リラックスした服装が多くなるサマーシーズンにあって、お盆休みの前後は、人に会う機会が多くなりやすい時期です。堅苦しく見えたくないけれど、ルーズに映らない“程々ドレッシー”な装いにまとめるなら、断然、ワンピースが便利。1枚で着られるから、爽やかに過ごせるうえ、形や色柄次第で好みのイメージを打ち出せます。

世界トップクラスのワンピース上手である、スペインのQueen Letizia(レティシア王妃)は、ノースリーブ、半袖、長袖の特徴を生かしたワンピースの着こなしテクニックを披露。ロイヤルなお知恵を拝借して、夏のコーディネートにワンピースをもっと取り入れていきましょう。

絶世の美女、レティシア王妃はワンピースを愛用!「ノースリーブ、半袖、長袖」の着こなしテクニックを拝借

■1:【ノースリーブ編】きれい色が主役!クールで若々しいイメージに

アイシーブルーのワンピースを着こなすレティシア王妃
白クラッチバッグと白パンプスでノーブルな雰囲気に

夏らしいワンピースの代表格がノースリーブのタイプです。腕が見える点が心配になりそうですが、クールな色を選べば、エレガントに着こなしやすくなります。

レティシア王妃は涼しげなアイシーブルーを選んで、国際会合にご出席。見るからに爽やかな見え具合です。タイトなシルエットは知的な雰囲気も寄り添わせています。着心地の良さそうなジャージー系素材のおかげで、気張って見えないスマートな装いに整いました。

華やかなピンクのドレスを着こなすレティシア王妃
PVC素材が切り替えになったパンプスでトレンドもさりげなくミックス

コンパクトな形のノースリーブは、若々しい色を取り入れるのに好都合です。シルエットで動きを出すと、優美な着映えに導いてくれます。

ウエストを絞って、裾広がりを印象づける「フィット&フレア」は、メリハリの際立つフォルム。授賞式の主役にふさわしく、華やかなピンクをまとったレティシア王妃。フィット&フレアのシルエット美が生きています。ノースリーブでもロイヤル感が保たれて見えるのは、首元の詰まった上品なデザインだからでしょう。

■2:【半袖編】デコルテに美を宿らせ、レトロ感を漂わせる

オフショルダーのワンピースを着こなすレティシア王妃
ウエストを細ベルトでマークして、くびれを強調

サマールックにふさわしい半袖ワンピースは、デコルテの見せ具合で雰囲気を変えられます。

この日のレティシア王妃はオフショルダーをチョイス。デコルテを広めに見せても、半袖のクラシック感と、穏やかなトーンのチェック柄が効いて、往年の映画女優を思わせる落ち着いたたたずまいに整いました。色数を抑えたチェック柄も品格を添えています。

カシュクールのワンピースを着こなすレティシア王妃
カシュクールのVラインで首元をシャープに演出

レトロな半袖タイプは、シルエットにドラマティックなアレンジを盛り込みやすい形です。

パレードに参加したレティシア王妃は、胸元のカシュクールがきれいなワンピースを選びました。複雑なドレープがリュクスな風情。裾にかけて流れ落ちるようなアシンメトリーのラッフルも優雅な印象。艶やかな赤でバッグもシューズも統一した、王妃ルックらしいワントーンコーデです。

■3:【長袖編】総柄は優美で軽やか!落ち着きとエレガンスが同居

ボタニカル柄のワンピースを着こなすレティシア王妃
パイソン柄のクラッチバッグとシューズで、少しだけスパイスをきかせて

本格的な長袖タイプは、華やかな総柄をあしらうと、特別感を際立たせることができます。重たく見せないコツは、軽やかな素材を選ぶことです。

涼しげなブルー系のボタニカル柄で埋め尽くしたプリントワンピースは気品と好印象を両立。袖が少しふんわりしていて、優しげな雰囲気を醸し出しています。細ベルトでムードを引き締める小技もさすがのロイヤルテクニックです。

花柄のワンピースを着こなすレティシア王妃
ボリュームの豊かな袖コンシャスもたおやかなイメージ

しっかりドレッシーな装いにまとめやすいのも、長袖ワンピースの魅力です。布地の量感を生かして、艶やか色を迎えると、ゴージャス感が高まります。

オレンジをベースに、花柄を配したワンピースはフェミニンの極み。たっぷりとしたドレープ使いが、細感を引き出す仕掛けに。ウエストに共布ベルトをリボン巻きして、メリハリをアピール。華奢感も印象づけています。


真夏のお出かけに、1枚で過ごせるワンピースはこの上なく重宝するウエアです。ノースリーブは色で主張、半袖はデコルテ美を演出、長袖は総柄でドレッシーという風に、特徴をつかんで使い分ければ、シーンに合ったお出かけコーデに役立つはずです。

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この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃