色が沈みがちな冬服に、リッチ感や気品を加えてくれるのが、まばゆく輝く「イヤリング」。なんといっても、顔のすぐ横に位置しているから、見た目に与える印象の強さは、アクセサリーの中でも最強クラス。しかもデザインの種類が幅広いので、狙い通りのイメージを呼び込むことができます。

世界のロイヤルファミリーは、見た目が奇抜な服を好まない一方、イヤリングで個性を出すのがお好みのよう。特に大ぶりのボリュームタイプやリュクスなゴールド系を上手に使って、装いにメリハリをつけていらっしゃるようです。王妃・皇太子妃たちのロイヤル・テクニックを見習って、あなたも冬ルックを盛り上げてみませんか?

王妃の「隠れ主賓」はイヤリング!顔周りに華やぎとリッチ感をプラスする3つのロイヤル・テクニック

小顔効果も!顔周りを華やかに仕立てる「大ぶりのグラマラスなイヤリング」

■1:オランダ王室マキシマ王妃

タッセル風のイヤリングをつけたマキシマ王妃
大ぶりサングラスも小顔に見せる相乗効果を発揮

ベージュやカーキといった、穏やかな色の服を着た日は、アクセサリーで印象を強めるのが上手なコーデです。イヤリングはチークに寄り添うポジションだから、狙い通りのイメージを表情に添えられます。

オランダ王室のQueen Maxima(マキシマ王妃)は、ボリュームの豊かなイヤリングを選んで、ベージュルックに動きを与えました。複数のパーツが揺れ動くタッセル風のイヤリングは、顔を小さく見せることに成功しています。

ゴールドのパーツ2個を組み合わせたイヤリングのマキシマ王妃
ブラウンやベージュの装いに、ゴールドは絶妙にマッチ

大ぶりイヤリングの中でも、縦に長いタイプは、フェイスラインをシャープに見せてくれます。ゴールド系を選べば、リッチ感も備わります。

「イヤリング使いの女王」と呼びたくなるほど、アレンジの巧みなQueen Maxima(マキシマ王妃)。公務の席で着けたのは、ゴールドのパーツ2個を組み合わせたタイプ。ボリュームイヤリングならではの、顔を細く見せるメリットを発揮。アンティークゴールドの渋い色味が、控えめな華やぎを添えていますね。

上質感がアップ!服と色味をそろえた「煌めくストーン」イヤリング

■2:デンマーク皇太子妃プリンセス・メアリー

ピンクパーツを含むイヤリングを着けたプリンセス・メアリー
顔周りを明るく見せる、クリアーに煌めくイヤリング

服のベースカラーと同系色のイヤリングは、コーデをまとめる働きがあります。装い全体の落ち着きがよくなり、上品なムードに。ロイヤルレディーが好む使い方です。

デンマーク皇太子妃のPrincess Mary(プリンセス・メアリー)は、ピンクのドレスに身を包んで、晩餐会にご出席。淡いピンクの服に合わせたのは、ピンクパーツを含むイヤリング。長く垂れる形が縦落ちイメージを生んでいます。服と色の近いイヤリングが、ノーブルな着映えの決め手になっていますね。

■3:ベルギー王室マチルド王妃

シャイニーなゴールドイヤリングのマチルド王妃
首周りに空間をもたらす襟なしジャケットを選んで、イヤリングを引き立てて

洋服と色を合わせつつ、まばゆさや透明感を、イヤリングで添えれば、一段とリュクスな見え具合に仕上がります。とりわけ、イエローとゴールドはロイヤルな光輝をまとえる、最強のコンビネーションです。

ベルギーのQueen Mathilde(マチルド王妃)はマスタードカラーのブラウスを選んで、華やいだ装いに。シャイニーなゴールドのイヤリングを添えていました。

どちらも黄色味を帯びた色合いだから、きれいになじんでいます。髪の色とも響き合うかのよう。ブラウンの襟なしジャケットを重ねて、品良く整えているのも、王妃らしい気配りです。

個性を引き出す!独自性をプラスする「アート風モチーフ」イヤリング

■4:スウェーデン皇太子ヴィクトリア王女

真ん丸のフープタイプイヤリングのヴィクトリア王女
輪っかの内側に素肌が見え、軽やかさも感じさせるフープデザイン

印象的なモチーフのイヤリングは、装いのイメージを決める存在になってくれます。アートピースのようなタイプを、コーデの主役級に据えるのも、ロイヤルなコーデ技です。

スウェーデン皇太子のCrown Princess Victoria(ヴィクトリア王女)は、きれいな真ん丸のフープタイプをチョイス。アートライクな輪っかモチーフが、朗らかなムードを横顔に漂わせました。胸元の丸いブローチとも、ラウンドな表情が調和。真っ白いウエアがアクセサリーの存在感を引き立てています。

■5:英国王室サセックス公爵夫人メーガン妃

葉っぱを思わせるフォルムのイヤリングを着けたメーガン妃
エコ志向を映すグリーンは2020年のヒットが有望

プリンセスは無地の服を好んで着ますが、地味に見えるのを防ぐには、イヤリングが効果的です。ウィットやメッセージを宿したモチーフも、目立ちすぎない程度に取り入れられます。

環境や自然を大切に考える動きが世界規模で広がり、ファッションにもナチュラル感が求められるようになってきました。英国王室のMeghan, Duchess of Sussex(サセックス公爵夫人メーガン妃)は、葉っぱを思わせるフォルムのイヤリングを付けてセレモニーに参加。グリーンのウエアと合わせて、自然界を思わせる着こなしに。無地の服に、ユニークな形のイヤリングが味わいを加えています。


イヤリングの形や色次第で、手持ちの服から別の表情を引き出せるから、着回し力のアップにつながります。

ベーシック服にインパクトを加えたり、全体をノーブルにまとめたりと、装いのムードチェンジャーに役立てるのが賢いアレンジ。冬のお出かけシーンでは、貴重なアクセントになるだけに、王室の華麗なテクニックを拝借してみてはいかがでしょうか?

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この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃