ジャケットの選び方が、様変わりし始めました。欧米のリーダー女性は今、ストレッチが効いたジャケットに夢中。お仕事シーンでの定番ウエアなのに、きれいにシェイプアップ見せしてくれる点が支持されています。

働く女性リーダーのシンボル的な存在のSheryl Sandberg(シェリル・サンドバーグ)・フェイスブック最高執行責任者(COO)も、ストレッチジャケットを上手に着こなすひとり。ボディーに自然と馴染むから、すっきりシャープな印象に。仕事が「デキる」イメージまでまとわせてくれます。

ストレッチ入りジャケットで「デキる感」がUP!細身イメージなのに、着心地楽々な「いいね!」コーデ5選

■1:「ワントーンコーデ」できちんと感と細見えを網羅

近い色味でそろえた「ワントーン」のコーデで統一感を引き出しました

 ジャケットを同系色ワンピースに重ねると、スーツライクな見え具合に整います。スピーチやプレゼンといった人前に出るシーンでも、きちんと感を演出できます。きれいめにまとまり、話す言葉の説得力も増しそうですね。

ボディーコンシャスな濃いピンクのワンピースに重ねたのは、ボレロ風のニットジャケット。着丈が短い分、ウエスト位置が高く見えています。ニットジャケットは腕にぴったり沿うから、細見え効果も期待できそう。少しだけ色味をずらして、互いのカラーを引き立て合っています。

■2:「ノーカラージャケット」でスマートな印象に!気負わず若々しく魅せて

白いノーカラージャケット姿のSheryl Sandberg(シェリル・サンドバーグ)COO
デコルテがきれいに映りやすいのも、ノーカラーの長所

襟付きジャケットに比べ、ノーカラー(襟なし)ジャケットは、気負わない雰囲気に仕上がります。軽快さや若々しい雰囲気になり、オフィスでもかしこまらないムードで過ごすことができます。

シェリルは白のジャケットを選んで、さらに爽やかな印象を呼び込んでいる様子。イエロー系のトップスとの色違いがくっきり。装いに、リズムが加わっています。ジャケット正面のジップ使いがスマートなイメージ。襟がないおかげで、首周りがかさばらないので、秋から先は巻き物とのコンビネーションにも役立ちます。

■3:「ライダースジャケット」でクールな表情に!立体感アリのこなれコーデ

芯の強い女性像を印象づける、型にはまらない組み合わせ

タイトなワンピースが醸し出す緊張感をやわらげるには、カッチリしないタイプのジャケットが効果的です。落ち着いた黒のワンピースでも、異素材のジャケットで別のムードを添えれば、違う表情を引き出せます。

黒いタイトワンピースの上に、グレージュ系のライダースジャケットをON。ライダースならではのクールな雰囲気が加わって、リトルブラックドレスにこなれ感が増しました。

スーツ風ではないジャケットを組み込むと、お仕事ルックの着回しバリエーションが一気に拡張。ジャケットとワンピースの色を思い切ってずらすのが、立体感を生むコツです。

■4:「優美なワンピースとシンプルなジャケット」という、場面を選ばない名コンビ

ネイビーのジャケット姿のSheryl Sandberg(シェリル・サンドバーグ)COO
昼間のビジネスシーンにも夜の会食・パーティにも対応できる着映え

優美な質感やディテールの、フェミニン系ワンピースにジャケットを重ねて表情を豊かにするのも、ビジネスシーンでおすすめの着こなし方です。ストレッチ素材のジャケットは引っ掛かりを感じにくいから、ストレスフリーに過ごすことが可能に。ボディーに馴染むぶん、スレンダーに映るのもうれしいところです。

ドレープが美しいデコルテ見せのワンピースの上から、ストレッチを効かせた、ネイビーのジャケットを重ねました。落ち着いた色同士のコンビネーションで、シックな見え具合に。エレガントなワンピースと、機能的なジャケットの響き合いが、程よいMIXテイストを実現しています。

■5:「ミニマルな色・形」のジャケットでスリムな印象と、凜々しいシャープさを手に入れて

トップスも隠して、ジャケットの存在感を強調

オフィシャルな場面では、やはり黒のジャケットが頼りになります。誠実さや大人感を示すには、絶好の選択。黒は引き締め色だから、シャープなシルエットとの相乗効果も見込めます。

議会への出席という、この上なく重たい場面で、シェリルは細身の黒ジャケットに身を包みました。スリムなシルエットと、胸元のシャープなVラインが効いて、細感が際立っています。余計な飾り気を排したミニマルなジャケットは、凜々しさや真剣ムードを表現できる「切り札」的アイテムです。


シェリルの着こなしは、アメリカの女性経営者らしく、機能美とエレガンスを兼ね備えたジャケット術は、参考になるところがいっぱい。見た目の引き締め効果を発揮するのはもちろん、身動きが軽いストレッチ系ジャケットは、働く女性の強い味方になってくれそうです。

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この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃