犬・猫飼い主1000人調査で、ペットに関する悩みが明らかに!

家族の一員であるペットの健康は、飼い主にとって大きな関心事。ペットの健康維持のために、飼い主はさまざまなことに日々気を配っているものですよね。

今回、ペットの健康やしつけの悩み、今後の心配ごとについて、ペット医療費用保険を取り扱うau損保が全国の犬の飼い主、猫の飼い主それぞれ500人、計1,000人に調査を実施しました。

■1:健康やしつけに関する悩みのTOPは犬・猫ともに「抜け毛の掃除」

ペットの健康としつけの悩みについてのグラフ
ペットの健康やしつけの悩みについての調査結果。

犬・猫ともにトップの悩みとして挙げられたのが「抜け毛の掃除が大変」でした(犬26.4%、猫38.0%)。

そのほか、犬は「医療費がかさむ」(25.4%)、「鳴いたり吠えたりする」(22.8%)、猫は「家具がボロボロになる」(21.2%)、犬では2番目に多かった「医療費がかさむ」(17.2%)が3番目に挙げられていました。

一方で「特に悩みがない」が犬が30.2%、猫が32.8%と、共に30%を越えているのも印象的です。

■2:ストレス対策は「適度な運動」や「清潔な環境を保つ」こと

ペットのストレス対策についてのグラフ
ペットのストレス対策として心がけていることの調査結果。

犬のストレス対策として最も多く挙げられたのは「定期的な散歩」(71.8%)でした。以下「適度な食事」(57.0%)、「一緒に遊ぶ時間を作る」(52.4%)と続きます。

一方猫は「トイレをこまめに掃除する」(59.4%)が一番多く挙げられました。以下、「一緒に遊ぶ時間を作る」(51.4%)、「適度な食事」(50.0%)、「爪とぎを用意しておく」(47.0%)の順でした。

食事や清潔に保つということはもちろん大切ですが、ペットとの時間をマメに作ることも重要なようですね。

■3:今後の心配は「ペットの健康」や「病気のケア」

ペットと暮らしていく上で今後心配なことについてのグラフ
ペットで暮らしていく上で今後心配なことについての調査結果。

飼い主の一番の心配事は犬、猫共に「ペットが病気にならないか」(犬65.0%、猫63.6%)でした。やはりペットにはできるだけ長く元気に一緒にいてほしいもの。

同時に、ペットと過ごす時間が長くになってきたときの心配事として「ペットが高齢になったときにケアができるか」(犬47.4%、猫43.6%)といった悩みが2番目に多く挙げられています。また、「医療費が増えること」(犬36.0%、猫31.6%)も心配のひとつに。

普段からペットのサインを見逃さないように

ペットと長く一緒に過ごすためには、飼い主が健康面などに気を配るのは当然のこと。健康や飼い主の悩みについて、電話どうぶつ病院Anicli24の院長で、獣医師の三宅亜希氏にお話を聞きました。

■1:ペットの健康状態のチェック方法

まずはペットの健康状態をどのように判断すればいいのか、という点について。

「飼い主さんがどこか普段と違うと感じるときは、たいてい何か原因があることが多いです。食事の面なら量、食べ方。排泄の面では量、回数、臭い。毛並み、毛づやにも健康状態が表れます。

猫は上下運動をしなくなったり、暗くて狭いところに入って出てこなくなったりすると、体調が悪いサインです」(三宅先生)

犬と猫の写真
長くペットと一緒に過ごすために、普段から彼らの健康状態に気を配ろう。

■2:ペットのストレス解消法は

またストレスも人間と同じくペットにとっても負担になります。どのようなストレス解消法がいいのか、気になりますよね。これは、ストレスの原因によって解消法が変わるのだそう。

子犬2匹がひとつのおもちゃで遊んでいる画像
犬も猫も、飼い主が一緒に遊んでやると喜ぶもの。

「運動不足によるストレスには散歩はとてもいいです。逆に、元気がないときは散歩より休息が必要です。そして犬や猫は生活環境が汚れているとストレスを感じるので、トイレをこまめに掃除することも大切。

またペットの環境はできるだけ変えないほうが良いです。引っ越しなどやむをえない場合は、例えば前に使っていた寝床をそのまま移すだけでもずいぶん違います。

基本的には犬も猫も飼い主が一緒に遊んでくれることが大好きですので、ぜひ一緒に遊んであげてください」(三宅先生)


健康やストレスなど、飼い主の心配は絶えることがありません。しかし、最近では犬が飼い主のストレスの影響を受けるということも言われているのだそう。自分の飼育の仕方が悪いのではないか、などあまり細かいことを気にしすぎないことも大切なようです。

■アンケート概要

  • 調査:au損害保険株式会社
  • 調査方法:インターネットによるアンケート調査
  • 調査対象者:日本全国
  • サンプル数:犬・猫の飼い主1,000人(犬:500人、猫:500人)
この記事の執筆者
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