オシャレと機能性を兼ね備えた、たっぷりとした袖デザインは、蒸し暑い夏を涼しく乗り切るうえで、真夏の必須のアイテム! 風の通り道をつくってくれる点で「救いの神」とすら言えそうです。

さらに、素肌との間にスペースを保つ、伸びやかシルエットのワンピースと組み合わせれば、無敵の快適ルックに。大人女性がまとう場合は、袖がスイートに見えすぎないスタイリングが肝心です。

「色&柄」や「シェイプ」、「小物使い」などを工夫したオシャレな海外セレブの着こなしを参考に、涼しくて華やかな着こなしのポイントをつかんでいきましょう。

機能性に長けた「袖コンシャスワンピース」をスマートに着こなす3大テクニックとは?「色&柄」「シルエット」「小物使い」にフォーカス

■1:【柄&色編】涼しさと落ち着きが両立する「計算されたストライプ」

ストライプ柄のワンピースを着こなすのNaomi Watts(ナオミ・ワッツ)氏
ストラップのバレエシューズで愛らしさをプラス

ロマンティックなパフスリーブは甘さがあるから、シャープな柄やシルエットでバランスを取ると、大人っぽく着こなしやすくなります。

女優のNaomi Watts(ナオミ・ワッツ)は、ストライプ柄を全体にプリントしたワンピースで、パフスリーブをシックに演出。カシュクールも、きれいなVラインを描き出しシャープ感がアップ。ゆったりしたフォルムで楽ちんな着心地に。共布のリボンベルトでウエストにメリハリを与えました。

■2:【シルエット編】スタイルアップが叶う「ウエストシェイプ」で量感をブロック

膝丈のワンピースを着こなすJennifer Garner(ジェニファー・ガーナー)氏
細かいチェック柄が落ち着いた雰囲気を演出

袖が鐘のように広がったベルスリーブを生かすには、ウエストシェイプを効かせて、量感を引き立たせるのが得策です。

女優のJennifer Garner(ジェニファー・ガーナー)は、たっぷりした袖で肩周りを強調。小顔に見える効果も引き出しました。胸下にくびれがあるタイプはお腹周りが締め付けられない快適さに加え、すっきりしたシルエットに。膝丈ワンピースの場合、首が詰まったタイプを選ぶと、ウエスト位置が高く見えて、脚長に映る効果も期待できます。

■3:【小物使い編】可愛らしいレース袖には「クールな小物」でムードチェンジ!

レース入りのワンピースを着こなすKarlie Kloss(カーリー・クロス)氏
風が通るレース入りワンピースは、蒸し暑い日でも爽やかな着心地

レースやフリルをあしらったボリューム袖は、愛らしい印象を生むので、幼く見えないよう、小物でムードを調整してみましょう。

モデルのKarlie Kloss(カーリー・クロス)は、コットン系の白ワンピースに身を包んで街へ。ナチュラル素材のかごバッグがのどかな風情を添えました。レオパード柄のフラットサンダルで、涼しげなスパイスを足元に投入。「天然×ワイルド」の小物コンビネーションが、ゆるやかワンピースにもクールなイメージを寄り添わせています。

■4:【柄&シルエット編】「ドット柄×カシュクール」で甘さをトーンダウン

ドット柄のワンピースを着こなすDakota Fanning(ダコタ・ファニング)氏
靴はあえて白スニーカーを選んで、都会的な抜け感コーデに

シックな色や柄を選ぶのも、たっぷり袖やゆったりシルエットを落ち着かせる効果があります。

女優のDakota Fanning(ダコタ・ファニング)は、どこか懐かしげなドット柄を、ワンピースに迎えました。細かいドットがパフスリーブにもレトロなムードを添えています。ネイビーカラーは上品なムードを演出する効果も発揮。Vネックのカシュクールは、すっきりした雰囲気を醸し出し、甘さを抑えています。

■5:【柄&色編】「大胆花柄と引き締めブラック」でかさばり感をオフ

花柄のワンピースを着こなすKatie Holmes(ケイティ・ホームズ)氏
ラウンドフォルムのかごポシェットも、目をひくアクセントピースに

とりわけ量感の豊かなバルーンスリーブも、身ごろにドラマティックな柄を使えば、袖の目立ち加減を、程よく抑えられます。

女優のKatie Holmes(ケイティ・ホームズ)は、大ぶりのフラワープリントを全体に配したワンピースでニューヨークの街へお出かけ。引き締め色の黒がベースだから、袖も身頃もスマートな印象に。うっすらと透けるシアー生地も、軽やかな着映えに貢献しています。


袖コンシャスのゆったりワンピースなら、暑い季節でも快適に過ごせるうえ、華やかに見えます。1枚でさらっと着られるから、スタイリングに頭を悩ませる必要もなく、「時短コーデ」にうってつけ。夏ルックの「助け船」となってくれそうです。

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この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃