ミラノを代表するビジネスセレブのみならず、近年わが国のビジネスマンの間でも、飛躍的にその知名度を高めつつあるフルラ。ここではその理由を考察してみる。

世界のビジネスセレブになぜフルラが選ばれるのか?

写真左から/やわらかいシボ革のボディとスムースレザーのポケットとのコントラストが洒脱な、『ユリッセトートEW』。肩がけでも手提げでもいける絶妙の長さのハンドルや、取り外し可能なショルダーストラップ、抜群の収納力etc.。シンプルなルックスながら、その機能性は磨き抜かれている。[縦31×横44×マチ14㎝]¥64,000(フルラ ジャパン)※税抜き参考価格
ボディと同色のレザーやメタルリングによって〝フルラ〟のFをあしらった、『フェーボ Lクラッチ』。ビジネスシーンの印象が根強いクラッチバッグも、こんなモダンなデザインやカラーリングなら、休日のスタイルにも難なく取り入れられる。クッション性も高いので、タブレット端末の収納にも。[縦21×横31×マチ6㎝]¥42,000(フルラ ジャパン)※税抜き参考価格
きめ細かなシボ感としなやかな手触りが自慢の、『ジョーヴェ トートバッグ』。持ち手の長さを調節して、トートバッグとしてもブリーフケースとしても使えるこのバッグ、実はもうひとつ仕掛けが。なんとストラップがリバーシブル仕様になっており、裏返すとバッグと同色のブラックに変えられるのだ![縦28×横37×マチ10㎝]¥85,000(フルラ ジャパン)※税抜き参考価格
かっちりとしたシュリンクレザーを使った、『マルテ ブリーフケースS』。少しだけコンパクトなサイズ感に加え、内部にタブレット端末用のケースを備えた、現代のビジネスシーンにぴったりのバッグ。〝フルラ〟お得意のネイビーカラーは、合わせるスーツや靴の色を選ばないので、実に便利だ。[縦28×横36×マチ5㎝]¥70,000(フルラ ジャパン) ※税抜き参考価格

■理由1:現代のスーツに似合うモダンな色使い

かつて紳士のレザーバッグの色といえば、ブラックかブラウンがほとんどだった。「今日は靴がブラウンだから、バッグも色をそろえなきゃ」なんて、出勤前に慌ててバッグの中身を入れ替えていた方も多いのではないだろうか。しかしフルラのバッグには、そのお約束は当てはまらない。こちらのカラーバリエーションにはブラウンはほとんど見当たらず、ネイビーやグレーといった、メンズファッションにおける定番色が多用されている。そしてブラックも、レザーの選択やアクセントカラー使いの妙によってクラシカルな重厚感を解消。これならどんな靴をはいていようと完璧にマッチするし、装い自体もモダンで精悍な印象を与えられる。だから現代のビジネスマンに支持されるのだ。

■理由2:その素材とデザインはシーンを限定しない!

やわらかなシュリンクカーフを使ったり、持ち手の長さを調節することで手提げから肩がけへとデザインを変えられたり、洒脱なアクセントカラーをあしらったり……。フルラのバッグはどれも上品な面持ちではあるが、決して堅苦しさを感じさせないよう、どこかに工夫が凝らされている。だからビジネスシーンのみならず、ラフなカジュアルファッションにも似合うのだ。男の装いにおけるドレスコードが大きく変わりつつある今、最も求められているのはこんなバッグなのかもしれない。

■理由3:つい手に取ってしまう絶妙な軽さとサイズ感

どんなに美しいバッグであろうと、所詮は道具。重かったり使いづらかったら、自然と出番は減ってくるものだ。その点フルラのバッグは、オールレザーとしては圧倒的に軽い。そして従来のクラシックなメンズバッグと較べると、少々コンパクトなサイズのモデルが多いことも、現代のビジネスシーンにマッチするポイントだ。ショルダーストラップなどの付属品や、ポケットの配置ひとつにいたるまで、「2019年という時代」が反映されたフルラのバッグ。今を生きるビジネスマンに選ばれるのは必然なのである。

※2019年春号掲載時の情報です。

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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious春号より
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クレジット :
撮影/ 小池紀行(パイルドライバー/静物)