夢見るような心地良さに包まれ、幸せを感じながら眠りにつける…。寝具にはそんな最高級の布団を選びたいものです。

当記事では、高級敷布団と掛け布団、羽毛布団の種類や選び方を説明。また、高級品として知られるブランドやメーカーのおすすめ布団もご紹介します。

■高級敷布団の種類と選び方

一口に布団と言っても、敷布団だけでもたくさんの種類があり、選ぶときに迷ってしまうかもしれません。まずは敷布団の種類と特徴をおさえ、どんなポイントで選んでいけばいいか順に追ってみてみましょう。

高級敷布団の種類

敷布団を大きく分類すると、天然繊維と化学繊維の2つがあります。

天然繊維には、古くから敷布団の中材として使われている木綿のほか、羊の毛を使ったウールがあります。

木綿は保温性や吸湿性に優れているものの、湿度を放出しにくい素材のため、乾燥機にかけたり日干しするなどのお手入れが必要になります。ウールは保温性や吸湿性に優れ、しかも放湿性も高いです。

また化学繊維にはポリエステルとウレタンフォームがあります。

ポリエステルは軽量で取扱いしやすいですが、空気中のゴミを寄せつけやすくダニのエサとなりやすい特徴があります。ウレタンフォームは繊維のホコリが出にくいのでアレルギー体質の方に向いていますが、吸湿性や吸水性は劣ります。 

高級敷布団の選び方1:寝姿勢を考える

高級敷布団の選び方①寝姿勢を考える
高級敷布団の選び方①寝姿勢を考える

敷布団の素材によって布団の硬さが異なり、それによって寝たときの姿勢にも影響を与えます。

人は寝ているときも直立しているときも、背骨がゆるやかなS字のカーブを描いていて、この状態を保てるのが理想的。できるだけ体圧を分散してくれる敷布団がベターです。

腰痛や肩こりなどを持っている方は特に、この体圧分散に着目することが大切です。 

高級敷布団の選び方2:使える寿命を考える

敷布団は、人間の全体重を長い時間受け止めるため、大きな負担がかかり、やがてへたりが生じていきます。そこで、長く使うためには耐久性に優れた材質の敷布団を考えることが大切になります。

また、衛生的に長く愛用するためにも、丸洗いできるものやダニがつきにくいものなど、お手入れのしやすさも考えておきましょう。

高級敷布団の選び方3:保温性を考える

寒い季節は特に、床から伝わる冷えをシャットアウトする保温性も敷布団には求められます。

健康のためにも、床面からの冷たい温度を伝えにくく、保温性の高い敷布団を選ぶようにしたいものです。

■高級マットレスの選び方

ベッドを使用している方は、マットレスのクオリティが重要です。

Precious.jpの記事「高級マットレスの種類や選び方、極上の眠りを約束するおすすめ商品はどれ?」では、高級マットレスの種類や選び方、高級マットレスのおすすめ商品、高級ベッドフレームをご紹介しています。

■高級掛け布団の選び方

高級掛け布団の選び方
高級掛け布団の選び方

敷布団の次は、掛け布団についても種類や選び方のポイントを考えてみましょう。

高級掛け布団の種類

掛け布団の種類には、敷布団の種類と共通する、木綿、ウール、ポリエステルのほか、羽毛や羊毛もあります。

木綿は肌にやさしく吸湿性も高いので、子供用の掛け布団に最適です。ウールは弾力性があるのですが、一度へたると回復しにくく、虫食いの注意も必要です。

ポリエステルは安価なため、予備の布団やお客様用の布団として準備するのに向いているでしょう。保湿性に最も優れてやさしく体にフィットするのなら、羽毛やシルクの高級掛け布団おすすめです。

高級掛け布団の選び方1:温度調整機能

寝ている間の体温は、大きく変化していくもの。そんなときに布団の中に熱がこもりすぎず、適度に一定の温度を保ってくれる機能が掛け布団にあると便利です。

温度調整機能があるものなら、一年を通して快適に眠りにつくことができるでしょう。

高級掛け布団の選び方2:厚さと2枚合わせタイプ

掛け布団にはさまざまな厚さがあり、季節によって使い分けている方がほとんどでしょう。厚さが違うと布団の重みも変わりますので、気温と掛け心地を考えて選ぶことがポイントです。

また、厚さが薄い「肌掛け」と、2番目の厚さがある「合掛け」をファスナーや紐で組み合わせて使うことができる、2枚合わせタイプのものもあります。そんなデュエットタイプなら、季節にあわせて調整が可能になります。

高級掛け布団の選び方3:お手入れのしやすさ

掛け布団の中には、自宅の洗濯機で丸洗いできるものもあります。

クリーニングに出す必要がなく、汗をかく季節でも清潔に使えるので、そんなお手入れのしやすさも重要なポイントとなります。

■高級羽毛布団の選び方

高級羽毛布団の選び方
高級羽毛布団の選び方

ふんわり軽いのに、全身が温かな空気の層で包まれるように高い保温性があるのが、羽毛布団です。高級羽毛布団を選ぶときに知っておきたい、羽毛布団の種類と選び方をチェックしてみましょう。

高級羽毛布団の種類

羽毛布団の中には、アヒル(ダック)、グース(ガチョウ)、マザーグース(長期間飼育されたガチョウ)の3種類があります。

ダックとグースの羽毛を比べると、ひとつひとつの羽毛が大きく、断熱層となる空気の層が生まれやすいのは、グース。そのためダックの羽毛布団は比較的安価で、グースの方が軽量なのにボリュームも大きく高価になります。

さらに、グースでも長期間大きくなるまで飼育された親のグースの羽毛を使った布団は、品質が上がり軽くてボリュームもあって価格も高くなります。

また、超極上品として知られるものに、アイスランドに生息するアイダーダックの毛を使った「アイダーダウン」もあります。

高級羽毛布団の選び方1:ダウン率が高いもの

羽毛布団には、「ダウン率○%」という表示がされています。

羽毛布団は、大きな羽根と、腹部に生えている小さな羽毛を組み合わせて作られています。「ダウン率」で表示されているのは、このときの大きな羽毛の割合のこと。

大きな羽毛の方が保温性に優れているため、ダウン率が高いということは温かく品質が高い証です。

高級羽毛布団の選び方2:ダウンパワーが高いもの

高級な羽毛布団を選ぶ際は、ダウン率のほかに「ダウンパワー」も基準としてみましょう。

ダウンパワーとは、布団の重さあたりの体積を出したもので、数値が大きいほど空気をたくさん含んでいて、かさがあり保温力も高いことを示しています。

ダウンパワーが大きい布団ほど、価格も高くなり高級な布団になります。

高級羽毛布団の選び方3:立体キルティング加工

人は睡眠中に寝返りを打って動くため、それによって羽毛が移動してかたよりが生じてしまうことがあります。これを防ぐのが、立体キルティング加工。

長く使っても羽毛が移動せず、しかも寝返りを打っても体に布団が心地よくフィットするため、寒い季節でも高い保温性を保てるのです。

高級羽毛布団は、クリーニングに出せるの?

せっかく高級な羽毛布団を使うのなら、正しいお手入れを行って大切にしたいものです。

羽毛布団は毎日使っているうちに、体から出る汗や皮脂によって汚れがついてしまいます。汚れ防止のためには、カバーをかけて使用し、こまめにカバーの洗濯をするようにしましょう。

また羽毛はとてもデリケートな素材ですから、羽毛布団の洗濯は家庭で行うのはNG。クリーニング店であっても、寝具類の取扱いに慣れているお店にお願いすることをおすすめします。 

高級羽毛布団は、コインランドリーで洗濯できるの?

クリーニングよりも手軽に羽毛布団をお手入れするのなら、「水洗いが可能」と表示されているものに限って、コインランドリーで洗濯するという方法もあります。

また、布団の外側の素材がシルクやウールの場合のほか、キルティング加工されているものは、洗濯できませんのでご注意ください。

布団をコインランドリーで洗う場合、布団も洗濯可能な洗濯機が置いてあるコインランドリーで、洗剤と柔軟剤を入れて洗濯します。洗濯が終わったら、必ず乾燥機を使って乾燥も行いましょう。

家に持ち帰ったら、1時間程度外の風に当てておくと、内部で湿気が発生することも防げます。

■高級布団ブランドの敷布団のおすすめ

高級布団を取り扱うブランド品の中から、おすすめの敷布団3点をご紹介します。

「キャメル敷布団」(イワタ)値段¥127,000

「キャメル敷布団」(イワタ)値段¥127,000
「キャメル敷布団」(イワタ)値段¥127,000

モンゴル奥地のゴビ砂漠に生息するフタコブラクダの毛で作った敷布団。寝返りが打ちやすい適度な固さがありながら、極上の眠りへいざないます。

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「ラテックスマットレス」(RELAX)値段¥170,000

「ラテックスマットレス」(RELAX)値段¥170,000
「ラテックスマットレス」(RELAX)値段¥170,000

オーストリアのRELAX社製による、馬毛とラテックスを組み合わせた敷布団。しっかりとした寝心地が特徴です。

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「 24PLUS 快圧Σ 敷きふとん」(西川リビング)値段¥173,000

「 24PLUS 快圧Σ 敷きふとん」(西川リビング)値段¥173,000
「 24PLUS 快圧Σ 敷きふとん」(西川リビング)値段¥173,000

3層構造で、ボコボコとした突起が優れた体圧分散性を実現しています。高反発素材のため、寝返りもしやすく、快適な眠りが訪れます。

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■高級布団ブランドの掛け布団のおすすめ

高級敷布団には、掛け布団もセットで選ぶのがおすすめ。ふんわりやさしく体を包みこむような高級掛け布団をご紹介します。

「アルパイン・アイベックス掛け布団」(京都西川)値段¥5,000,000

「アルパイン・アイベックス掛け布団」(京都西川)値段¥5,000,000
「アルパイン・アイベックス掛け布団」(京都西川)値段¥5,000,000

世界で最も入手困難と言われる、アルプス山脈の高地に生息するヤギ科の動物、アルパイン・アイベックスの毛を使った布団。細くしなやかで弾力性にとんだ毛を使用した、最高級品。

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「羽毛掛ふとん」(シモンズ)値段¥2,000,000

「羽毛掛ふとん」(シモンズ)値段¥2,000,000
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アイスランドの離島に生息するアイダーダックの毛を贅沢に使い、シルク100%の生地でキルティングした羽毛掛け布団です。

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「真綿掛け布団(シルク布団)」(東京西川)値段¥1,360,000

「真綿掛け布団(シルク布団)」(東京西川)値段¥1,360,000
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江戸時代から続く職人技で、厳選した繭を手挽きで丹念に伸ばしてつくられる真綿ふとん。「眠りの芸術品」と評される極上品です。

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■高級布団ブランドの羽毛布団のおすすめ

最後は、高級布団ブランドの羽毛布団について。ラグジュアリーなホテルのベッドを彷彿させる、高級羽毛布団をご紹介しましょう。

「経錦 壬生寺裂 アイダーダウン」(京都西川)値段¥3,900,000

「経錦 壬生寺裂 アイダーダウン」(京都西川)値段¥3,900,000
「経錦 壬生寺裂 アイダーダウン」(京都西川)値段¥3,900,000

羽毛布団の中でも最高級品と言われるアイダーダウン95%の極上品。表地と裏地にはシルク100%を使用しています。

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「アイダーセレブレイト JOORYU羽毛布団」(フランスベッド)値段¥2,900,000

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幻とも言われるアイダーダウンを贅沢に使った羽毛布団です。日本製という点も、安心できるポイント。

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「高級羽毛掛け布団」(ロマンス小杉)値段¥1,374,546

「高級羽毛掛け布団」(ロマンス小杉)値段¥1,374,546
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羽毛の宝石と称される、アイダーダウンを使用。側生地には、ソフトな肌触りが気持ちいいサテンを採用しています。

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大切に考えたい、高級布団選び

今回は、高級敷布団や掛け布団、羽根布団の種類と選び方、イワタ・RELAX・西川リビング・シモンズ・東京西川・京都西川・フランスベッド・ロマンス小杉など、高級布団ブランドのおすすめ布団をご紹介しました。

人が寝ている時間は、およそ人生の1/3にあたるもの。だからこそ、布団選びは慎重にとことんこだわり抜いて、納得のいく最高級のものを選ぶ価値があります。

体と心の健康にも大きくつながる睡眠を大切に考え、ぜひ極上の高級布団を探してみましょう。

この記事の執筆者
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