昭和、平成と駆け抜け、ついに令和も迎えた大人世代。若かったころと違い、肌や髪は衰えが見えつつも、習慣化されたスキンケアやメイク、ヘアケアからシフトできていない人が続出中。

そこで、美容のプロが肌の変化に合わせて、どうケアを変えてきたのかを徹底取材しました。

今回は、美容のプロが「やめる美容」をご紹介します。

今をより美しく見せるための「やめる美容」

1:「まつげの負担になるから、ビューラーをやめます!」(ビューティ エディター 近藤須雅子さん、柳田美由紀さん)

自然とビューラーを使わなくなってきた、という美容のプロのおふたり。その理由をうかがうと…。

「年齢を重ねるにつれ、まつげが細く、少なくなって使うのをやめました。実際にやめてもマスカラの進化のおかげで、メイク効果が全然ダウンしなかったのは発見で…。やめて、ビューラーでまつげが抜けることがなくなったのは、ひと安心です」と近藤さん。

また、柳田さんも使わなくなってきた派。「まつげの育毛剤を使うようになったら、クルンと自然にカールしてきたので、ビューラーの出番が減ってきたこと。同時に、マスカラがとても進化していて、コームで押し上げるだけで上がるものが増えたことも要因に」。

まつげが減るのが心配な人は、ぜひお試しを。

近藤さんと柳田さんがおすすめするマスカラ3選

マスカラ_1
左から/柳田さんが愛用。ブラシがまつげをグッと持ち上げ、ビューラーがなくてもキレイなカールに。イヴ・サンローラン・ボーテ マスカラ ヴォリューム エフォシル カーラー SP ¥4,400、目の輪郭をふちどって強調するアイライナー発想の目ヂカラ強化マスカラ。自然とカールしたまつげに。カネボウ化粧品 キッカ シェイプディファインマスカラ 01 ¥4,000、近藤さん愛用。大人の女性にぴったりの繊細な長さ、美しいカールが再現できる貴重なマスカラ。羽のような軽さ。アンプリチュード エクストラロング マスカラ 01 ¥4,200

併せて使いたい!やせてきたまつげをしっかり育めるオススメ育毛剤 

美容液_1
左から/まつげの毛周期に着目の集中美容液。コスメデコルテ AQ MW ラッシュ レボリューション 4.5ml ¥8,000、傷みやすいまつげを守りつつ、ボリュームを改善する。エム・アール・アイ リバイタラッシュ アドバンス ジャパン 2ml ¥9,800

2:「しぼんだ目元に不釣り合いな黒アイライナーはもうやめます」(トータルビューティアドバイザー 鈴木ハル子さん、美容家 山本未奈子さん、ビューティ エディター 入江信子さん)

 「やめた」と言った美容のプロがいちばん多かったのが、黒ライナー。

「ある日ふと、黒のラインと肌とのコントラストが強くて、違和感があるなと思ったこと、年齢を重ね、ただでさえ表情に険があるのに、黒を使うとキツく見えるのもやめた理由です」と入江さん。

また、「黒はもちろん、リキッドタイプも避けています。リキッドの艶感がまぶたのたるみを目立たせてしまうから」という鈴木さんの見解も。

では何色を使うかというと、「メイクさんの提案で、黒からブラウンに替えるように。目元に優しさと大人の品格が出ました」と山本さんが言うように、きちんと目元が引き締まりながら、軽さもある色を共通で選ばれていました。目元が若々しい印象になるはず。

鈴木さん、山本さん、入江さんがおすすめするアイライナー3選

アイライナー_1
上から/黒に近いチョコレートブラウン。アディクション アイライナー ペンシル ラビットホール ¥2,500、なめらかな描き心地ながら、汗や水に強く、モチも格段にいい。美しい緑と青でメタリックなところが鈴木さんのお気に入り。イヴ・サンローラン・ボーテ アイライナー ウォータープルーフ4(上)、3(下) 各¥3,300、自然な陰影がつくれるダスティグレーと知的に見せられるカーキは、入江さんがご愛用。繊細ながら、きちんと目元を引き締めてくれる効果もあり。にじみにくい処方で、1日中キレイな状態が続く。UZU アイオープニングライナー グレー(上)、カーキ(下) 各¥1,500

3:「パサついて老け見えしがちな粉はもう使いません!」(ヘア&メイクアップアーティスト 尾花ケイコさん、ビューティ エディター 長田和歌子さん)

乾燥しがちなお年ごろゆえに、粉が苦手になってきたふたり。

「ベースメイクでは極力、粉はのせません! また、何層にも重ねないようにしています。重ねるほど、くずれたときにヨレてしまうので」と尾花さん。

そして長田さんは、「乾燥しているところに粉をのせると、老けて見えるので、私もほぼ使いません。ですが、乾燥知らずに見える『ジェルおしろい』という水のような艶がオンでき、しかも一日中続くという新発想のアイテムは愛用しています」

パウダー_1
ベースメイクの仕上げにスポンジでトントンとのせるだけで、みずみずしい艶やかな仕上がりがかなう。カバーマーク モイスチュアコート ジェル 35g ¥5,000(2019年10月18日発売)

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次回は、美容のプロによる「続ける美容」をお届けします。お楽しみに!

※掲載した商品はすべて税抜です。

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PHOTO :
宗髙聡子
EDIT&WRITING :
長田和歌子、佐藤友貴絵(Precious)