ジェラルド ジェンタのお家芸であるレトログラードをはじめ、アイコニックなデザインを忠実に踏襲しながら、イタリア・ローマの「艶」を感じさせるたたずまい。ウォッチメイキングにおいて、「個性を表現することを恐れない」ということを最も大切にしているブルガリならではの非凡な機械式時計―それは、着こなしの洗練度を高め、時計に目を落とすたびに心を豊かに満たす。

気絶するほどスタイリッシュ!

『ジェラルド ジェンタ アリーナ バイレトロ 50周年記念モデル』

●自動巻き ●プラチナケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/41㎜ ¥6,450,000(ブルガリ ジャパン)※税抜き参考価格

2000年、ブルガリが彼と職人たちを迎え入れてからは、ブルガリのコレクションのひとつとなった『ジェラルド ジェンタ』。

ジェンタのシグネチャーのひとつである、ふくよかなフォルムのケースはプラチナ製。時は12時位置の小窓、分はダイヤル上部を弧を描くように動き示す。100m防水、42時間パワーリザーブという実用性も備える。

4ハンマー4ゴングのグランドソヌリの組み立ての最終段階。この時計は実に、年間4本しか製造できない。
4ハンマー4ゴングのグランドソヌリの組み立ての最終段階。この時計は実に、年間4本しか製造できない。
非常に細かい部品のひとつから自社内で製造しているブルガリ。「マニュファクチュール」を謳うブランドのなかでも、部品から自社一貫生産しているブランドはそう多くは存在しない。
非常に細かい部品のひとつから自社内で製造しているブルガリ。「マニュファクチュール」を謳うブランドのなかでも、部品から自社一貫生産しているブランドはそう多くは存在しない。
ハイコンプリケーションを製造する部屋は、工房内でもひときわ明るい陽光が降り注ぐ。
ハイコンプリケーションを製造する部屋は、工房内でもひときわ明るい陽光が降り注ぐ。
今年5度目の世界記録を樹立した超薄型の『オクト フィニッシモ クロノグラフGMT オートマティック』のメインプレート。繊細なペルラージュ模様を施している途中段階。
今年5度目の世界記録を樹立した超薄型の『オクト フィニッシモ クロノグラフGMT オートマティック』のメインプレート。繊細なペルラージュ模様を施している途中段階。

ジェラルド ジェンタを傘下に収めることによって、非常に高度な複雑機械式時計も手がけるマニュファクチュールとして、数多の名門ウォッチメーカーと比肩するステイタスを築き上げたブルガリ。その工房があるのは、スイスの時計産業の聖地、ジュラ渓谷のル・サンティエ。最新のテクノロジーと、熟練の職人の手作業を融合させ、精緻なムーブメントをひとつずつ大切に製造している。

※2019年夏号掲載時の情報です。

この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
BY :
MEN'S Precious2019年夏号より
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
クレジット :
撮影/武田正彦