ビートたけしさんが司会を務め、健康寿命を伸ばし、元気に⻑生きするための最新医学情報を特集しているテレビ番組『名医とつながる!たけしの家庭の医学』(ABCテレビ・テレビ朝日系)。

番組名の通り、その道で活躍する日本中の名医により、わかりやすく最新の医学情報について学べる番組となっています。健康で暮らすことは、日々の美しさにも繋がってきます。難しい内容の最新の医学情報を自分で調べ、病気を予防するのはかなりの難易度。

しかし、『名医とつながる!たけしの家庭の医学』では、テレビの前で実践できる健康診断テストで自身の健康をチェックできるだけでなく、改善法や予防法についても紹介されています。バラエティ仕立ての番組を観ていたら「最新の医学情報でもすんなりと頭に入ってきた」と、大人の女性からも高い支持を得ています。

実際にSNSでは、「(番組を観て)病院に行った」との声も寄せられるなど、自分の健康状態について考え直せる番組として、チェックしている方も多くいらっしゃるよう。

10月15日(火)午後7:00〜の放送は、「これ以上脳を老けさせない! 認知症2つの最新予防法SP」

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左から:足立梨花さん、高橋ひとみさん、中山秀征さん、ビートたけしさん ©ABCテレビ

10月15日(火)午後7:00〜の放送では、「これ以上脳を老けさせない! 認知症2つの最新予防法SP」と題し、認知症予防で注目されている「脳の神経細胞」についての情報が公開されます。さらに認知症予防の切り札となる「ノビレチン」を含む食材が紹介される、2時間スペシャルです。

ゲストは、中山秀征さん、高橋ひとみさん、足立梨花さん、ガダルカナル・タカさん。

あなたの「脳の神経細胞」が減っているかどうかをチェック!

内閣府が発表している「高齢社会白書」によると、2012年には65歳以上の高齢者の約7人に1人が、認知症高齢者とされていましたが、2025年には約5人に1人が認知症高齢者になるとの推計もあるほど、認知症の患者数が増えている日本。

これまで認知症の原因は、脳にたまる「アミロイドβ」という物質や、「海馬」と呼ばれる場所の萎縮などが原因とされていましたが、医学界では今、脳の表面を覆う「神経細胞の塊の部分」が認知症の予防・改善のために注目されているのだそう。

この脳の神経細胞が減り始めている人は、近い将来、認知症を発症する可能性が高い、ということがわかってきたのです。脳の名医である猪原匡史先生(国立循環器病研究センター 脳神経内科部長)によれば、身の危険や恐怖を感じた時の行動を見ると、脳の神経細胞が減り始めているかどうかがわかるのだとか。

そこで番組では、脳の老化が気になる60代から70代の男女9名の協力のもと、脳の神経細胞が減っているかどうかを検証。舞台となるのは、東京練馬区にある遊園地「としまえん」のお化け屋敷。全長200mの道のりの至るところにゾンビが出現するという恐怖を感じる空間の中で、被験者たちがどのような行動を取るか?をウォッチングすることに。

被験者たちの行動は、

・恐怖を楽しむ
・諦めてリタイアする
・付き添いの息子に隠れながら絶叫と号泣を繰り返す
・ゾンビを威嚇する
・恐怖の中でも動じない

などに分かれました。果たして将来、認知症を発症するリスクがあるのは、どの行動なのでしょうか? 実際に被験者の皆さんの脳を MRI検査で調べると、人の脳の神経細胞に減少の兆しがあることが発覚します……。

身体の〇〇で認知症を早期発見!リンゴ型、洋ナシ型、バナナ型のうち、認知症になるリスクが高いのはどれ?

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ビートたけしさん ©ABCテレビ

スタジオでは、脳の神経細胞が減ることで起きる、認知症を早期発見する方法が紹介されます。身体の○○がリンゴ、洋ナシ、バナナのうちのどれかに似ていると、その認知症になるリスクが高いとのこと。どれが危険なのかについても発表されます。

ガダルカナル・タカさんと中山秀征さん ©ABCテレビ
ガダルカナル・タカさんと中山秀征さん ©ABCテレビ

さらにビニール紐を使って、自身の体が危険な○○かどうかをチェックする方法も紹介。最近ポッコリお腹が気になるという男性ゲスト、中山秀征さんとガダルカナル・タカさんがチャレンジするとのことで、結果も見どころとなりそうです。

このほか、今大流行している、サウナを使った検証結果もVTRで公開。サウナに入ることで、脳の表面の神経細胞を増やすという方法がどれほどの効果が期待できるのか?検証されます。

認知症予防の切り札「ノビレチン」!長寿村の人たちが毎日のように食べている食材とは?

認知症患者が増えつつある日本。可能な限り、予防できたらうれしいですよね。番組では、認知症の予防改善に劇的な効果が期待されている「特効薬」として、ある成分についても紹介されます。

その研究に携わる名医・遠藤英俊先生(国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長)によれば、人間は加齢や老化によって、神経細胞のネットワーク機能が衰え、最悪の場合、認知症を発症するが、最近になってある成分が、脳の神経細胞のネットワークを劇的に再生することがわかってきたということです。

認知症対策の切り札とされるその成分の名は「ノビレチン」。薬としての実用化は早くても数年後と言われていますが、実はノビレチンは、ある食材にも豊富に含まれており、その食材のキーワードは「酸を食わすもの」。「酸を食わすもの」とは、いったいどんな食材なのでしょうか?

番組スタッフが向かったのは、その食材が日本一食べられている沖縄県大宜味村(おおぎみそん)。沖縄本島の北部に位置する人口3000人のこの村は、日本有数の長寿の村として知られています。

現地で取材班が出会った、道の駅の販売員として働く仲井真幸子さん(90歳)は、集まった子どもやひ孫の名前から仕事のプロフィールまで、スラスラと答えることができるほどの記憶力を持っていました。

そんな大宜味村のお年寄りたちが口をそろえて「毎日食べている」というのが、「酸を食わすもの」。村の方が行った記憶力テストで、夫婦そろって脳年齢が30歳も若いことが判明した、新城(あらしろ)さん夫妻のお宅に伺い、「酸を食わすもの」を含む食事を見せてもらうことに。

そこに並ぶのは、ゴーヤーチャンプル、もずくとオクラの酢の物、ハマダイの刺身、アイゴのマース煮、てびちの煮付け。どれも大宜味村ではよく食べられているという料理ですが、ノビレチンを豊富に含む食材「酸を食わすもの」が使われているのは、どの料理なのでしょうか!?

スタジオでは、脳の神経細胞がきちんと保たれているかどうかがわかる「ながら歩きテスト」も紹介されます。100から1つの数字をどんどん引いていくテストを、脳の衰えが気になる年齢の中山秀征さん、高橋ひとみさん、ガダルカナル・タカさんがチャレンジ。ぜひ、テレビの前でみなさんもご一緒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

さらに、大宜味村を取材してわかった、ノビレチンを効率的に摂取する方法もVTRで紹介されるなど、認知症に特化した放送となるようです。

近い将来、自分にも襲いかかる病かもしれない、認知症。健康に生きていくための気になるチェック法や予防法などの詳細は、ぜひ番組でチェックしてみていただければと思います!

猪原匡史先生
国立循環器病研究センター 脳神経内科部長
(いはら まさふみ)脳卒中、認知症の診療と研究を専門とする名医。
遠藤英俊先生
国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長
(えんどう ひでとし)認知症の予防改善の研究に携わる名医。

番組詳細