好きな洋服を手に入れたら、それをできるだけ長持ちさせたいものですよね。せっかく良い洋服でも、早く傷んでしまったら、それほど残念なことはありません。

そこで今回は、ファッションスタイリストの杉山律子さんに、シワやニオイ、毛玉ケア、カビ予防、クリーニングの頻度など、衣類ケアのプロの技を教えていただきました。

また、編集部が厳選した最新の衣類ケア家電もご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

ファッションスタイリストが伝授する、プロの衣類ケア術

ファッションスタイリストの衣類ケア術

杉山律子さんは、パーソナルスタイリストとして活動すると同時に、一般社団法人スタイリストマスター認定協会の代表理事でもあり、パーソナルスタイリング講座の定期開催もしています。日々、衣類と向き合うプロは、どんな風にメンテナンスしているのでしょうか? 仕事とプライベート、両面で杉山さんが実際に行っていることを教えていただきました!

■1:シワのケア

「忙しい朝は、あらかじめ前日にコーデを決めて、夜のうちに衣類スチーマーをかけるようにしています。手軽にシワが取れる衣類スチーマーといえども、焦って動かしてもなかなかシワがとれにくいもの。何度も手を動かすのではなく、一度でシワを取る気持ちでゆっくり滑らせることがポイントです。

頑固なシワは、あらかじめスプレーで軽く湿らせた状態からかけるとうまくいきます。

また、衣類スチーマーに入れる追加用の水は、あらかじめペットボトルに入れて衣類スチーマーと一緒にクローゼットのそばに常備。水を入れるために、わざわざ水道まで行かなくてもいいようにセットしています」(杉山さん)

■2:ニオイのケア

手づくりスプレーで手軽にニオイケア。

「クローゼットには手づくりのスプレーを常備しています。柔軟剤を水で薄めてスプレーボトルに入れたもので、帰宅後、匂いが気になる服や、シワが気になった場合にハンガーにかけ形を整えてから、表面が軽く濡れる程度にスプレーしています。

ハンガーに吊るし、水分を含んだことで、乾くころにはシワも伸びて匂いも気にならなくなっています。行う場合は、完全に乾いてからクローゼットに戻すように心がけてください」(杉山さん)

■3:毛玉のケア

「ハイゲージニットなど、デリケートな素材についた毛玉は、『電動毛玉クリーナー』を使用して取っていますが、ざっくりニットや毛足の長いニットなど、一般的なクリーナーでは取りきれない毛玉には、『ブラシ型毛玉取り』を使用しています。

毛玉を予防する方法としては、ブラッシングしたままでは生地の表面が刺激された状態なので、さらに馬毛などのやわらかいブラシで表面を撫でるようにブラッシングすること。この二度のブラッシングで毛玉ができにくくなります。

ブラッシングには埃などをはらうだけでなく繊維を整える効果もありますので、大切に着たい服にはこまめなブラッシングをおすすめします」(杉山さん)

■4:カビの予防

「カビ予防は、なんといっても通気性に気をつけること。帰宅後、脱いだばかりの服をすぐにクローゼットに戻さず、すぐにクリーニングに出さない仕事用の服にはさっとブラシをかけて、一時的にラックにかけてクールダウンする時間を設けるようにしています。そして就寝前にクローゼットへ戻すくらいがちょうどいいようです。

お手入れが楽なプライベートの服は、こまめな洗濯を心がけています。外出時にはクローゼットの扉を開け放ったままにしておくと、湿気がこもりやすいクローゼットに空気の流れができて効果的です」(杉山さん)

■5:クリーニング

「汚れは付着してから時間が経つほど落ちにくくなるといわれています。仕事用の服で、目に見える汚れがついてしまった場合はすぐにクリーニングに出したいものです。明らかな汚れが見えない場合でも、肌に直接触れる部分は皮脂によって変色しがちなので、汗ばむ季節は月に一度は出したほうがいいでしょう。

とはいえ日々のケア次第ではその限りではありません。私自身、ピンポイントに付いた汚れは、市販の染み抜きを使って大まかな汚れを落としています。皮脂汚れには衣類スチーマーを当てて乾いた布で拭き取る。こうしたこまめなお手入れでクリーニングに出す頻度を抑えることが可能です」(杉山さん)


思わず欲しくなる!衣類ケアの最新家電3選

プロは、衣類ケアにさまざまな手間をかけて、こまめにメンテナンスしていることがわかりました。また、助けになるのが家電アイテム。そこでここからは、編集部が選ぶ最新衣類ケア家電を3つご紹介します!

■1:「衣類スチーマー NI-FS750」/パナソニック

パナソニック「衣類スチーマー NI-FS750」市場想定価格 約¥14,000

新しくなったパナソニックの衣類スチーマー。約24秒でスピーディーに立ち上がるので忙しい朝でもサッとかけることができそう。従来の2倍のタンク容量(100ml)で、約8分の連続スチームができるようになり、360度、どの角度でもしっかりスチームが噴射するので、右利き、左利きでも、襟や袖、衣類の内側からもかけやすいのが特徴。

さらに、気になる7つのニオイ「生乾き臭・ペット臭・タバコ臭・飲食臭・汗臭・防虫剤臭・加齢臭」のケアもしてくれる最先端の衣類スチーマーになっています。

シンプルなデザインのため、インテリアにもなじみます。

■2:「LG styler(スタイラー)S3MF」/LGエレクトロニクス

姿見としても使用できるデザインです。

こちらは衣類についたニオイやしわ、ほこり、花粉、ダニなどを自宅で簡単にケアできる新感覚の家電! 例えば「リフレッシュコース」ではスチームと振動によりシワを伸ばし、ニオイを取り除いてくれます。

そのほか、「スーツ/コート」「ウール/ニット」などの「専用ケアコース」、「除菌/衛生コース」「乾燥コース」「ズボン折り目ケア」があります。ドア前面が鏡になっているため、姿見としても使用できるのもポイント。

LGエレクトロニクス「LG styler(スタイラー)S3MF」実勢価格 約¥190,000

■3:「毛玉クリーナー」/ティファール

ティファール「毛玉クリーナー」参考価格 ¥1,880(税抜)

ティファールの毛玉クリーナーは、高品質ステンレスメッシュと3枚刃搭載で、素早く一気に広範囲の毛玉を取ることができるうえに、毛足の長さに合わせて調整できる「風合いガード」が生地の風合いを守りながら毛玉をカットする、ワンランク上の毛玉クリーナー。衣類を大事にしたい人の気持ちが反映されています。

持ちやすく、丁寧にケアができます。

これらの最新の衣類ケア家電とともに、こまめな日常のケアが大切な衣類を長持ちさせるポイント。ぜひ参考にしてみてくださいね!

杉山律子さん
パーソナルスタイリスト、一般社団法人スタイリストマスター認定協会 代表理事
(すぎやま りつこ)イメージの軸を整えてオシャレになる、パーソナルスタイリング講座を定期開催。個性を引き出すスタイリングには定評があり、これまでにのべ500人のスタイリング相談にのる。ファッションブランドや、アクセサリーメーカーとのコラボレーション多数。著書に『クローゼットは3色でいい』『ファッションの主役は1つ』(共にKADOKAWA)があり、両著とも翻訳出版になるなど好評を得ている。

問い合わせ先

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
石原亜香利