現在、開催されている2020年SSのコレクション会場でファッションジャーナリスト・藤岡篤子さんが見つけた、おしゃれなファッショニスタたち。現場で藤岡さんが声をかけて撮影した、現地ファッションを、速報でお送りしています。本日はパリ コレクションの4日目のスナップをお届けします。
パリコレ４日目は、オシャレプロが集結する「ロエベのコレクション」からスタート！
ciao、藤岡篤子です。
朝一番のコレクションは、LOEWE（ロエベ）です。いつも同じユネスコ本部が会場。オシャレなファッショニスタたちが続々と集まってきます。
さすがに朝9時半はまだ肌寒く、来場者もシープスキンのコートや、ウールのコート姿が目につきます。とはいえ、日中は晴れると夏のように暑くなるので、インナーには軽快なシャツドレスやプリントのワンピースドレスを合わせ、この時期の気候に臨機応変に対応できるよう、みなさん工夫されています。
ロエベですから、アイコニックなハットをかぶった人も多かったけれど、この女性が一番ナチュラルで、かわいかった！
今年はトレンドの「トータルカラー」が気になります！
ところで、この秋はトータルカラーで装う、シックなマダムたちの装いが気になっています。
グレー人気が復活！素敵に着こなすマダムをキャッチ
例えば、またまた人気復活のライトグレー。
こちらは、DRIES VAN NOTEN（ドリス バン ノッテン）のショールームで見かけたシックなマダム。外で一服しているところを撮らせて頂きました。「疲れ顔だから〜」と言いながら、ポーズ。グレーのシャツに濃いめのグレーのワイドパンツをぐっと腰を落として、穿いていらっしゃいました。
上級者のテクニックなので、誰でもできるわけではないけれど、このバランスが気になる！ たったこれだけなのに、シンプルな着こなしが新しく、すごくエレガントに見えます。シャツの大きなモチーフがほどよくフェミニンで、メンズっぽくなり過ぎず、大人の貫禄が漂います。
いつかこんな風に、パンツを着こなせたら良いなぁ。
もう1人はZADIG & VOLTAIRE（ザディグ エ ヴォルテール）のクリエイティブディレクターのセシリア・ボンストロム。展示会では自らご説明をいただきました。
「クオリティーの高いシンプルな服にした」と話す彼女が、まさにそのスタイルを体現。グレーのカシミアセーターに同色のワイドパンツを合わせています。北欧の出身だけにブロンドで、透き通るような肌に、グレーが良く似合います。
彼女の着こなしポイントは、ゴールドのチェーンの複数付け。中細から繊細なチェーンまで何本も合わせて、ニュアンスを演出しています。そこにケイト・モスとコラボしたバッグをクロスボディーにして、とかくベーシックになりがちなグレーを、カジュアルに着こなしています。
グレーは上品な大人のカラー。だからこそ、ひとひねりしたバランスやアクセサリーで、個性を感じさせるのが大切ですね。
以上、藤岡篤子さんが現在開催中の2020年のSSコレクション会場で見つけた、おしゃれなファッショニスタをリアルタイムでご紹介する企画、パリコレ編4日目の様子をお届けしました。
なお、藤岡篤子さんのインスタグラム（@fiorinatokyo）でも2020年SSコレクションの様子が投稿されていますので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。
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- TEXT ：
- 藤岡篤子さん ファッションジャーナリスト
- WRITING ：
- 藤岡篤子
- EDIT ：
- 石原あや乃
