かわいさがほしい大人の女性のために、ナチュラルなかわいさをプラスするメイク方法をまとめました。選ぶアイテムやメイクのポイント、方法を参考に、ぜひ「大人かわいい」を目指してみてください。
大人の「かわいい」を作るメイク方法
■くずれ知らずのベースメイク
使用アイテム

くすまない肌に導くベースメイクプロセス
1.頰の上に下地を丸くのせる


ローズカラーの下地(シャネル)をパール1粒分手に取り、両頬の上に丸くのせ、両手で外側に向けて素早く伸ばします。
2.ピンクのコンシーラーを目の下にオン

くすみなどの肌の色ムラが気になる大人女性に必要なのが、ピンクとオークルの2色のコンシーラー。まずは、くすみが出やすい目の下の三角ゾーンに、ピンクのコンシーラー(エックスリュークス・左)をのせます。
3.オークルのコンシーラーで気になる部分をピンポイントでカバー


シミやソバカス、小鼻の脇の色ムラなど、ピンポイントでカバーしたい部分には、オークルのコンシーラー(エックスリュークス・右)を。その後、指でのばして肌になじませます。
午後目立つ「くすみ」問題…。暖色系下地と2色のコンシーラーで、一日中くすまない&崩れない肌に!
老けないファンデーションの塗り方
1.少なめで一度に塗るのではなく、半顔ずつ塗る
カバー効果を高めたいとつい多めにとりたくなりますが、これが厚塗り、ムラづきの失敗のもと。何度もいいますがファンデーションのテクスチャーも粉体も進化しています。のびはいいし、光反射効果に優れ、薄くてもアラはしっかりと隠せますから、少なめで十分。
パフやスポンジにとる場合は半分くらい、リキッドなら米粒大をまず片頬、額、鼻の半顔に塗る。次にもう1度同じ量をとって、片頬、口元を塗り、その残った分でまぶたを塗る。
足りなければ後から重ね足すこともできるので、まずは少量から始めて。




線で示したように、顔をふたつのエリアに分けて塗布を。シミ、くすみがカバーしきれなかったら、最後に重ねづけすればいいのではじめは少量を心がけて。
2.しっかり塗るところ、薄く塗るところ、塗らないところを知る
ファンデーションをキレイに塗る、というのは顔全体に均一の厚さで塗ることではありません。場所によって「しっかりと塗るところ」「薄く塗るところ」「塗らなくていいところ」があり、プロはそれを意識しているから、自然で美しい肌に仕上げることができるのです。
頬のいちばん高い位置はしっかりカバーして、艶感を強調。フェースライン、生え際は塗らない。それ以外の額、目周り、口周りはよく動いてヨレやすい場所なので、なるべく薄めに仕上げること。
この法則を守るとメリハリ感まで生まれ、小顔効果も得られます。

3.どのタイプのファンデーションも塗り始めが肝心。頬骨の高い位置からのばす

ベースメイクを美しく仕上げるためには、ファンデーションをどこから塗り始めるのか、が重要。なぜなら最初につけたところに多くつくので、艶が欲しいところ、くずれにくいところから始めるべき。なので、塗り始めのスタート地点は「頬骨のいちばん高い位置」が正解です。
今までのファンデーションの塗り方の常識とされてきた「内側から外側」の方向で塗ってしまうと、目の下に厚くたまりやすく、ヨレやくずれの原因になるので、これが習慣化している人は、すぐに変えましょう。
額は眉間の少し上から放射状に生え際に向かってぼかしていくと自然だし、小鼻や口周りは厚塗りにせず、指やスポンジに余ったものを薄く塗ってヨレを防止。これを気をつけるだけで、長時間、メイクくずれが起こらず若々しい印象をキープできます。



4.グイグイと力まかせに塗らないこと。指、スポンジの使い方も気をつけて
時間がない朝は、とにかくファンデーションをすばやくのばしたい。だからといって皮膚が大きく動くほど、グイグイと力まかせに塗るのは厳禁。早くのばせるわけでも、カバー力が増すわけでもないし、その刺激の積み重ねが肌にダメージを与えている可能性も!
プロにメイクをしてもらうとわかるのですが、まるで羽根が触れるような、ソフトタッチが基本。プロ並みの仕上がりを目指すなら、優しいタッチでスタンプ塗り、もしくはスポンジを滑らすのを心がけて。



5.ブラシでトントン、クルクル。このひと手間でより美しい仕上がりに
ブラシを使うと、指やスポンジよりもムラなく密着させることができるので、カバー効果を高めたいときの重ねづけに最適。特に毛穴カバーはブラシづけがベスト。下から上へと動かしやすく、クルクルと小さく円を描きながら塗布すると、下向きのたるみ毛穴にファンデーションを押し込むことができ、ふんわりと自然に隠すことができます。
さらに密着力も高まるので、メイクもちが格段にアップするのも利点。

適量が多すぎる、塗る方向が違う!ファンデーションの「老ける塗り方」を見直す5つのポイント
■表情が若返る眉メイク
1.眉毛の合流点を起点に、眉尻に向かって中心ラインを描く
![[Precious2018年8月号163ページ]](/mwimgs/4/e/-/img_4ed4c95dd8b5fdf1c0ca29ba1ff70764172172.jpg)
まずは中心ラインを描くのですが、重要なのが止め位置。眉尻が長すぎるとたるみや下り目尻を強調するので眉尻の止めは、眉頭の高さよりも少し上に。そして眉尻ラインはなだらかに下げましょう。

2.えぐれてしまった眉下は思いきり太く描くこと。底辺はまっすぐラインに
![[Precious2018年8月号163ページ]](/mwimgs/6/0/-/img_60a016c9fce7a7efc0312e865bb0440f167286.jpg)
ここはいくら太くしても不自然にならないので、えぐれた範囲を埋めるのが課題。眉頭の底辺→眉山の下→眉尻を描き足すのですが、まずは、眉頭の底辺と眉尻ラインをまっすぐに結ぶ線を描きましょう。
3.眉下を太くまっすぐ仕上げ、間延びしたまぶたを引き締める
![[Precious2018年8月号163ページ]](/mwimgs/b/4/-/img_b4a7a5c3d6d257f5317e2902123e6859172038.jpg)
Step2で描いた底辺ラインから内側をアイブロウペンシルで埋める作業を。埋めたあと、太く描きすぎたと思ったら、綿棒でベストな太さに調整すればいいので、失敗を恐れず描いてみてください。

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■抜け感のある今っぽアイメイク
使用アイテム

洗練された旬な目元に仕上げる5プロセス
1.上まぶたの際にダスティモーヴを


パール感のあるくすみモーヴのペンシルシャドウ(ローラ メルシエ・左)を上まぶたの際、二重のラインの内側にのばし、その後、指で上向きにぼかします。
2.下まぶたの目尻側にもダスティモーヴをのせて


目の下の際、目尻から1/3にもくすみモーヴをのばし、指で目頭側に向けてぼかします。
3.下まぶた目頭側にハイライトを

下まぶたの目頭側に、パールピンクのペンシルシャドウ(ローラ メルシエ・右)をハイライトとして薄くのせます。
4.上まぶたの際にアイラインを引いてリフトアップ


ディープブラウンのペンシルライナー(シャネル)で、目尻側からアイラインを。一気に引くのではなく、小刻みに少しずつ引くのがコツ。目尻は、片手でまぶたを引き上げてから少しはね上げ気味に引き、目元をリフトアップさせます。
5.アイラインを綿棒でぼかす

引いたアイラインの上を綿棒でなぞってぼかしてアイシャドウとなじませることで、よりナチュラルな仕上がりが実現。

コンサバなグラデーションアイはもうおしまい!単色アイシャドウで抜け感のある今っぽい目元に
■幸福感あふれるチークメイク
1.まずは入れる位置を確認。思いっきり笑った状態で「勾玉形」に!

チークを入れる位置は、黒目の内側の垂直線、髪の生え際から指2本手前と目の上のラインの延長線上との交点から伸びる垂直線の内側に、「勾玉形」で描きましょう。鼻と唇の間の半分のラインより下に、はみ出ないようにするのがポイントとなります。
初めて試すときは「思いっきり笑った」状態で、淡色のリップペンシルなどで薄く印をつけるとわかりやすいですよ。
2.頰の最も高い場所にブラシをおき、そのまま髪の生え際へと流していく

頬の最も高い場所にブラシを当て、力を抜きながら髪の生え際方向へ。折り返して小鼻方向、再びの折り返しは少し外側を通り生え際方向へ戻します。これを1セットに、理想の濃さになるまで、左右交互に繰り返しましょう。クリームタイプは、頬の最も高い場所に指先でおき、人さし指と中指の2本の腹でポンポンと広げて。
3.ケースの付属はNG。大きな鏡で、横顔だけでなく正面からも確認を

チークのケースについているような、小さな鏡を使っていてはダメ。左右対称に正しく描けたかどうかの確認は、必ず顔全体が写る鏡で正面から行いましょう。次に横顔で、勾玉形に収まっているか、頬の最も高い部分が濃くなっているか、そしてチークの輪郭がいまひとつ肌になじんでいない部分を、笑った状態でチェックしていきます。
4.中指の腹がポイント。スポンジも併用して輪郭をぼかしたら完成!

最後に輪郭をなじませるのは、プロのメイクアップ・アーティストも必ず実践している重要なステップ。左右の縦方向のラインは中指の腹全体を当て、外側から中心部に向かい、一気に指を滑らせていきます。上下の曲線部分は、指先の腹でポンポンと。なじみきらなかったり、濃いムラがある場合は、ファンデーションのスポンジで軽く押さえて完成です!
上品で若々しい!「大人のチーク術」をマスターする簡単4ステップ
■血色感のあるリップメイク
使用アイテム

垢抜け&引き締めをかなえるベージュリップの塗り方
1.面を使って上下唇にラフにオン

リップの平らな面を使って、上下唇にリップを塗ります。はみ出さないように、輪郭より少し内側を意識して塗ると◎。
2.リップの角を使って輪郭をとる

リップの先端の角を使い、ラフに輪郭どりを。口角と上唇の山のラインをきっちりとっておくと、口元が引き締まった印象に。

※商品の価格はすべて税抜です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部