好みの食材を選べる期間限定の特別会席「美味三彩」が、ハイアット リージェンシー 東京で展開中!

ラグジュアリーホテル「ハイアット リージェンシー 東京」の3階にある日本料理「佳香(かこう)」。2018年にリニューアルし、素材の魅力を最大限に表現した会席料理が楽しめるこちらでは、10月31日(木)まで「鱧」松茸」「折戸茄子」の3種から、好きな食材を選べる秋の特別会席「美味三昧」が展開されています。

ハイアット リージェンシー 東京 3階にある日本料理「佳香(かこう)」が提供する秋の特別会席「美味三彩」
ハイアット リージェンシー 東京 3階にある日本料理「佳香(かこう)」が提供する秋の特別会席「美味三彩」

落ち着いた内装に加え、6つの個室を備え、特別な人とのディナーや大切な会合などにもぴったりの「佳香」。一年を通じてさまざまな料理を満喫してもらうべく、季節に合わせた限定メニューが用意されています。

今の季節は「鱧、松茸、折戸茄子」の秋の食材3種から、好きな進肴を選べる秋の特別会席「美味三彩  ¥16,632(税抜、サービス料込)」を楽しむことができます。

そこで本記事では、「ハイアット リージェンシー 東京」和食部門を監修する、和食統括料理長の勝呂文洋氏のこだわりと遊び心を堪能できる9品をご紹介します。

和食統括料理長、勝呂氏のこだわりと遊び心が満載のコース

■1:先附「秋茄子の摺り流し」で、新しい茄子の食べ方に出合う

これまでに体験したことがない、秋茄子の食感
これまでに体験したことがない、秋茄子の食感

秋茄子をミキサーで細かく粉砕し、ゼラチンを加えて弾力を加えたが食感が新鮮。秋茄子とともに味わうジュレは、酸味を抑えた出汁ベースの優しいお味。上にのっている千切りの長芋は昆布締めにしてあるという、手の込みようです。

■2:白身魚は燻製塩で。造里「本日の水揚げ」

厚めに切られ、魚の旨味が存分に堪能できる造里
厚めに切られ、魚の旨味が存分に堪能できる造里

この日は中トロ、クエ、塩昆布をのせたサワラが登場。醤油もいいですが、白身魚は燻製塩がおすすめです。

■3:これを食べないと秋が始まらない! 土瓶蒸し「鱧、松茸、豆富、銀杏、三つ葉、酢橘」

松茸に加え、しっかりとした食感の豆富も入っています
松茸に加え、しっかりとした食感の豆富も入っています

秋ならではの美味「松茸の土瓶蒸し」。あっさりとした出汁で箸休め的な存在かと思いきや、鱧の旨味がしっかり感じられ、見た目よりも食べ応えがあります。

■4:組肴「秋草浸し、いくら・平貝、菊花卸し和合、峰岡寄せ、海老菊花寿司、栗麩田楽、焼目栗、銀杏松葉、チーズ豆富、酢ゼリー、みたらし小芋」

奥のうさぎ型の器が可愛い。手前の「みたらし小芋」を入れた器は楽器の琵琶がモチーフと、器にも楽しさがいっぱい
奥のうさぎ型の器が可愛い。手前の「みたらし小芋」を入れた器は楽器の琵琶がモチーフと、器にも楽しさがいっぱい

勝呂氏のこだわりが感じられるのが、こちらの組肴。「栗麩田楽」の味噌も「みたらし小芋」の醤油も主張しすぎず、出汁を大事にしていることが伝わってきます。チーズ豆富はチーズそのものよりも、あっさりとした味わいで、こちらの方が日本人の舌に合いそう。どの器もかわいく、目でも楽しませてくれます。

■5:ほくほく、しっとりのポテトとともに。焼物「富士宮鱒萩焼き」

じゃがいもと一緒に焼き上げることで、鱒に新たな食感と旨味が加わっています
じゃがいもと一緒に焼き上げることで、鱒に新たな食感と旨味が加わっています

「萩焼き」とは、可憐な萩の花に見立てて焼いた調理法のこと。甘みの強いほくほく、しっとりのじゃがいもをたっぷりのせ、淡白な鱒に旨味を加えています。

■6:進肴「鱧カツ」or「松茸の天ぷら」or「折戸茄子の蟹あんかけ」

こちらが注目の、3種類から選べる進肴。まずは勝呂氏の遊び心を感じさせる「鱧」からご紹介します。

「鱧カツ」

東京ではあまりお目にかかることのない「鱧カツ」
東京ではあまりお目にかかることのない「鱧カツ」

あられをまぶし、カリッとした衣の中には海苔をサンドした鱧が。鱧の風味が感じられ、海苔の香ばしさに負けていません。骨も当たらず、しっかりとした仕事がなされています。

「松茸の天ぷら」

松茸の味を楽しむならやっぱり天ぷら。土瓶蒸しとはまた違うよさがあります
松茸の味を楽しむならやっぱり天ぷら。土瓶蒸しとはまた違うよさがあります

むっちりとした松茸の弾力が心地いい「松茸の天ぷら」。肉厚にスライスしているため、松茸の繊細な味もしっかり堪能できます。

「折戸茄子の蟹あんかけ」

明治以降、栽培が途絶えていたものの、近年復活した折戸茄子
明治以降、栽培が途絶えていたものの、近年復活した折戸茄子

賀茂茄子のルーツとも言われ、徳川家康にも献上していた記録が残っている折戸茄子。皮が薄く、肉厚な折戸茄子に蟹のあんかけをたっぷりのせたのが「折戸茄子の蟹あんかけ」。しっかり引き出された茄子の旨味と、品のある蟹のあんかけが調和し、いくらでも食べられそう!

■7:御飯にもお酒にも合う。留肴「和牛大和煮」

盛り付けも上品な「和牛大和煮」
盛り付けも上品な「和牛大和煮」

じっくり煮込んだ「和牛大和煮」は、こっくりとした味わいでお酒にも合う一品。添えられた枝豆の煎餅が「和牛大和煮」に負けない存在感を発揮しています。

■8:〆のお食事は2種類から選択可。御飯「釜炊き松茸御飯」「折ぎ蕎麦」

御飯は「釜炊き松茸御飯」か「折ぎ蕎麦」が選べます。今の季節を存分に味わうなら「釜炊き松茸御飯」。

おこげも楽しめる「釜炊き松茸御飯」
おこげも楽しめる「釜炊き松茸御飯」

大きめにカットされた松茸がふんだんに。味付けが控えめにされているため、松茸の風味を最大限感じることができます。

たっぷりかかった海苔の風味が食欲をそそります
たっぷりかかった海苔の風味が食欲をそそります

さっぱりと締めたいなら、海藻の香り高い「折ぎ蕎麦」を。添えられた枝豆とネギ、貝柱のかき揚げも味わえば、お腹も満たされます。

■9:ほうじ茶と合わせたい焼き菓子も。水菓子「荏胡麻黒糖カステラ、フルーツあんみつ」

焼き菓子も水菓子もよくばれるスイーツ
焼き菓子も水菓子もよくばれるスイーツ

最後のスイーツは2種類。しっとりとした「荏胡麻黒糖カステラ」の表面には荏胡麻をトッピングし、食感のアクセントをプラス。コクのある甘みは食後のほうじ茶とも相性抜群。白玉に加え、フレッシュなぶどうやグレープフルーツ、抹茶の寒天を取り合わせたのが「フルーツあんみつ」。口の中をさっぱりとしてくれ、大満足!


鱧、松茸、茄子と秋の定番食材を、高い技術力で趣向を凝らした逸品に仕上げる料理が次々に登場する、珠玉の会席。グレードの高い日本料理を味わいたい人、大切な接待があるという方は、足を運んでみてはいかがでしょうか?

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この記事の執筆者
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WRITING :
津島千佳
EDIT :
石原あや乃