イタリア北東部・サンマウロパスコリにあるセルジオ ロッシのファクトリーへ

上質ベーシックなアイテムを愛しながら、時代にしなやかに寄り添い、スタイルを更新していく大人の女性にとって、セルジオ ロッシのパンプスは永遠のアイコンです。

クリエイションの背景も含めて、セルジオ ロッシがいつまでも最高にスタイリッシュであり続ける理由を、アーカイブルーム併設の美しいファクトリーから探ります。

アーカイブルーム併設の美しいファクトリーから、魅力的な靴が生まれる!

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2003年竣工されたイタリア北東部・サンマウロパスコリにある自社ファクトリー。ガラス張りで採光も十分、工場とは思えないモダン建築。

セルジオ ロッシの歴史は、1952年に熟練のシューメーカーだった父の後を継いで、セルジオ・ロッシ氏が最初のハンドメイドシューズをつくった時代に遡ります。

「初期のころから、シューズの大切な要素である『シェイプ』にあらゆるスキルを注いだ」と彼が言うように、セルジオ ロッシのパンプスは、シルエットの美しさが格別です。

60年を超える歴史のなかで、2016年、グループCEOであるリカルド・シュットによる新たな経営体制の下、原点回帰が謳われ、創業者のクリエイションを再評価。そのプロジェクトの一環として、わずか1年の間に数千のヴィンテージモデルを世界中から買い戻し、復元します。

デジタル保存も含めて、木型やパーツ、広告に至るまで整理され、貴重なヘリテージが蘇りました。その膨大なアーカイブを背景に、かつてロッシ氏が手がけたスタイリッシュなシェイプを基にした、新アイコンパンプスが次々に登場。セルジオ ロッシの超一流名品パンプスが、また新たに女性たちの心を揺さぶり始めたのです。

今も心を奪う!華麗なアーカイブの展示

ファクトリーに隣接したアーカイブルームには、膨大な数のラスト(=木型)やヴィンテージシューズが展示されています。

靴_1,パンプス_1,イタリア_2
300以上のラストが美しく並ぶウォール。
パンプス_2,靴_2,イタリア_3
ヒールなどのパーツも。
靴_3,イタリア_4
メタル付きの靴を集めたコーナー。デザインチームや職人たちはこれらを見るたび刺激を受ける。

工場の環境も、職人の手仕事もすべてが美しくてモダン!

イタリア北東部・サンマウロパスコリにある自社ファクトリーでは、プロトタイプの開発から、製造、一括配送まですべてがここで行われています。

パンプス_3,靴_4
最低でも120工程、14時間を費やして1足が完成。
靴_5,パンプス_4
すべてがハンドメイド。
靴_6,パンプス_5
現行モデルの木型が壮観。

問い合わせ先

セルジオ ロッシ カスタマーサービス

TEL:0570-016600

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PHOTO :
池田 敦(パイルドライバー)
EDIT :
藤田由美、濱谷梢子(Precious)