ジュネーブ、バーゼルで開催されるスイスの二大ウォッチフェアで発表された時計を中心に、新作を紹介する企画を、例年夏号で続けてきた雑誌メンズプレシャス。

最新のモデルを「速報」という形で伝える一方で、もっとじっくりとメンズプレシャスの価値観をもって噛み砕き、紳士にもっともふさわしい究極の1本を部門別に紹介すべく始まったのが「WATCH AWARD」だ。

「メンズプレシャス WATCH AWARD」今年も開催します!

メンズプレシャスが創刊より培ってきた確かな審美眼、各界の識者による審査に加えて、今年は読者の方の意見も取り入れ選考の対象にする。令和元年を飾る究極の1本は何か?今こそ時計の真価を見極めようではないか!

そこで2018年冬号で発表した第1回ではこのような結果になったので、参考までに紹介する。

ハイコンプリケーションウォッチ部門:ブルガリ「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」

美しい音と美しいデザイン、そしてオリジナリティ。すべてを妥協なく追い求め、究極の名品が誕生した。円と曲線で構成されるオリジナリティを感じさせるケースに収められた自社製ムーブメントの厚さは、3.12mm。ブルガリのウォッチメイキング技術は、老舗をも凌駕する高みに達したといっても過言ではない。「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」●手巻き ●チタンケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/40mm (ブルガリ ジャパン)※世界限定50本限定、参考商品
美しい音と美しいデザイン、そしてオリジナリティ。すべてを妥協なく追い求め、究極の名品が誕生した。円と曲線で構成されるオリジナリティを感じさせるケースに収められた自社製ムーブメントの厚さは、3.12mm。ブルガリのウォッチメイキング技術は、老舗をも凌駕する高みに達したといっても過言ではない。「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」●手巻き ●チタンケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/40mm (ブルガリ ジャパン)※世界限定50本限定、参考商品

マニュファクチュールムーブメントウォッチ部門:A.ランゲ&ゾーネ「サクソニア・ムーンフェイズ」

潔いほどに装飾性を省き、「正確に時を伝える機械」であることに徹している。新作は、シンプルなデザインとムーンフェイズの美しさを際立たせるブラックダイヤル。ストイックなほどに真摯な時計づくりは、時計業界でも随一。20年、30年と使い続けられる端正なデザインと高いクオリティを兼ね備えた一本といえるだろう「サクソニア・ムーンフェイズ」●自動巻き ●18KWGケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/40mm (A.ランゲ&ゾーネ)※参考商品
潔いほどに装飾性を省き、「正確に時を伝える機械」であることに徹している。新作は、シンプルなデザインとムーンフェイズの美しさを際立たせるブラックダイヤル。ストイックなほどに真摯な時計づくりは、時計業界でも随一。20年、30年と使い続けられる端正なデザインと高いクオリティを兼ね備えた一本といえるだろう「サクソニア・ムーンフェイズ」●自動巻き ●18KWGケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/40mm (A.ランゲ&ゾーネ)※参考商品

ラグジュアリースポーツウォッチ部門:ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」

ベゼルに配した6つの突起は、ブランドのシンボルマークであるマルタ十字に由来。41mmのケースは、手首にのせたときの装着感は絶妙なバランスを構築する。パワーリザーブは60時間を誇り、実用性が高いのも大きな魅力だ。「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」●自動巻き ●ステンレススティールケース×ラバーストラップ(アリゲーターストラップとステンレススティールブレスレットが付属)●ケース径/41mm (ヴァシュロン・コンスタンタン)※参考商品
ベゼルに配した6つの突起は、ブランドのシンボルマークであるマルタ十字に由来。41mmのケースは、手首にのせたときの装着感は絶妙なバランスを構築する。パワーリザーブは60時間を誇り、実用性が高いのも大きな魅力だ。「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」●自動巻き ●ステンレススティールケース×ラバーストラップ(アリゲーターストラップとステンレススティールブレスレットが付属)●ケース径/41mm (ヴァシュロン・コンスタンタン)※参考商品

ペアウォッチ部門:ブライトリング「モンブリラン」&「ナビタイマー 1」

いずれも日本限定のカラーリングで、上品な雰囲気は、ビジネスシーンでも活躍する。マニッシュな『ナビタイマー1』(右)と比べると『モンブリラン』はエレガント。ユニセックスなモデルなので、パートナーと交換して使い回すのもいいだろう。モデル違いで同じ雰囲気があるのも魅力だ。左から/「モンブリラン 38 ジャパンエディション」●自動巻き ●ステンレススティールケース×ステンレススティールブレスレット ●ケース径/38mm (ブライトリング・ジャパン)・「ナビタイマー 1 シルバーグレイ」●自動巻き ●ステンレススティールケース×ステンレススティールブレスレット ●ケース径/43mm (ブライトリング・ジャパン)※参考商品
いずれも日本限定のカラーリングで、上品な雰囲気は、ビジネスシーンでも活躍する。マニッシュな『ナビタイマー1』(右)と比べると『モンブリラン』はエレガント。ユニセックスなモデルなので、パートナーと交換して使い回すのもいいだろう。モデル違いで同じ雰囲気があるのも魅力だ。左から/「モンブリラン 38 ジャパンエディション」●自動巻き ●ステンレススティールケース×ステンレススティールブレスレット ●ケース径/38mm (ブライトリング・ジャパン)・「ナビタイマー 1 シルバーグレイ」●自動巻き ●ステンレススティールケース×ステンレススティールブレスレット ●ケース径/43mm (ブライトリング・ジャパン)※参考商品

ペアウォッチ部門:ジャガー・ルクルト「レベルソ・クラシック」

まったく色褪せることがないデザイン。マニュファクチュールとしてのクオリティも折り紙つき。両面で異なる表情を楽しむことができるのが『レベルソ』の大きな魅力だ。文字盤の色が変わるだけで印象が違うものになる。ファッションやシーンに合わせて使い分けたい。上から/「レベルソ・クラシック・スモール・デュエット」●手巻き ●ピンクゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケースサイズ/縦34.2×横21mm ¥1,875,000 [下]『レベルソ・クラシック・ラージ・デュオ・スモールセコンド』●手巻き ●ステンレススティールケース×カーフストラップ ●ケースサイズ/縦47×横28.3mm (ジャガー・ルクルト)※参考商品
まったく色褪せることがないデザイン。マニュファクチュールとしてのクオリティも折り紙つき。両面で異なる表情を楽しむことができるのが『レベルソ』の大きな魅力だ。文字盤の色が変わるだけで印象が違うものになる。ファッションやシーンに合わせて使い分けたい。上から/「レベルソ・クラシック・スモール・デュエット」●手巻き ●ピンクゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケースサイズ/縦34.2×横21mm ¥1,875,000 [下]『レベルソ・クラシック・ラージ・デュオ・スモールセコンド』●手巻き ●ステンレススティールケース×カーフストラップ ●ケースサイズ/縦47×横28.3mm (ジャガー・ルクルト)※参考商品

アイコンウォッチ部門:パテック フィリップ「ゴールデン・エリプス」

1968年に誕生した伝説的モデル「ゴールデン・エリプス」がサイズアップして登場。ローズゴールドのケースにブラックの文字盤が映える。インデックスや針もローズゴールド。足し算も引き算もできない完成された美を感じさせる。「ゴールデン・エリプス」●自動巻き ●ローズゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケースサイズ/縦39.5×横34.5mm (パテックフィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)※参考商品
1968年に誕生した伝説的モデル「ゴールデン・エリプス」がサイズアップして登場。ローズゴールドのケースにブラックの文字盤が映える。インデックスや針もローズゴールド。足し算も引き算もできない完成された美を感じさせる。「ゴールデン・エリプス」●自動巻き ●ローズゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケースサイズ/縦39.5×横34.5mm (パテックフィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)※参考商品

デイリーエレガントウォッチ部門:ゼニス「ディファイ クラシック」

ブルーのミニッツリングが爽やかな印象。派手に見えるスケルトンモデルだが、つくりや中身は質実剛健。軽量かつ耐久性の高いチタンケースで、長く愛用することができる。ムーブメントのクオリティは折り紙つき。内部の動きを楽しむ機械式時計へのエントリーとしては、最適な一本といえるだろう。「ディファイ クラシック」●自動巻き ●チタンケース×ラバー&レザーストラップ ●ケース径/41mm (LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)※参考商品
ブルーのミニッツリングが爽やかな印象。派手に見えるスケルトンモデルだが、つくりや中身は質実剛健。軽量かつ耐久性の高いチタンケースで、長く愛用することができる。ムーブメントのクオリティは折り紙つき。内部の動きを楽しむ機械式時計へのエントリーとしては、最適な一本といえるだろう。「ディファイ クラシック」●自動巻き ●チタンケース×ラバー&レザーストラップ ●ケース径/41mm (LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)※参考商品

以上、7ブランドの審査員によって部門ごとに選ばれた。今年はどの時計が受賞するのか注目だ。予想がつかない結果なだけに期待に胸が膨らむこと間違いない。皆様の投票結果も反映して決める「メンズプレシャス WATCH AWARD2019」に参加してはどうだろうか。

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この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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