貴婦人をイメージさせる、クラシカルな装いが秋冬に復活します。このトレンドでは、レディーライクなボウタイブラウスが主役になりそう。

エレガンスな風情が持ち味ですが、いつも同じムードでは、着こなしパターンが広がりません。オンとオフで兼用するなら、デイリーに品良くまとうアレンジを増やしたいところ。

日頃からボウタイブラウスを着慣れている、世界のセレブリティーは、パンツとの組み合わせや、別テイストとのマッチングなど、巧みな変化球で別の表情を引き出しています。

ボウタイブラウスを変幻自在の普段使い!出番が倍増する「海外セレブ流の変化球コーデ」5選

■1:ジャケットとパンツでマニッシュ使い

ダメージド・デニムを引き合わせた女優のCharlize Theron(シャーリーズ・セロン)
上品バッグと落ち着きパンプスで品格をキープ

エレガントなボウタイブラウスの表情を生かして、あえてパンツとジャケットで組み合わせれば、程よくマニッシュに整えられます。

女優のCharlize Theron(シャーリーズ・セロン)は、テイストが正反対とも言えそうなダメージド・デニムを引き合わせました。きちんとリボン結びしたブラウスとのコントラストが際立って、装いに意外感が生まれています。ベージュのジャケットを重ねて、きちんと感を上乗せ。オンとオフのどちらにも使えそうなお見事コーデです。

■2:黒パンツでクール&エレガンスに

お仕事ルックでおなじみの黒パンツをチョイスした女優のJessica Chastain(ジェシカ・チャステイン)
ジャストくるぶし丈のパンツだから、軽快なムードに

ダーク系のパンツで合わせれば、ボウタイブラウスの気品が一段と引き立ちます。リボンの持ち味を印象づけやすいコンビネーションです。

女優のJessica Chastain(ジェシカ・チャステイン)は、お仕事ルックでおなじみの黒パンツをチョイス。ボウタイブラウスのフェミニン感を引き立てました。ブルーグレーの爽やかな雰囲気が強まっています。胸元でぎゅっと結んだ、大きめのリボンがアイキャッチー。バッグ、パンプスに、パンツと同じ黒を迎えて、全体をクールに引き締めているのも、巧みなアレンジです。

■3:アシンメトリースカートで優美さを増幅

ワインレッドのブラウスに、白スカートをマッチングした女優のAnne Hathaway(アン・ハサウェイ)
ノーブルな白が効いて、ブラウスのワインレッドと好コントラストに

シルエットが目をひくスカートを選ぶと、古風なボウタイがトレンド感の高いスタイルに変身します。ボウタイを生かしつつ、全体のバランスを整えられる合わせ方です。

女優のAnne Hathaway(アン・ハサウェイ)は、袖がうっすらと透ける、ワインレッドのブラウスに、白スカートをマッチング。裾が斜めに流れるアシンメトリーなデザインのおかげで、優美な着映えに。きれいな落ち感も備わって、すっきり見えています。個性的なボトムスで合わせても、上品にまとまるのがボウタイブラスの良さです。

■4:ジーンズルックを大人フェミニンに格上げ

ロマンティックなフリルをあしらったボウタイブラウスをまとった女優・歌手のHilary Duff(ヒラリー・ダフ)
ふんわりブラウスとスリムジーンズのボリューム差でメリハリを強調

普段使いに落とし込むなら、やはりジーンズとの組み合わせを叶えたいものです。ムードがほとんど真逆だからこそ、こなれた見え具合に仕上がります。

女優・歌手のHilary Duff(ヒラリー・ダフ)は、ロマンティックなフリルをあしらったボウタイブラウスでデイリーコーデ。アイボリー色のヴィンテージライクな風合いが大人フェミニン感を漂わせています。トップスの正面だけウエストインしたのも、こなれ感を引き出す小技。爪先のとがったレッドシューズで女っぽいスパイスを添えています。

■5:崩しコーデでカジュアルシックに

ボウタイを首にスカーフのように巻き付けた番組司会者のFearne Cotton(ファーン・コットン)
装飾ジーンズと個性派スニーカーで合わせて、格上カジュアルに

休日気分の着こなしにボウタイブラウスを投入する場合は、思い切って雰囲気を変えてみる手もあります。結び目をずらしたり、袖をまくり上げたりといった「崩し」のアレンジが効果的です。

番組司会者のFearne Cotton(ファーン・コットン)は、ボウタイを首にスカーフのように巻き付けたうえ、結び目を横にずらすという大技を披露しました。ブラウスとボウタイが別々に見えて、着回し効果を発揮。Vラインがくっきりして、シャープな見え具合にシフト。エレガントなボウタイをクールに見せるひねりのアレンジはさすがです。


1枚で着てエレガンスを打ち出せるボウタイブラウスは、リボンを結んだ場合と、垂らしたときで、ムードが様変わりします。さらに、秋冬からはレイヤードに組み込むことが可能に。優しげテイストを醸し出せる重宝アイテムだから、着こなしバリエーションを広げて、出番ももっと増やしていきましょう。

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この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃