メイク直しはほとんどしない少なすぎタイプ、家で使っているものをそのまま詰め込んだようにパンパンになっているタイプ、ふたつの残念ポーチの事例に美容賢者の野毛まゆりさんが細かくチェック。
何が間違っているのか診断し、夜までキレイを維持できる、ポーチの中身を提案します。
今回は、パンパンに詰め込みすぎたポーチの中身をチェック！
アイテムが多いと効率悪し。機能派コスメでスリム化を
朝のメイクをつねに維持したい。そのためには何が必要になるかわからないから、すべて持ち歩かないと不安…。
「皮脂量が多くくずれやすい人のメイク直しは一からやり直したいという気持ちはわかりますが、家で使うものと同じアイテムでは、外出先では使いづらいものも。リタッチするのに時間がかかりすぎてしまいます」（野毛さん）
それに、まるで旅支度のような大きくてパンパンのポーチは側から見ると野暮ったく、整理能力がない、と映るので、スリム化するのが課題。
「たとえば、リップの色を日中のオフィス、夜の会食など、シーン別に変えるのは大正解ですが、何本も持ち歩くのではなくパレットに変えるなどのミニマムにする工夫を」
さらに手早くカバーできるクッションコンパクト、くるくると直塗りできるチークなど、手早さ重視の機能派を選択することが、時短＆パーフェクトなメイク直しにつながります。
詰め込みすぎ！パンパン派のB子さんのポーチの中身は…
【ポーチの中身診断】
皮脂量が多く、メイクが剥がれ落ちるのが怖いから、リタッチも完璧に仕上げたい。なので、家で使っているものをそのままポーチに入れて携帯している。
「旅に出るんですか？といいたくなる量…。多いと手早くリタッチしにくいし、仕事の効率も悪い人と思われますよ」（野毛さん）
■愛あるダメ出し１：リップの色チェンジは大正解。でもかさばるのでパレットに変更を
B子：「日中用、会食用とリップを変えるのは大人のたしなみですよね」
野毛さん：「シーン別にリップを変えるのは大人のたしなみ。自然光ではベージュ系、白熱灯の下では深みのあるボルドー系と使い分けて」
■愛あるダメ出し２：シワが消えるので正解。使うならアプリケーター付きの直塗りタイプを
B子：「アイケアコスメをのせてから汚れを拭き取り修復します」
野毛さん：「アイラインのにじみ落ち、マスカラの黒ずみを落とすのにはアイケアコスメを使って。アプリケーター付きのチューブタイプのほうが手早く塗布できます」
■愛あるダメ出し３：乾燥したオフィスではクリームチークで艶を足しましょう
B子：「いつも使っているパウダーチークを持ち歩いています」
野毛さん：「メイク直しでは艶を足していくほうが若々しい仕上がりになります。重ねるチークはクリーム系にチェンジしましょう」
■愛あるダメ出し４：盛りすぎると厚化粧になる危険が！薄れたアイラインの修復で十分
B子：「アイシャドウを足せば陰影が強まり目がくっきりします」
野毛さん：「パウダーアイシャドウを重ねるのは色がにごるリスクあり。アイラインを目尻側だけでも、描き直すほうが目力は復活します」
■愛あるダメ出し５：毛穴カバー下地で凹みを埋めてならして。ファンデーションは薄塗りですみます
B子：「リキッドファンデーション、コンシーラー、フェースパウダーで毛穴レスの完璧肌」
野毛さん：「あれこれ塗り重ねると時間がかかるし厚塗り肌に。毛穴埋め下地を活用すればテカリが消え、くずれにくい肌になります」
詰め込みすぎでパンパンのB子さんのポーチの中身、これにチェンジ！機能派を投入しスリム化が実現！手早く毛穴レスのメリハリ顔に
■投入アイテム１：毛穴もテカリも消す下地を仕込むこと
「たるみ毛穴を隠すために厚塗りするよりも、この手のものを活用するほうが断然なめらか肌に仕上がる」（野毛さん）
■投入アイテム２：乾燥凸凹ジワをならし、艶を出すクリーム系
「アイシャドウが落ちかけてムラになったまぶたにクリームシャドウをなじませると美しい艶まぶたに激変。指塗りだからこそシワをならして密着可能」（野毛さん）
■投入アイテム３：オフしてから盛り直し。クレンジング付き綿棒
「アイライン、マスカラのにじみを指でぐいっと拭き取るのはシワのもと。汚れが簡単に落とせる綿棒でリセットを」（野毛さん）
■チェンジアイテム１：ベージュ～ボルドー。TPOで塗り替えを
「９色入りパレットに変えれば、ポーチはスリム化できます」（野毛さん）
■チェンジアイテム２：目尻ラインを再生して強い眼差しに復活
「アイシャドウを重ねるよりも、アイラインを描き足すほうが厚塗り印象にならずに目力アップに」（野毛さん）
■チェンジアイテム３：リキッド派はテクスチャーが近いクッションコンパクトを
「あれこれ重ねると、シワの動きに対応できずくずれやすい状態に。コンシーラー付きクッションコンパクトなら、薄塗りでカバー効果十分」（野毛さん）
■チェンジアイテム４：乾き肌でも艶が増す直塗りクリームチーク
「直接肌に当てて滑らせた後、指でなじませれば完了。ハイライター内蔵で、血色も艶も高まる」（野毛さん）
■チェンジアイテム５：手を汚さずサッと塗れるアプリケーター付き
「アプリケーターを当てて、こめかみから目頭にかけて往復させながら塗るタイプ。リタッチ前にササッと塗布しやすい」（野毛さん）
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いかがでしたでしょうか？次回は、美容賢者が愛用する「持ち歩きに便利なアイテム」をご紹介いたします。どうぞ、お楽しみに！
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