スニーカーを大人の装いに組み込むのは、今ではおしゃれ上手の基本技となってきました。元気感や若々しさを印象づけやすいのに加え、気負いや堅苦しさを遠ざけられるのも、スニーカーのよさ。足が楽だから、夏のお出かけをサポートしてもらえる点でも頼りになります。

スニーカーを味方につけて、着こなしを自分らしくアレンジしているロイヤルレディーのひとりが、スウェーデン王室のCrown Princess VicToria(ヴィクトリア王女)。品格を保ちつつ、親しみも感じさせる、抜群のバランス感覚には、リスペクトを禁じ得ません。

スニーカーで着回し力を倍増!ヴィクトリア王女流「エレガントなスニーカースタイル」5選

■1:「ロマンティックなスカート」を軽やかにムードチェンジ

白シャツと白スニーカーを着こなすヴィクトリア王女
白Tシャツと白スニーカーで、優美なスカートをサンドイッチ

スニーカーには軽やかな印象がある分、服のほうで艶やかさやロマンティック感を楽しみやすくなります。

ギリシャの博物館を訪れたヴィクトリア王女は、花模様が大胆なフレアスカートをまといました。フェミニンな服を、気負わない着映えにムードチェンジするうえで、スポーティーな白スニーカーは効果的です。Tシャツをウエストにインして、量感のめりはりを際立たせました。

■2:「トロピカル風パンツ」をきれいめルックに昇華

トロピカル柄のボトムスに白スニーカーを履きこなすヴィクトリア王女
夏らしさを感じさせる、見た目が涼やかなブルー系のボトムス

リゾート気分を帯びた、トロピカル柄のボトムスを、街中で着る際にも、スニーカーは重宝します。

ベトナムを訪問した王女夫妻は、おそろいの白スニーカーをチョイス。南国気分を印象づける、アジアンフラワー柄のパンツが、伸びやかなムードを奏でます。白スニーカーを合わせて、アクティブ感を添えました。白のTシャツで抜け感も漂わせています。ロイヤル一家の休日ルックらしい、きれいめテイストのコーデです。

■3:「デニムルック」は2色使いで洗練コーデに

ジーンズと白スニーカーを履きこなすヴィクトリア王女
上品なシャツのおかげで、ジーンズ姿もプリンセスらしい着映えに

トップスとボトムスの色味をそろえて、白スニーカーを目立たせる見せ方もあります。

スウェーデンのエーランド島で過ごすヴィクトリア王女は、ジーンズ姿でオフを満喫。白スニーカーとの黄金コンビでカジュアルめの装いに仕上げました。

さすがの工夫ポイントは、光沢を帯びたブルーシャツを選んだところ。ジーンズと同系色の「トーン・オン・トーン」にまとめて、白スニーカーを際立たせました。「青×白」のすっきりした2色コーデが、洗練を印象づけています。

■4:「ベージュトーン」で整えて、人気の砂漠ルックに

ベージュ系のスニーカーを履きこなすヴィクトリア王女
マニッシュな帽子とクールなサングラスに、たおやかなブラウスを引き合わせテイストミックス

この夏のトレンドになっている「デザート(砂漠)風」の装いにも、スニーカーが役立ちます。

中東の国、ヨルダンで本物の砂漠に足を踏み入れた王女夫妻。足元はやはりスニーカーでおそろいに。王女のベージュ系スニーカーはチノパンと同系色。パンツと靴がつながって見えるので、脚が長く映っています。

2019-20年秋冬の注目アイテムであるボウタイブラウスは、このようなカジュアルシーンでも着映えするので便利なツールといえそうです。

■5:「モノクロ系コーデ」でスタイリッシュな雰囲気に

黒いスニーカーを履きこなすヴィクトリア王女
斜め掛けした黒のミニバッグが落ち感を演出

白スニーカーのブームが続いていますが、装いをシックにまとめるには、黒スニーカーが役立ちます。

休日のリラックスコーデをスタイリッシュに仕上げるコツは、黒スニーカーを組み込んだモノクロ系コーデ。森の豊かなスモーランド地方を訪問したヴィクトリア王女は、白いカフタン風ブラウスに白黒柄のパンツのモノクロトーンを選びました。足元の黒スニーカーがコーデの引き締め役を務めています。


ロイヤルな気品と、飾り立てない親しげ感を兼ね備えたヴィクトリア王女の着こなしでは、スニーカーがムードメーカーになっています。夏休みのリラックスした装いを、上品に整えたいときのお手本にしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃