お腹だけがポッコリと出てしまったり、ウエストのラインがもたついたりすると、オバさんっぽく見えてしまいます。逆にキュッとひきしまったウエストならば、多少ぽっちゃりしていても全身が細く見えるから不思議。洋服の着こなしも変わってくるから、ウエストのくびれづくりは知っておきたいもの。

そこで村木さんが提案するのは、腹筋が苦手な人でもできる、ウエストをすっきり&くびれさせるトレーニング。実は、普通の腹筋トレーニングだけではくびれをつくるのは難しく、脇腹の筋肉である、外腹斜筋、内腹斜筋へのアプローチが必要です。

外腹斜筋は、肋骨から骨盤にかけて斜め下方向へつながっていて骨盤や内臓を支えている筋肉、そして、内腹斜筋は骨盤側から肋骨にかけて存在し、体幹を支えている筋肉で外腹斜筋とは逆方向に走っています。これらは、お腹周りをキュッと引き締めるコルセットのような働きをしているので、このふたつの筋肉をしっかりと動かし、筋肉の弾力を取り戻すことで、ウエストがキュッと引き締まります!

ちなみに、ウエストがくびれていない人は猫背で姿勢が悪い人が多い傾向に…。その理由は腹斜筋を使えていないから。くびれのある人=腹斜筋が使えている人は、体幹がしっかりしているので、自然と姿勢がよくなります。なので、腹斜筋へのアプローチは見た目にも若返り効果絶大なのです。

 
 
村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
(むらきひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」美容メソッドを確立。現在は「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP社)など多数あり。村木宏衣Instagram
 
 
体験者:長尾優子さん
肩書き 読者モデル(44歳・サービス業)
「ちょっとだけきついけれど、通常の腹筋よりも簡単ですね。でも脇腹あたりの腹斜筋にしっかり効いている感じがするし、寝ながらできるので、テレビを見ながらとか、就寝前にベッドの上でもできるので、習慣化しやすいですね」

寝ながらウエストのくびれをつくる!簡単「筋トレ」メソッド

■Step1:寝転んだ状態で太ももの付け根、膝、足首を90度に

寝転んだ状態で床に手をついて、太ももの付け根、膝、足首を90度に曲げます。両膝はぴったりとくっつけること。これが基本姿勢に。

腹筋トレーニングしている女性
両膝がずれないように、くっつけておくことを意識して。

■Step2:膝をゆっくりと左右に倒す

両膝はぴったりとつけたまま、膝を左右交互に倒すのを20回行って。これで外腹斜筋、内腹斜筋をしっかりと動かし弾力を取り戻すことができます。この動作は倒す角度よりも、膝が離れないことのほうが重要ですよ。

腹筋トレーニングしている女性
膝を右に倒す。腹筋ほどきつくはないので、呼吸は止めずに、深呼吸しながら行いましょう。 
腹筋トレーニングしている女性
膝を左に倒す。膝を左右交互に倒すことで、腰骨周りの筋肉の緊張を取り除き、骨盤の歪みケアにも効果あり。

【まとめ|寝ながらウエストのくびれをつくる!簡単「筋トレ」メソッド4か条】
1. 腹筋は正面だけにあるわけではないので、普通の腹筋トレーニングだけでは、くびれはつくれない。
2.外腹斜筋、内腹斜筋にアプローチするのがくびれをつくるポイント。
3.骨盤や内臓を支えている外腹斜筋、体幹を支えている内腹斜筋はお腹周りを引き締めるコルセットのような働きに。
4.腹斜筋をしっかりと動かし、筋肉の弾力を取り戻すことで、ウエストが引き締まり、くびれが復活!

 以上、寝ながらウエストのくびれをつくる!簡単「筋トレ」メソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

7月のテーマは、引き続き加齢でたるんだフェイス&ボディの「リフトアップ&引き締め」で、次回は7月27日の更新です。お楽しみに!

この記事の執筆者
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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子