探していた黒のスキニーデニムとようやく出合えたので、
またもや白のデザインTシャツを合わせてみました。

Tシャツ_1,デニム_1,ホワイト_1,サングラス_1,時計_1,バッグ_1,靴_1
この日は靴に合わせて、リップも赤に。ただし服装がカジュアルなので、マットな質感のシャネルの赤を選んでみました。Tシャツ/UNIQLO and JW ANDERSON パンツ/ZARA サングラス・靴/プラダ 時計/シャネル バッグ/Sans Arcidet 

一見、とてもシンプルなTシャツですが、
すそにかけて斜めに広がるシルエットで、
動くたびに表情が出るところがお気に入り。

もちろんこれだけでもいいかな…と思ったのですが、
シンプルなモノトーンが少し寂しく見えたので、
靴に差し色の赤をもってくることにしました。

赤の差し色は、たとえて言うなら赤口紅のようなもの。
顔のなかで唇だけを赤くすると
それだけで印象が華やいで見えるように、
小物の小さな赤も、
着こなしをドラマティックにする力を
秘めているように思っています。

靴_2
木型が足に合う“プラダ”の靴を、赤のエナメルでオーダー。フラットが幼くならないポインテッドトウは便利なので、色違いで黒のエナメルもいっしょにつくりました。靴/プラダ

私が赤の持つ力に目覚めたのには、
赤を自分のキーカラーにしていた母の影響があります。
赤のコートとスカートのセットアップの日もあれば、
赤×黒×白というスカーフを、
黒の着こなしの首元に巻いている日もありました。​
分量が多くても少なくても、一様に存在感を発揮する
赤の効果を見せられて育ったように思います。

私はさすがに全身赤はなかなかしませんが、
時計のストラップに始まり、ニットに、パンツにと
赤アイテムは比較的多く持っているほうだと思います。
なかでも最近活躍しているのが、
メイド・トゥ・オーダーでつくった
エナメルの赤のフラットシューズです。

赤でエナメルというと、強すぎる印象になるところを、
フラットヒールでカジュアルに仕上げてみました。
デニムの足元はもちろんのこと、
全身黒のややフォーマルな着こなしにも合って、
コーディネートが物足りなく感じる日の靴として
目下、とても活躍してくれています。

(撮影/エディターH&J 文/エディターJ)

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