夏に向かっては、見た目が淡白になりがちだから、柄を使って、少しだけインパクトを強くしたほうが全体のバランスが整います。花柄やドット、ストライプなど、それぞれに雰囲気があるなか、自信や勢い、凜々しさを印象づけてくれるのは、やっぱりヒョウ柄。素敵に着こなすには、黒をパートナー色に迎えるのが賢い合わせ方です。
くどさやワイルド感を抑えて、大人っぽくエレガントにまとめる「ヒョウ柄×黒」のスタイリング術を、ハリウッド女優たちの普段着ルックからキャッチしていきましょう。
「ヒョウ柄×黒」で決まる春夏コーデ! アイテムごとに着こなしテクニックを解説
■1:【ブラウス編】「黒のスキニーパンツ」でスッキリ細感美人へ

ヒョウ柄は目立ちやすいので、トップスに取り入れたら、ボトムスはシックに整えるほうが、全体をまとめやすくなります。黒系のスキニーパンツは細感も引き出せるから、絶好のチョイスです。
女優のJenna Dewan(ジェナ・ディーワン)は、ヒョウ柄のブラウスで顔周りを華やかに演出。黒のスキニーパンツで、さらにトップスの印象を強めました。同系色で合わせて、できるだけ色数を増やさないのが賢いコーディネートです。
■2:【パンツ編】「黒ジャケット」できちんと感と凜々さを携えて

ボトムスにヒョウ柄をあしらえば、ヒョウ柄特有の強い印象をやわらげやすくなります。きちんと感の高いジャケットと組み合わせるのは、落ち着いたイメージを引き出しやすいスタイリングです。
女優のShay Mitchel(シェイ・ミッチェル)は、ヒョウ柄のワイドパンツをセレクト。モチーフが細かいおかげで、アニマル感が強く出すぎていません。黒のテーラードジャケットが、凜々しく端正な着映えに見せています。
■3:【タイトスカート編】「黒トップス」でコンパクトグラマーに

細身のタイトスカートは、ヒョウ柄を目立たせすぎません。ワイルド感を抑えつつ、シャープにまといたいときに重宝します。
女優のRachel Bilson(レイチェル・ビルソン)は、ヒョウ柄のタイトスカートで、グラマラスを醸し出しつつ、やりすぎ感を遠ざけることに成功しました。全体をクールにまとめるうえで貢献しているのは、黒のシンプルなトップス。裾をしっかりウエストインして、上半身をコンパクトに見せています。
■4:【マキシ丈スカート編】「黒タンクトップ」で縦長シルエットをメイク

ヒョウ柄のインパクトを強くするなら、マキシ丈スカートが役に立ちます。布の面積が広いから、アニマル感が際立ち、パワフルな出で立ちに。
女優のJennie Garth(ジェニー・ガース)は、巻きスカート風のマキシ丈スカートで堂々の装いに仕上げました。ボトムスで主張しつつ、黒タンクトップで細感を印象づけています。マキシ丈のレングスを生かして、縦長シルエットをアピールするのが上手なアレンジです。
■5:【カーディガン編】「黒レギンス」の上に巻いてメリハリ見せ

トップス、ボトムス以外でも、ヒョウ柄を取り入れる方法はあります。小物類や靴でも生かせますが、カーディガンを腰に巻く小技は、差し色的な使い方です。
女優のEmma Roberts(エマ・ロバーツ)は、ヒョウ柄カーディガンを黒レギンスの上にかぶさるように巻きました。自然と垂れ下がったカーデがお腹周りとヒップをカバー。袖周りを波打たせた白Tシャツと、肌にピッタリしたレギンスの間に、ヒョウ柄カーデがはさまって、全体に動きをもたらしています。
「ヒョウ柄×黒」のコンビネーションは、黒が引き立て役になって、全体のバランスが整う組み合わせです。黒ならではのクールさと、ヒョウ柄の主張がムードを深くするから、淡白な見え具合になりがちなサマーシーズンにも頼りになります。
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- PHOTO :
- AFLO
- WRITING :
- 宮田理江
- EDIT :
- 石原あや乃