「いい女ベーシック」の理想形は新生セリーヌにあり!

2019年秋冬シーズンのパリコレクションで、トレンドを席捲したのが、セリーヌのフレンチトラッドを進化させたベーシックでした。大人の女性にうれしい「クラシック回帰」がここにあります。

洗練されたフレンチトラッドを女優・板谷由夏さんが着こなす

板谷由夏さん
女優
(いたや ゆか)1975年、福岡県生まれ。1999年女優デビュー。その後、数多くの映画、ドラマに出演。WOWOWの『映画工房』ではMCを務める。現在放送中のテレビ朝日系ドラマ『やすらぎの刻~道』ではコンシェルジュを演じている。11月1日公開の映画『マチネの終わりに』に出演。

■1:ケープ&ブーツをまとい、力強くてミステリアスな女性に

大人コーデ_2,秋コーデ_1
カシミヤケープ¥940,000・カシミヤのタートルネックニット¥150,000・デニムパンツ¥97,000・ピアス¥62,000・ブーツ¥250,000/すべて予定価格(セリーヌ ジャパン〈セリーヌバイ エディ・スリマン〉)、チェロケース¥420,000(マツオ商会〈BAM FRANCE〉)

いい女の気配は究極の「ベーシック」から生まれる

クラシックなケープをはおり、ロングブーツを履いて颯爽と歩く。フランス映画でカトリーヌ・ドヌーブが、そんなヒロインを演じていました。

力強く、エレガントで自信に満ちているのに、どこかミステリアスな印象を与えるこのベーシックな組み合わせが、今また新鮮に映ります。ケープの大きな立ち襟が、より端正で格調高い雰囲気に。暖かなニーハイブーツを合わせるバランスも今年らしいです。

■2:伝統的なモチーフニットを、今年はゆったりオフタートルで

秋コーデ_2,大人コーデ_3
ニット¥155,000・デニムパンツ¥97,000/すべて予定価格(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉)、その他/私物

懐かしい優しさに包まれて豊かな時間を紡ぎ出す

トラッドが恋しいこの秋は、カジュアルなニットも伝統的なフェアアイル柄のブラッシュドニットが気分。ブラウンをベースに控えめな色使いのモチーフがシック。襟元はゆったりとしたオフタートルが、今年らしいバランスです。

■3:モダンなバランス感でまとう正統派のトラッドスタイル

秋コーデ_3,大人コーデ_4
カシミヤフランネルのジャケット¥455,000・ブラウス¥125,000・キュロットスカート¥310,000・スカーフ¥56,000・ベルト¥160,000・ブーツ¥235,000/すべて予定価格(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉)

親しみのあるクラシックなのにすべてが新しい

一見すると正統派トラッドだけれど、圧倒的にモダンなバランスで着るのがこの秋のムード。

例えばテーラードジャケットは、今の気分を反映して、やや長め丈で肩幅のあるデザインを男っぽくはおる。そしてクラシックなチェックのキュロットスカートは、ベルトできちんとウエストマーク。白シャツの襟元には優雅にシルクジョーゼットのプリントスカーフを添えて。

マスキュリンとフェミニンの絶妙なさじ加減が、かっこいいこなれ感を生んでいます。

■4:知的な華やぎが香るプリーツドレスに魅せられて

秋コーデ_4,大人コーデ_5
ウールツイルのドレス¥530,000・ベルト¥160,000・サングラス¥49,000・ブレスレット¥96,000・バッグ¥465,000・ブーツ¥235,000/すべて予定価格(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉)

しなやかに。どんな流行にも女らしさのプライオリティは変わらない

「トリオンフ」モチーフのプリーツドレスは、オンタイムにふさわしい知性を備えた女らしいアイテム。フリルの襟、しなやかに揺れる程よい幅のプリーツ、控えめなパフスリーブ、そして仕上げには上質感のあるベルトを。

ベーシックカラーでまとめても、匂い立つような華があるので、サングラスで少しだけハードな味付けをしてもいいでしょう。

■5:趣のあるカジュアルは、黒でモードに引き締めたい

秋コーデ_5,大人コーデ_6
ジャケット¥420,000・シャツ¥92,000・カシミヤのクルーネックニット¥140,000・チャコールグレーのキュロットスカート¥140,000・ピアス¥62,000・リング¥62,000・バッグ¥430,000・ブーツ¥235,000/すべて予定価格(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉)、その他/私物

知的に美しく、クラシックが似合う大人の女になる。ボーヴォワールのように

英国調チェックのクラシックなジャケットは本来カントリーテイストを備えているだけに、大人の女性が都会的に着るなら、思いきりモードなテイストを加えたいもの。

ニーハイブーツを合わせて、シャツのフリルをのぞかせ、黒を中心に合わせてシャープに仕上げるのが正解です。

※掲載した商品は、すべて税抜です。

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PHOTO :
浅井佳代子
STYLIST :
犬走比佐乃
HAIR MAKE :
MATSU KAZ(3rd/ヘア)、Akiko Sakamoto(3rd/メイク)
MODEL :
板谷由夏
COOPERATION :
マツオ商会
EDIT&WRITING :
藤田由美