ふっくら豊かな表情が、空間に余裕を生み出す、アルフレックスの「オムニオ」

ユニットごとに異なるカバーでコーディネートされた「オムニオ」。ファブリック選びも楽しみのひとつです。
ユニットごとに異なるカバーでコーディネートされた「オムニオ」。ファブリック選びも楽しみのひとつです。

アルフレックス の「オムニオ」は、“1人1シート”をユニットとした、さまざまな形状のソファを自由に組み合わせられる、プラットフォームソファです。

コンパクトなタイプから、座面の広いワイドタイプや奥行きの深いディープタイプのユニット、1人がけアームソファ。使い勝手のよいスモールサイズのシート。

いずれも、アームとシートバックはロータイプ、ハイタイプ、ミックスタイプの3種類があります。個性的なL字型から対面型など、形もサイズも思いのままに、組み合わせることができます。

ミニマムにコーディネートするのであれば、写真のように、シートと片アームソファのセット買いがオススメです。例えば、左側のソファを90度回転させれば、狭い同一空間でも、別々の過ごし方ができる配置になります。

配置によって、一緒に座る人との距離感を変えることができるのが、面白いですよね。

【ブランド】アルフレックス【商品名】オムニオ【価格】2シート合わせた金額:¥662,000/ミックスタイプ 左アームソファ:¥338,000+シート:¥324,000(税抜)※クッションは含まれません。【サイズ】幅1860×奥行き940×高さ375mm/ミックスタイプ 左アームソファ:幅940×奥行き940×高さ720 座面高375mm/シート:幅920×奥行き720×高さ375mm【材質】張地:布,本革/本体ベース:MDF/シート:ウレタン、羽毛/シートバック、アーム:軟質モールドウレタン、硬質モールドウレタン、羽毛 ※2019年10月1日現在の価格
【ブランド】アルフレックス【商品名】オムニオ【価格】2シート合わせた金額:¥662,000/ミックスタイプ 左アームソファ:¥338,000+シート:¥324,000(税抜)※クッションは含まれません。【サイズ】幅1860×奥行き940×高さ375mm/ミックスタイプ 左アームソファ:幅940×奥行き940×高さ720 座面高375mm/シート:幅920×奥行き720×高さ375mm【材質】張地:布,本革/本体ベース:MDF/シート:ウレタン、羽毛/シートバック、アーム:軟質モールドウレタン、硬質モールドウレタン、羽毛 ※2019年10月1日現在の価格
“1人1シート”のユニットは、横並びに座っても適度な距離で過ごすことが可能。友人を気軽に招くことができます。
“1人1シート”のユニットは、横並びに座っても適度な距離で過ごすことが可能。友人を気軽に招くことができます。

“1人1シート”の世知辛さを感じさせないのは、オムニオ特有の、ふっくらとしたたたずまいが大きいのではないでしょうか?

座ったときにほんの気持ち沈み込み、いい感じのところでホールドされる、物語性のある座り心地と、美しく寄るシワの表情。

羽毛を使っている「オムニオ」ならではの魅力が最大限に発揮されるのは、人が座ったときなのです。

やわらかな革によるシワが美しい、思わず座りたくなる表情を見せてくれる「オムニオ」
やわらかな革によるシワが美しい、思わず座りたくなる表情を見せてくれる「オムニオ」

また、「オムニオ」は低めに設計されているので、天井を高く見せてくれる効果があります。アートを飾ったり、間接照明を当てたりと、背景になる壁面とのコーディネートも積極的に楽しみたいですね。

375mmと低めの座面高。床に近いことで、座ったときの安心感もあります。
375mmと低めの座面高。床に近いことで、座ったときの安心感もあります。
アルフレックスでは、さまざまなアートの提案もされているので、家具選びと合わせて参考にされると、また違ったインテリアのアプローチを見つけるヒントを得られるかもしれません。
アルフレックスでは、さまざまなアートの提案もされているので、家具選びと合わせて参考にされると、また違ったインテリアのアプローチを見つけるヒントを得られるかもしれません。

洋服感覚でコーディネート、着せ替えのできるオムニオ

オムニオの個性を思う存分楽しみたかったら、カバーをパーツごとに変えてみてはいかがでしょう。アクセントをつけたり、グラデーションで選んだり、洋服を選ぶように組み合わせを楽しめるのも魅力です。

革やファブリックを混ぜてみたり、背と座る面で色を変えてみたりしても、ハーモニーが崩れない繊細な色展開
革やファブリックを混ぜてみたり、背と座る面で色を変えてみたりしても、ハーモニーが崩れない繊細な色展開

今ではいろんなブランドが取り組んでいるカバーリング。日本で展開したのはアルフレックスが最初だそう。カバーの付け替えも、商品開発の段階で何度も検討され、誰でも簡単に取り外しできるように、型紙から自社設計されています。

女性ひとりでも立てることができます。工具不要で簡単にベースを外すことができました。
女性ひとりでも立てることができます。工具不要で簡単にベースを外すことができました。
ベルクロでとても簡単に取り外しができるので、クリーニングに出したり季節ごとに衣替えをしたりすることも可能です。
ベルクロでとても簡単に取り外しができるので、クリーニングに出したり季節ごとに衣替えをしたりすることも可能です。

イタリア生まれ、日本育ちのトップブランド「アルフレックス 」

アルフレックスは、ミラノで1951年に創業したイタリアのブランドです。アルフレックス ジャパンは、イタリアのアルフレックス社で家具づくりを学んだ保科 正氏によって、1969年に創業されました。

創業当時の日本は、高度成長のまっただなか。庶民の暮らしは、ちゃぶ台を中心としており、ソファは応接室に設置されたお客様用の“飾り”でした。そのソファをリビングの主役に「家族がくつろぐもの」として、日本で最初に紹介したのがアルフレックスです。

以来、日本人の住環境にまつわるライフスタイルの変化を牽引するブランドとして、愛されています。

アルフレックス は、北海道・旭川に自社工場があり、そこではソファごとに「個性のある座り心地」を追求するためのものがすべてそろっています。

しかも、創業当時からのすべてのアイテムの型紙が保管されているので、廃番になったアイテムでも、カバーの製作やシート・ベース部分のメンテナンスに対応してもらえるそうです。ここまで自社で取り組んでいる国内ブランドは、初めて。

工場見学にも伺ったときに拝見した、ソファ内部に使われるウレタンの数々。
工場見学にも伺ったときに拝見した、ソファ内部に使われるウレタンの数々。
デザインは「C.O.D.」
オムニオのデザインを手がけたのは、アルフレックス ジャパン創立者の保科 正氏が、1998年に設立したデザインチーム「C.O.D.」。従来から一緒に活動してきたプロダクトデザイナー・藤戸琢也氏と共に人の暮らしを見つめ、その時代にあったライフスタイルを家具の造形を通して提案し続けている。 オムニオをはじめ、一見普遍的に見えるシンプルなデザインながら、その場で回転する小ぶりなソファ「LUCIA(ルチア)」や、細い足で大きなボリュームを軽やかに浮かせた「ERA(エラ)」など、時代の空気感をとらえ、豊かなライフスタイルを発信し続けている。
写真左に2脚並んだころんとしたフォルムの「LUCIA」と、おおらかなERAの対比がリズミカルなインテリア
写真左に2脚並んだころんとしたフォルムの「LUCIA」と、おおらかなERAの対比がリズミカルなインテリア

問い合わせ先

  • アルフレックス玉川 
  • 営業時間/11:00〜19:00
  • TEL:03-5717-9222
  • 住所/東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズS.C. テラスマーケット2F(二子玉川蔦屋家電内)

 

この記事の執筆者
イデーに5年間(1997年~2002年)所属し、定番家具の開発や「東京デザイナーズブロック2001」の実行委員長、ロンドン・ミラノ・NYで発表されたブランド「SPUTNIK」の立ち上げに関わる。 2012年より「Design life with kids interior workshop」主宰。モンテッソーリ教育の視点を取り入れた、自身デザインの、“時計の読めない子が読みたくなる”アナログ時計『fun pun clock(ふんぷんクロック)』が、グッドデザイン賞2017を受賞。現在は、フリーランスのデザイナー・インテリアエディターとして「豊かな暮らし」について、プロダクトやコーディネート、ライティングを通して情報発信をしている。
公式サイト:YOKODOBASHI.COM