肩甲骨のズレ、背中のこわばりが顔のたるみを引き起こしていることを知っていますか?長時間のデスクワークによる疲れ、スマホを見るときの姿勢の悪さで、いつの間にか背中が丸まり猫背になっています。

これによって肩甲骨が正しい位置を保てなくなり、左右に広がっていく…。背中の筋肉が硬く張った状態になり、背中から首、顔と繋がっている筋肉が下に引っ張られたるみを引き起こすのです。つまり「背中の張りがつらい」「肩こりがつらい」と感じているなら、たるみも深刻に!

そこで今回村木さん提案するのが、オフィスのトイレでこっそりできるストレッチ2種。内巻きなった肩を開いて腕のねじれのクセを解消するストレッチ、肩甲骨を動かして正しい位置に戻すストレッチをご紹介します!猫背が解消できて胸が開くのでデコルテも美しくなりますよ。

村木宏衣さん
アインチエイジングデザイナー
(むらきひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」美容メソッドを確立。現在は「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP社)など多数あり。Instagram
体験者:長尾優子さん
読者モデル(44歳・サービス業)
「重かった腕が軽くなり、背中や肩のコリがすっきりする感じ。これが顔のたるみと連動しているとは驚きです。確かにコリを解消されるとフェースラインがシャープになる気が。猫背も解消できて姿勢も良くなるから、しっかり続けたいですね」

 顔のたるみも肩こりも解消するストレッチメソッド

■Step1:腕のねじれをとって胸を開くストレッチ

右手を上げた状態で壁につき、右足を一歩前に出す。次に膝を少し曲げながら、体を前に押し出すような姿勢になり、これを10秒キープします。左手&左足でも同様に行って。脇の下から腕にかけてぐーっと伸ばすことで腕のストレッチになり、腕のねじれ、猫背を解消。胸がしっかりと開くからデコルテも美しくなります!

壁に片手をついている女性
腕をしっかりと伸ばすために、体も顔もまっすぐ正面を向き、背筋を伸ばした体制をつくるのが基本。

■Step2:両手に壁をつき、右肩と頭を壁に近づける

両足は肩幅に開いて立ち、両手を肩より少し広めに開いて壁につけて息を吐きながら、右肩と頭を壁に近づけます。右肩をギリギリ壁に近づけたところで10秒間キープを。左肩も同様に。左右交互に10秒ずつ3セット行う。

壁に両手をついている女性
肩関節を動かし、肩甲骨周りの筋肉がほぐれることで、肩甲骨が元の正しい位置に戻ります。深呼吸することで筋肉が緩みやすくなるので、呼吸は止めないこと。

【まとめ|顔のたるみも肩こりも解消するストレッチメソッド4か条】
1.長時間のデスクワークによる疲れ、スマホを見るときの姿勢の悪さで背中が丸まり猫背になりがち。
2.背中の筋肉が硬く縮むと、背中から首、顔と繋がっている筋肉が下に引っ張られたるみを引き起こす。
3.「背中の張りがつらい」「肩こりがつらい」なら、実は顔のたるみも深刻!
4.猫背を解消し、肩甲骨を動かして正しい位置に戻すストレッチの習慣化がおすすめ。

以上、顔のたるみも肩こりも解消するストレッチメソッドを教えていただきました。セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

7月のテーマは、引き続き加齢でたるんだフェイス&ボディの「リフトアップ&引き締め」で、次回は7月20日の更新です。お楽しみに!

この記事の執筆者
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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子