レオタードのように上下が一体化した下着「ボディー」は、ここ数シーズン、ヨーロッパではトレンドアイテムとして注目されています。

これまで、日本ではあまり見られなかったのですが、今秋はメジャーな日本ブランドからも発売されるなど、いよいよ本格的に普及する段階になってきました。

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後ろ姿まで美しくいられるためには「ボディー」が必須!

ペンシルパンツやタイトスカートなど、細身のボトムをはいたとき、ボトムにINした肌着がもたついたり動いているうちに、裾が外に出てしまったりした経験はありませんか?

「ボディー」は上下が一体となっているので、そのような着用途中でのトラブルの心配もなし。想像以上に便利に使えるアイテムなのです。

今秋はさまざまななデザインの「ボディー」がラインナップ! クロッチ部分が開閉できるものを選んで

秋の立ち上がりは、薄手の生地やレース使いのキャミソールタイプ・タンクトップタイプが主流ですが、秋も深まってくると長袖のニット素材なども出てきます。なんと、ユニクロの「ヒートテック」からも登場予定。これらは防寒アイテムとしてもおすすめで、厚手のものならジャケットやブルゾンのインナーとしても活躍しそう。

今秋はいろんなデザインのボディーがそろいそうで楽しみですが、選ぶ際にひとつ注意したいのが、クロッチ(股)部分がホックで開閉できるか確認すること。開閉できないと、トイレに行く度に服を全部脱ぐことになるので大変です。

また、ヒップ部分がレースになっていたりソング(Tバック)タイプになっていたりするものだと、ラインがパンツやスカートにひびきにくいので安心です。

呼び名もさまざまで、「ボディー」のほか、「ボディーブリーファー」「ボディス」とも呼ばれ、ブランドによってはテディやボディースーツと呼ばれる場合も。オンラインショッピングを楽しむ場合などは、これらの名称を気に留めておくと良さそう。

秋のおしゃれに活躍する「おすすめボディー」はこの3選!

今秋はさまざまなブランドでボディーがラインナップ。そのなかから、活用度の広い黒にフォーカスし、異なるテイストの3つのボディーを、ランジェリージャーナリストの川原好惠さんがセレクト。あなたの好みはどれですか?

■1:【ワコール】黒のレースの美しさが際立つ、センシュアルなボディー

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ボディー「ボディーランジェリー テディ」¥11,000/パルファージュ(ワコール)

ワコールのブランド「パルファージュ」から登場した「ボディー」がこちら。ヨーロッパを視察した経験をヒントにデザインされたというこちらのボディーは、バスト部分に繊細なリバーレースが使われ、とてもセンシュアルなムード。お腹からウエスト・ヒップにかけては伸縮性に優れた、しなやかなベアスムース使いのため、着心地も抜群です。

■2:【エイチスリーオーファッションピュロー】ストライプ×ゼブラ柄のボディーはトレンド感がいっぱい

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ボディー「ボディースーツ」¥8,333/インティミッシミ(エイチスリーオーファッションピュロー)

スポーティなストライプテープとゼブラ柄を合わせた、イタリアのブランドらしいトレンド感いっぱいのボディー。カップ部分は薄いパッドが裏打ちされているから、ブラ&ショーツなし、これ1枚でOK。ヒップ部分はレースの縁取りが施されたソングタイプで、ボトムへのひびきも気になりません。

■3:【トリンプ】伸縮性に優れた素材を接着技術で仕上げ、快適&フラットに

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ボディー「ゼロ フィール シグネチャー ボディ」¥9,500/エス バイ スロギー(トリンプ・インターナショナル・ジャパン)

「スロギー」の、着けているのを忘れてしまいそうな軽さと快適さはそのまま、よりモードなテイストに仕上げたのが「エス バイ スロギー」。このボディーも接着技術が使われているから、生地の部分とレースの部分の段差はフラットでラインもスッキリ。バスト部分は取り外し可能なパッドが付いています。


デザインが豊富なぶん、いろいろな着こなし方楽しみ方ができるのも「ボディー」の魅力。今秋はぜひ、美しさと快適さが同居した新しいランジェリーアイテム「ボディー」に挑戦して、秋のおしゃれの幅を広げてみてはいかがでしょうか?

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この記事の執筆者
文化服装学院卒業後、流通業界で販売促進、広報、店舗開発を約10年経験した後、フリーランスとして独立。下着通販カタログの商品企画などを経て、現在はランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ウェブサイトなどで執筆・編集を行なう。モットーは「ラグジュアリーからプチプラまで」。国内外の展示会・店舗を幅広く取材する。
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PHOTO :
Getty Images(Image)
WRITING :
川原好恵
EDIT :
石原あや乃