「エシレ バター」をご存じですか? それは、フランス中西部のエシレ村でつくられている、口当たりなめらかで芳醇な香りが特徴の発酵バター。そのフランス産発酵バター「エシレ」の世界初の専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」が東京・丸の内にあります。

エシレバターの写真
エシレバターも有塩と食塩不使用の2種類が販売されている

「エシレ・メゾン デュ ブール」には、バターはもちろん、バターを使ったマドレーヌをはじめとする焼き菓子や、クロワッサンなどのさまざまな商品が並んでいます。

特に看板商品のひとつでもあるクロワッサンは、それを求めて開店前から行列ができ、午前中には売り切れてしまうこともあるという人気ぶり。今回は、そのクロワッサンのおいしさの秘密と、最高においしく食べる方法を伺いました。

「エシレ・メゾン デュ ブール」のクロワッサンを最もおいしく味わう方法

クロワッサン・エシレ トラディシオンの写真
クロワッサン・エシレ トラディシオン

販売されているクロワッサンは3種類。まずは、一番オーソドックスな「クロワッサン・エシレ トラディシオン」¥367円(税込)。程よいバター感が楽しめる、毎日食べても飽きない味わいが特徴です。

クロワッサン・エシレ 50%ブールの写真
クロワッサン・エシレ 50%ブール

それから、エシレバターを存分に楽しみたい人におすすめなのが、「クロワッサン・エシレ 50%ブール(ドゥミ・セル)」と「クロワッサン・エシレ 50%ブール(ドゥー)」¥454(税込)。

どちらもエシレバターが原材料のなんと50%を占めており、温めるとジュワッとバターが滴るほどのバター感が特徴です。ドゥミ・セルが有塩のバター、ドゥーが食塩不使用のバターを、折り込む際に芯に入れて包み込んでいます。

3種類のクロワッサンの違いは?

店内でクロワッサンが販売されている様子の写真
クロワッサン3種

そんな3種類のクロワッサンの素材や製法のこだわりをエシレ・メゾン デュ ブールの担当者に伺いました。

「エシレバターを使用しているところがもちろん一番の特徴なのですが、『クロワッサン・トラディシオン』は、フランスのクロワッサンの黄金レシピのような、我々がベストバランスだと考えている伝統的なレシピにのっとってつくったものです。

『クロワッサン・エシレ 50%ブール』に関しては、バターのお店なので、さらにバター感を感じていただけるようにつくったクロワッサンです。わかりやすく、生地もひっくるめて半分がエシレバターでできていますよ、というもの。

バターそのものを生地に包み込んでクロワッサンにしているので、レンジで温めるとバターが滴ってくるほどのバターを感じていただけます。バター好きの方はやはりこちらが好きだとおっしゃいますね。

我々がまずおすすめしているのは『トラディシオン』なのですが、さらなるバター感を楽しみたいという方に『50%ブール』をおすすめしています。

『ドゥミ・セル』と『ドゥー』は有塩か食塩不使用かの違いなので、お好みで選んでいただければ。フランスのパンは一般的に生地に塩が含まれているので、食塩不使用でもおいしいとされていますが、比べるとやはり有塩のほうがおいしく感じる方が多いかもしれません」

レンジとトースターで温め直すして焼きたての味わいに

マドレーヌ・ア・パルタジェの写真
「マドレーヌ・ア・パルタジェ」も人気の商品

エシレ・メゾン デュ ブールでは、クロワッサンのほかにも、先ほど触れたフィナンシェやマドレ―ヌなどの焼き菓子も人気で、ギフトBOXも用意されています。

特に、マドレーヌ生地を大きなサイズの型で焼き上げた「マドレーヌ・ア・パルタジェ」¥4,320(税込)は手土産にも最適。フランス語で「分け合う」という名前がついた商品なので、例えば意外なシーンかもしれませんが「グランピングなどに、サプライズ感のあるデザートとして持っていくのもおすすめ」だそう。


エシレ・メゾン デュ ブールは20時までオープンしていますが、クロワッサンは朝一度の焼き上がり分のみなので、お求めの際はお早めに。持ち帰って食べる場合は、ぜひ今回紹介した方法でバター滴るサクフワのおいしさを楽しんでくださいね。

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この記事の執筆者
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WRITING :
こばやしあさみ