今よりも、もっと自由に使えるお金と時間があったら、好きなだけ旅行に出かけたり、趣味に没頭したりできるのに……と考えることはありませんか? そんな生活は夢のまた夢、と思ってしまうかもしれませんが、実はお金と働き方について学んで行動すれば、誰でも経済的・時間的自由を手に入れることができるのです。

お金と働き方について学んで行動すれば、誰でも経済的・時間的自由を手に入れることができます
お金と働き方について学んで行動すれば、誰でも経済的・時間的自由を手に入れることができます

そう語るのは、『なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか?』の著者・岡崎かつひろさん。お金と時間に余裕のある人と、そうでない人の決定的な違いは、その働き方にあります。

一般的に、お給料は従業員として長時間働いてもらうもの。一方、経済的・時間的に自由な人たちは、仕組みから得られる収入、すなわち不労所得を中心に生活しているため、時間や場所に縛られて働かなくても済むのです。

だからといって、従業員として働くことが悪いということではありません。自分の目標とライフスタイルに合う働き方を選び、それを実現するための知識を身につけることが大切です。

以下では、お金と時間から自由になるための方法を紹介していきます。自分が将来的にどのような生活を送りたいのか、考えながら読み進めてみてください。きっと自分にとって、ベストな働き方が見えてくるはずです。

お金と時間に余裕がある人がやっている「働き方」のポイント5つ

■1:3ステップで、ファイナンシャルリテラシーを身につける

お金や働き方について、どのくらい知識がありますか?
お金や働き方について、どのくらい知識がありますか?

お金の使い方や働き方について、きちんと学んだことがある方は、あまり多くないはず。なぜなら、お金や働き方は学校ではほとんど教えてもらえないからです。親から教わったという方はいらっしゃるかもしれませんが、その知識が現代社会でも通用するとは限りません。

だからこそ、岡崎さんは「お金と働き方について勉強し、真摯に学ぶ必要性を感じてほしい」と言います。お金と時間から自由になるためには、まずお金に関する知識=ファイナンシャルリテラシーを身につけることが必要です。

「ファイナンシャルリテラシーの要素には、次の3つがあります。経済的・時間的自由を手に入れるためには、以下の順番で準備を進めましょう。

1. 支出を減らす

これは、無駄遣いをやめるということ。ファイナンシャルリテラシーが低い人は、浪費に対して鈍感になっている可能性が高いので要注意です。本当にそれを買う必要があるのか、よく考えてからお金を使うことを心がけてください。

2. 収入を増やす

現代は同じ企業で長く働き続ければ収入が上がる、という時代ではなくなっています。収入を上げたいなら、キャリアアップして金額を交渉するか、転職を考える必要があるといえるでしょう。自分で金額交渉をするのは難しいと感じる人は、転職のエージェントに相談するのも手。例えば、この資格を取るといくらの収入が見込める、といった具体的なアドバイスがもらえるはずです。

3. 資産を構築する

1と2ができたら、定期的な収入を生み出す資産を構築しましょう。ここで大事なのは、実際に自分で資産を構築して成功している人のアドバイスを受けること。人生は誰のアドバイスを受けるかで決まります。資産構築について、親や親しい友人、うまくいっていない人に相談してしまうと失敗するケースが多いので、気をつけましょう」(岡崎さん)

経済的・時間的自由を勝ち取るための準備をするうえで、特に重要なのは、支出を減らすこと。ファイナンシャルリテラシーが高い人は、決して無駄遣いをしません。まずは日ごろの支出を見直すことから始めましょう。

■2:働き方の仕組み「キャッシュフロー・クワドラント」を知る

あなたの働き方は、4つのうち、どれに当てはまりますか?
あなたの働き方は、4つのうち、どれに当てはまりますか?

お金にも時間にも追われている人と、お金にも時間にも余裕のある人の違いは、働き方の差にあることは前述のとおりです。この違いをきちんと理解していないままで、毎日必死に働き続けても、経済的・時間的な自由を手に入れることはできません。

「働き方には、『キャッシュフロー・クワドラント』という、以下の4種類があります。

E(Employee)クワドラント
会社員やアルバイト、派遣社員、雇われ社長といった従業員です。働き方の特徴は、時間をお金に変えていること。より多くの収入を得るためには、長時間働く必要があります。

S(Self employee)クワドラント
一般的に自営業と呼ばれる働き方で、弁護士や医師、独立系のSEなども該当します。時間を売り上げに変え、そのなかから収入を得るのが特徴です。売り上げが大きくても、経費や原価が高ければ大きな収入を得ることができないため、考えることが多く、最も忙しい働き方といえます。

B(Business owner)クワドラント
大家や著作権者などのビジネスオーナーです。ビジネスを仕組み化することに時間を使うのが特徴。この仕組みづくりに時間がかかりますが、これさえ済めば、あとはSクワドラントの人や取引先に仕事を任せられるので、自分が動かなくても稼働します。

I(Investor)クワドラント
投資家と呼ばれる働き方ですが、私の投資家の定義は、『長期的に安定した利益を生み続ける資産を保有し、ラットレース(必死に働いても現状が変わらず、いつもお金の支払いに追われる生き方のこと)を抜けられる状態の人』を指します。働き方の特徴は、お金を仕組みに変えていること。最も時間的自由が手に入りやすいクワドラントですが、同時に多額のお金も必要になります。

経済的・時間的自由人への現実的な道筋は、まずBクワドラントを目指し、そこで得た収入でBクワドラントとIクワドラントのかけ算をしていくこと。Eクワドラントとして働きながら、Bクワドラントとして仕組みづくりをするというように、複数のクワドラントを両立するのもOKです」(岡崎さん)

以上、4つの働き方について理解したら、いつまでにどんな結果を得たいのかを考えて、どのクワドラントを目指すのかを決めましょう。

■3:会社員がもつ3つのメリットを生かす

キャッシュフロー・クワドラントについて知ると、会社員として働くのはやめたほうがいいように思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。岡崎さんによると、会社員にもメリットがあるのです。

「すぐに稼ぎたいからといって、慌てて会社員をやめる必要はありません。なぜなら、会社員には3つのメリットがあるからです。

1. 社会的信用がある

例えば、クレジットカードをつくろうとしたとき、起業3年目くらいまでは、カードの審査が通らないことが多い。車や住宅などのローンも同様で、個人事業主は大きな額を借り入れようとしても、なかなか審査が通りません。しかし、会社員なら安定した収入があるので、審査が通りやすいのです。

2. ローリスクで経験を積める

会社員の場合、万が一大きな失敗をしてしまっても、その責任は会社が取ってくれます。大手の企業なら、個人では取れないような、リスクの大きい仕事に携わるチャンスもあるでしょう。仮に失敗が原因でクビになってしまったとしても、そこで積み上げた実績は、自分のキャリアとして生かすことができます。

3. 空き時間で副業しやすい

会社の仕事に支障を出さないことが大前提ですが、仕事のあとや休日などの空き時間を、自分の事業を立ち上げるために使えます。また、会社の収入があるため、最低限の生活が保証されているのも大きなポイントです」(岡崎さん)

今すぐ稼ぎたいと焦る気持ちもわかりますが、慌てて会社員をやめる前に、ふたつの働き方を両立することを検討してみるとよいかもしれませんね。

■4:居心地の悪い環境に身を置く

自分の当たり前を変えるためにも、居心地の悪い環境へ!
自分の当たり前を変えるためにも、居心地の悪い環境へ!

「朱に交われば赤くなる」ということわざを聞いたことがあるでしょうか。人間は環境の生き物で、どんな人と付き合うかによって、どんな自分になるかが決まります。経済的・時間的自由人になるためには、いまの自分を変えることが必須。そこで、自分よりもハイクラスな人たちのコミュニティーに身を置く努力をしてみましょう。

「自分の身近にいる人々の平均が自分自身、というのは有名な話です。例えば、Eクワドラントの会社員が、同じEクワドラントの人とばかり付き合っていても、Eクワドラントのままで変わりません。

ですから、BクワドラントやIクワドラントを目指すのなら、そのクワドラントの人ばかりの環境に飛び込みましょう。初めのうちは居心地が悪いと思いますが、目指しているクワドラントの人と接することで、自然と自分の中の当たり前が変わっていきます」(岡崎さん)

環境を変え、自分自身を変えるなら、目標とするクワドラントのセミナーや講演に参加するのがおすすめです。学びの濃度は、それにかけた時間とお金に比例します。自己投資には、時間とお金を惜しまず使うことを心がけましょう。

■5:行動して情報発信する

SNSやコミュニティーで情報を発信していきましょう。
SNSやコミュニティーで情報を発信していきましょう。

どのクワドラントを目指すとしても、大事なのは行動することだと岡崎さんは言います。なかでも、あなたが行動するうえで絶対にしたほうがよいことが、SNSやコミュニティーを利用して情報を発信することです。

「情報化が進む現代において、情報発信力をもつことは、どのクワドラントであっても価値があります。なぜなら、新しいビジネスを立ち上げたり、何名かで出資を募って投資をしたりするときに、強い力を発揮するから。情報発信する方法は、次の3つです。

1. マスメディア(テレビ、ラジオ、新聞など)
2. SNS(Facebook、Twitter、YouTubeなど)
3. コミュニティー(リアルな人の集まり、オンラインサロンなど)

個人で情報発信をする場合、マスメディアはハードルが高いので、SNSとコミュニティーのふたつをミックスして利用することをおすすめします。

SNSを利用するときは、名刺代わりのFacebook、拡散力重視のTwitterなど、意図に合わせて使い分けるのがポイント。また、リアルな人の集まりのコミュニティーには特別な技術は必要ないので、誰でも始めることができるでしょう」(岡崎さん)

リアルにつながってこそ、人はお金を動かします。ソーシャルメディアとリアルの集まりを組み合わせて、少しずつ情報発信力を身につけてみてください。


借金はしてはいけない、投資は危ない、働き始めたら3年は続ける……といった昔ながらの教えは、いまでも根強く残っています。ですが、それらの考えが必ずしも現代に合っているとは限りません。

人生は誰の言うことを聞くかで決まります。この機会にぜひ、お金と働き方について学び、経済的・時間的に自由な人生を手に入れてみてはいかがでしょうか?

岡崎かつひろさん
経営者・起業家
(おかざき かつひろ)株式会社DW代表取締役、ほか2社を有する傍ら、ビジネストレーニング事業や業務コンサルティング、飲食店経営などを展開。講演会は累積動員人数10万人を超える。著書に『自分を安売りするのは“いますぐ”やめなさい。』『言いなりの人生は“いますぐ”やめなさい。』『憂鬱な毎日は“いますぐ”やめなさい。』(いずれも、きずな出版)がある。http://okazakikatsuhiro.com/
この記事の執筆者
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WRITING :
上原 純
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