし8の字のような形を描いたロゴマーク。
ショップバッグを持つ杉窪さん。
店内は入って左回りに商品を選んでいく動線になっています。

ベーグルの粉っぽさを解消するべく開発した「GREEN THUMB」

杉窪さんによると「パンに関しては、365日のパンよりもちょっと先を行く、近未来のパンを今回はつくらせていただき、今までにない形や製法を使っています」というGREEN THUMBのパン。

例えば、店名と同じ名をもつ「GREEN THUMB」というこちらのパン、形は店舗のロゴをイメージしてつくられています。

「僕のパンづくりのアプローチとしては、当たり前のように食べていたけれど本当はこういうところが嫌だよねという点などをきちんと見つけて、再構築していきます。

ベーグルというと、粉っぽいものが多い。その製法を見ていくと、水が少ない配合で、なおかつ中途半端に発酵させて茹でているので、どうしても中まで火が入りづらくて生焼けのような食感が出てしまう。

僕はどうしてもそれが嫌なので、まず水を増やして茹でることもせずに、でもその食感は出してという感じにしています」(杉窪さん)

「GREEN THUMB」は、左から/オニオン¥270・シード¥250・セサミ¥240の3種類。

店頭では、そのパンを使ったサンドイッチをオーダー可能。フィリングは7種類あるなかから、毎日3~4種類を用意。なくなり次第終了です。

「Half&Half」¥900・Half¥550
フィリングの例。何が当日店頭に並んでいるかは、毎日のお楽しみに。

お手ごろ価格のパン60種類程度が、常時店頭にラインナップ!

パンはベーシックなものから、おかず系、スイーツ系まで常時60種類前後並んでいます。パンも¥200~¥300のものが多く、やや小ぶりなサイズなので、いろいろ食べ比べやすいのもうれしいですね。

全粒粉のパンを使った「シナモンバナナピーナッツ」¥300
リッチな味わいなのに卵は不使用「ブリオッシング」¥200
とろける2種類のチーズにベシャメルソースをのせて焼き上げた「チーズチーズ」¥250
もちっとしたパンでハムとカマンベールを挟んだ「ハムチーズ」¥420
季節のフルーツを使ったジャムと、たっぷりバターの組み合わせがたまらない「ジャムバター」¥280
パンに使っている自家製のジャムも販売。
店舗の奥にある棚に食パンが並んでいます。
左上から時計回りに/食パンのホワイト、グリーン、イエロー、ブラウン。

食パンは4種類あり、味わいも見た目もまったく違う個性派ぞろい。また、店内にはギャラリーも併設。オープン時は書家さんと写真家の作品を展示し、今後は陶磁器の作品の展示を予定しています。

※掲載した商品はすべて税抜です。

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2019.6.17 更新
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WRITING :
北本祐子