まぶたが重く被っていて、アイラインが上手に引けない、ハリがなくなりちりめんジワが増え、アイシャドウがキレイにのらない…。これが40代の上まぶたの現実。

重くなったまぶたは、腫れぼったくなったように見えるので、ただのむくみと勘違いしてしまう人も…。これはむくみではなく、眉頭あたりにある皺眉筋(しゅうびきん)と目の周りをぐるりと囲んでいる眼輪筋の硬直が大きく関わっています。

ここで紹介する、村木さんのメソッドではこの目周りの筋肉に深く圧をかけてほぐし、弾力を取り戻すことで、上まぶたをキュッと引き上げるのが目的。

ご存知の通り、デリケートな目元は強いマッサージは危険!でもこのメソッドは摩擦が起こらず、刺激を与えないから安心ですよ。

 
 
村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
(むらきひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」美容メソッドを確立。現在は「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP社)など多数あり。Instagram
体験者:武田宏美さん
読者モデル(38歳・音楽配信サービス会社勤務)
「指で圧をかけて、首を振るだけの簡単メソッドなのに、目の奥の筋肉までじんわりとほぐれるような感じで気持ちがいい。疲れで重くなったまぶたがぐっと上がり、ぱっちりと見開くことができるので、仕事の合間にやると良さそうですね」

 上まぶたのたるみを解消する、眉の筋肉ほぐしメソッド

■Step1:眉部分に圧をかけて「うんうん」「いやいや」と首を振る

眉頭あたりにある皺眉筋と、目をぐるりと囲んでいる眼輪筋の上部に圧をかけるメソッド。人さし指をカギ形に曲げて、第1関節〜第2関節の間の平らな面を眉部分に当て、「うんうん」「いやいや」と首を小さく縦と横に振る。これを5セット繰り返します。机があれば、肘をついて行うとより安定して、しっかりと圧をかけることができますよ。

マッサージの指の形
広い面で圧をかけるほうが、刺激なく深く圧をかけることができます。
眉をマッサージしている女性
骨にしっかりと圧をかけるように行いましょう。イタ気持ちいいくらいの圧がベストです。

■Step2:眉頭、眉の中央、眉尻の3カ所に分けて行う

Step1の動作を、眉頭、眉の中央、眉尻の3カ所に分け、位置をずらしながら、左右同時に行います。目尻はこめかみ方向に引き上げるように行うとリフトアップ効果が高まります。深く圧をかけることで、リンパの流れが良くなり、むくみ解消作用も。

眉のマッサージをするポイントを示している女性の顔
目周りの血行が良くなるので疲労解消にも。重く感じていたまぶたがすっきり軽くなり、目が開けやすくなります。

【まとめ|上まぶたのたるみを解消する、眉の筋肉ほぐしメソッド4か条】
1.まぶたが重く被るのは、皺眉筋、眼輪筋の硬直によるたるみも原因のひとつ。
2.デリケートな目元は強いマッサージは厳禁。こすらずに皺眉筋、眼輪筋に圧をかけてほぐすのが得策。
3.皺眉筋、眼輪筋がほぐれて、しなやかなハリを取り戻すとたるみまぶたもグッと引き上がる。
4.目周りの循環が良くなり、眼精疲労の解消にも。目がぱっちりと開けやすくなる。

以上、上まぶたのたるみを解消する、眉の筋肉ほぐしメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は9月21日の更新です。お楽しみに!

この記事の執筆者
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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子