健康寿命を伸ばすことで、元気に⻑生きするための最新医学情報を特集しているテレビ番組、『名医とつながる!たけしの家庭の医学』(ABCテレビ・テレビ朝日系)。

前回の放送では、目に見えない医療費=ステルス医療費について紹介されました。不調を感じた時、サプリ、湿布、市販薬、さらにはマッサージなどに頼ってしまう経験、みなさんにもあるのではないでしょうか。

さらに体調が優れない時は、手早くお惣菜や外食で済ませてしまうことも……。こういった出費もステルス医療費に含まれ、知らず知らずのうちに高額になっているという衝撃の事実が紹介されました。

健康でいることは、無駄な出費の削減にも繋がります。長寿大国の日本において、健康でい続けるためには「病気」は大敵といえますよね。

ビートたけしさんが司会を務める『名医つながる!たけしの家庭の医学』は、身近に潜む見落としがちな病気のサインや自宅で試せる健康診断の他、さまざまな医療情報がバラエティ仕立てで紹介されています。

自分で噛み砕くには難しい、最新の医学情報をとてもわかりやすく得られる番組とあって、大人の女性からの支持も高い番組となっています。

11月12日(火)午後7:00からの放送は、「その症状 どの診療科に行ったらいいの?&おらが村の名医SP」

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左から ガダルカナル・タカさん、小倉優子さん、具志堅用高さん、中田喜子さん ©ABCテレビ

11月12日(火)午後7:00からの放送のゲストは、中田喜子さん、具志堅用高さん、小倉優子さん、ガダルカナル・タカさん。「その症状 どの診療科に行ったらいいの?&おらが村の名医SP」と題した3時間スペシャルが放送されます。

■テーマ1:その症状 どの診療科に行ったらいいの?SP

医療が細分化され、街でもさまざまな診療科の看板を目にするようになりました。しかし、どの診療科が自分の症状にあっているのか、迷うこともあるのではないでしょうか?

病院に通っているのに良くならない症状、もしかしたら通うべき診療科が間違っているのかも知れません。本当に症状にあった診療科はどこなのか? 診療科を変える事で劇的に不調が改善できた、ふたつの症例が紹介されます。

診療科を変えることで、劇的に不調が改善できた症例1「肩こり」

最初に紹介されるのは、よくある肩こりのはずが……胸焼け、歯の痛み、めまいにも悩まされるようになった女性の体験談です。

小さな商社の経理部で働くY・Kさん(55歳・女性)は、誰にでもよくある肩こりの悩みを抱えていました。多忙を極めたある日の昼休み、お弁当を買って急いで会社に戻ろうとした時、突然、左肩を強く握られたようなズキッとした痛みを感じたのです。

そこで整形外科を受診し、肩の関節の異常や筋肉の炎症を調べるMRI検査を受けるものの、異常はなし。湿布薬やストレッチを続けるも症状は改善しなかったというのです。

その後も左肩の痛みをともなう肩こりは、毎朝の通勤途中や仕事が忙しくなった時に頻繁に現れます。さらにはキリキリとする胸焼けや、左奥歯の痛みといった症状にも悩まされるようになったY・Kさん。

消化器内科や歯科にも行きましたが、胃や歯に異常は見られませんでした。その後、意識が遠のくようなめまいに襲われた彼女は、耳鼻咽喉科を受診することにします。

そこで医師からすすめられた“ある診療科”で治療を受けた結果、肩こり、胸焼け、歯の痛み、めまいなど様々な症状から開放され、元気な姿を取り戻すことに!

Y・Kさんの肩こりが劇的に改善した診療科は、スタジオで発表されます! ゲストもそれぞれどの診療科なのか予想しますが、果たして結果は?

そして、なぜその診療科で肩こりを改善できたのかを原田和昌先生(東京都健康長寿医療センター)が解説します。また、整形外科以外の別の診療科で改善が期待できる「特徴的な肩こり」として、「食後に起きる肩こり」と「月に1回、定期的に痛む肩こり」を紹介。これらの肩こりが起きた場合、どの診療科に行けばよいのかもぜひチェックしていただければと思います!

診療科を変える事で劇的に不調が改善できた症例2「頭痛」

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ビートたけしさん ©ABCテレビ

続いては、こめかみがズキズキする頭痛……その後、吐き気、だるさ、視界の一部が欠けるなどの症状に悩まされた女性を救った診療科が紹介されます。

街の小さな定食屋さんでパートとして働くK・Tさん(55歳・女性)は、こめかみの辺りがズキズキする頭痛に悩まされていました。それまで月に1、2回程度だった頭痛が連日襲ってくるようになったため、脳神経外科でMRI検査を受けますが、脳に異常は見つかりません。

彼女の頭痛の特徴は、こめかみを押さえるとなぜか痛みがスーッと引いていくこと。そのため鎮痛剤での対処を続けていたのですが、やがて頭痛に加え、吐き気やだるさなどに襲われることになったそう。インフルエンザを疑い、近くの内科を受診するも、検査では異常は見つかりませんでした。

さらにその後、視野の一部が欠けるという症状にも襲われ、眼科でも検査を受けることに。しかし、目の機能に異常は見つからなかったK・Tさん。半年後、健康診断を受けたところ、ある臓器の状態を示す数値に異常がみつかります! こうして精密検査を受けるため、向かった“ある診療科”で治療を受けた結果、K・Tさんは頭痛を初めとする、さまざまな症状から解放されることに……。

K・Tさんの頭痛が改善した診療科も、スタジオで発表されます。ゲストたちはそれぞれ自分の体験などを元に予想するが、果たしてK・Tさんの頭痛を改善した診療科と女の頭痛を引き起こしていた病の正体については、塚本雄介先生(板橋中央総合病院)が解説。

また、頭痛や吐き気、だるさ以外にも、この診療科で改善が期待できる症状についても紹介される予定です。

■テーマ2:おらが村の名医SP 北海道・礼文島の島民約2500人の命を守る令和の赤ひげ先生に密着!

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ビートたけしさん ©ABCテレビ

東京から北へ1500キロ。北海道の北西部、日本海に浮かぶ小さな島「礼文島」に、島民約2500人の命を守り続けている医師がいます。その医師の名は、礼文町国民健康保険 船泊診療所所長、升田鉄三先生。

「人口が減り続けている礼文島を、無医村にしてはならない……」。そんな思いから34年間、島民の命に寄り添い、奔走してきた升田先生の医療活動は、離島ならではの苦労と苦難の連続だったと言います……。

番組では、急患への対応、内科、皮膚科、整形外科などすべての診療科の治療をこなし、大動脈瘤など重篤な患者への対応もする升田先生に密着! 自らも血液のがんに蝕まれながら、1日に150人近い患者を診察する生活を続ける升田先生と、彼を突き動かす情熱の理由に迫っていきます。

また、升田先生の生活からクイズの出題もあるそう!

休日の土日でも患者さんが来るので、34年間、病気の時以外、1日も休んでいないという升田先生。先生は礼文島で医師になって以来、ある事を一度もやったことがないと語ります。それは普通の人なら毎日やるような事なのですが、一体なんだと思いますか? 是非正解を予想しながら、結果をチェックしてみてください。

さらに、間もなく定年を迎える升田先生から、来年診療所を継ぐことになっている、医師の次男の様子も紹介されます。離島医療という使命を引き継ぐ、親子の思いに迫っていきます。


なかなか治らないあなたの不調のお悩み。診療科を変えるだけで、改善に向かう可能性もありそうですよね。ぜひ、ご自身のお悩みも思い浮かべながら、番組をチェックしてみていただければと思います。

升田鉄三先生
礼文町国民健康保険 船泊診療所 所長
(ますだ てつぞう)34年間、島民の命を守り続けてきた名医。

番組詳細