第2回「Precious WATCH AWARD 2019」が開催。そこで選ばれた女性向けのラグジュアリーな時計は?

2019年の新作時計のなかから、カテゴリーごとに至高の一本を選び出す「プレシャス ウォッチアワード(Precious WATCH AWARD)」。ここにラグジュアリーウォッチの祭典の様子をお届けします!

【関連記事】杏さんが「プレシャス ウォッチアワード2019 フォー ウーマン オブ ザ イヤー」に決定!

例年どおり、2019年も各ブランドがスイスにて発表会を開催。年末に向けてそれらの新作が続々と上陸しています。

華やかに出そろったニューモデルを9つのカテゴリーに分け、ラグジュアリーウォッチに対する高い審美眼を持つ8名の審査員によって厳正にジャッジ。それぞれの「最高の一本」を選び抜きました。

今回ご紹介するのは「コンプリケーションウォッチ部門」です。

【コンプリケーションウォッチ部門】に選出されたのは、ヴァシュロン・コンスタンタンの「パトリモニー・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー」!

時刻を表示する、という時計としての基本に加えて、「永久カレンダー」や「トゥールビヨン」といった複雑機構を搭載した「コンプリケーションウォッチ」。

ムーブメントを自社一貫生産できるマニュファクチュールがそれぞれの誇りをかけ、情熱をもって注力する分野です。近年では各ブランドが女性のためのコンプリケーションウォッチを意欲的に発表しています。

一見とても華やかな「トゥールビヨン」も多くエントリーされたなか、それらを抑えてトップに輝いたのは、世界最古の歴史を誇るジュネーブの名門ヴァシュロン・コンスタンタンの永久カレンダーでした。

「今回スタイリングした時計のなかで、いちばん印象に残っているのがこの時計です。ジュエリーで彩られたわかりやすい華とはひと味違った、内面からにじみ出るような名品の風格はさすがのひと言です」(スタイリスト・犬走比佐乃さん)

「ジュネーブの時計サロン取材をして以来、ヴァシュロン・コンスタンタンというブランドにはずっと憧憬を抱いています。

男性愛好家からも羨望を集める、永久カレンダーという複雑機能、その技術力はもちろんですが、文字盤やストラップの絶妙なブルーや、細部の仕上げの美しさ、端正で潔さを感じるデザインにも心惹かれました」(フリーキャスター、エッセイスト・雨宮塔子さん)

時計上級者の憧憬を集める、名門マニュファクチュールの風格と洗練

高級時計_1
時計「パトリモニー・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー」¥8,000,000【ケース径:41mmケース:ピンクゴールド、ストラップ:アリゲーター、自動巻き、ブティック限定モデル】(ヴァシュロン・コンスタンタン)、ベスト¥328,000・シャツ¥157,000(ジルサンダ―ジャパン〈ジル サンダー〉)、ピアス¥270,000(ミキモト)

「ダイヤモンドの輝きに頼らずも圧倒的な存在感とオーラを放つ、至高のハンサムウーマンウォッチ」(ウォッチ&ジュエリージャーナリスト・岡村佳代さん)

ブランドを代表する伝統的なコレクションのなかでも、別格の存在感を漂わせる美麗なたたずまい。12時位置の月とうるう年、3時位置の日付、6時位置のムーンフェイズ、9時位置の曜日、それぞれの表示がバランスよく配置され、視認性の高さも兼ね備えています。

高級時計_2
うるう年をはじめとする、カレンダーにおける不規則性にすべて対応し、2100年3月1日まで(!)調整を必要としない永久カレンダーを搭載しながら、8.9mmに厚みを抑えたケース。リュウズに刻印されたメゾンの象徴「マルタ十字」がさりげなく輝きます。
高級時計_3
摂氏約1000度という高温での、極めて正確な炉焼きの形成によって生まれる「シャンルヴェ・エナメル」ならではの色彩で表現した、ムーンフェイズの夜空。
高級時計_4
美しい仕上げが施された、自社製造のムーブメントを愛でることができるシースルーケースバック。

※掲載した商品は、すべて税抜です。

問い合わせ先


Precious WATCH AWARD 2019の審査員はこちらの8名

浅井佳代子さん
フォトグラファー
(あさい かよこ)本誌創刊からファッションページにおいてあらゆる名品を撮り続け、印象深いビジュアルを牽引。ウォッチ&ジュエリーの撮影も多く手がけ、美を見極める豊かな感性を発揮し続ける。カルティエの「タンク」を愛用している。
雨宮塔子さん
フリーキャスター・エッセイスト
(あめみや とうこ)TBSのアナウンサーとして活躍後、1999年に退社し単身渡仏。フランス語、西洋美術史を学ぶ。2016~2019年、『NEWS23』(TBS)のキャスターを務めた後、再びフランスへ。ジュネーブのウォッチフェアの取材歴もあり、時計への造詣は深い。
犬走比佐乃さん
スタイリスト
(いぬばしり ひさの)本誌をはじめ数々の女性誌や、キャスター、女優のスタイリングを手がけ、「マダム犬走」の愛称で多くのファンをもつ。30年以上を誇るキャリアと卓越した審美眼で、セレクト&スタイリン
関口 優さん
『HODINKEE Japan』編集長
(せきぐち ゆう)時計専門誌編集長を4年務め、専門誌売り上げNo.1に導く。2019年9月、世界の時計メディアを牽引するウェブサイト初の海外版である『HODINKEE Japan』の編集長に就任。11月にローンチされ、大きな注目を集めている。
並木浩一さん
桐蔭横浜大学教授・腕時計ジャーナリスト
(なみき こういち)1990年代より、スイスの時計フェア・S.I.H.H(. ジュネーブサロン)、バーゼルワールド他を取材・研究し続けている日本の腕時計ジャーナリストの草分け。著書に『腕時計一生もの』(光文社新書)、『腕時計のこだわり』(ソフトバンク新書)などがある。
本間恵子さん
ウォッチ&ジュエリージャーナリスト
(ほんま けいこ)ジュエリーデザイナーから宝飾専門誌エディターに転身。その後フリーランスになり、女性誌や新聞を中心に専門性の高い記事を執筆。大学でのセミナーやトークショーイベントにもしばしば登壇している。アンティークにも造詣が深い。
岡村佳代さん
ウォッチ&ジュエリージャーナリスト
(おかむら かよ)スイスの時計フェアの取材歴は日本で屈指のキャリアを誇り、女性に機械式時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。マニアックになりすぎないわかりやすい筆致で、女性誌、男性誌、専門誌と幅広い媒体で記事やコラムを執筆している。
中村絵里子さん
『Precious』ファッションディレクター
(なかむら えりこ)ウォッチ&ジュエリー、ファッションページを担当。ハイジュエリーウォッチや高級ブランドアーカイブなど貴重な時計を目にする機会にも恵まれ、工房取材などで職人の手仕事を実際に目にすることも多い。今年はブレスレットウォッチに注目。

『Precious』1月号では、プレシャスウォッチアワード受賞商品を一挙公開!

ファッションニュース_1
Precious2020年1月号(2019年12月7日発売) ¥1,000(税抜)

2019年12月7日(土)発売の『Precious』1月号では、今年の『Precious WATCH AWARD』受賞商品のすべてをご覧いただけます。豪華絢爛な時計に加え、今年の時計の潮流についてもお届けしておりますので、是非、チェックしてみてください。

Amazon.co.jpで購入する

楽天ブックスで購入する

紀伊國屋書店で購入する

セブンネットショッピングで購入する

関連記事

PHOTO :
浅井佳代子(人物)、戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー/静物)
STYLIST :
犬走比佐乃、来住昌美(インテリア)
HAIR MAKE :
三澤公幸(3rd)
NAIL :
佐藤江美(Hands−On)
MODEL :
立野リカ(Precious専属)
COOPERATION :
安里昌悟
EDIT :
岡村佳代、濱谷梢子・中村絵里子(Precious)