しばしの間我慢しなければならない海外への旅。でも考え方を転換すれば、今は次に訪れたい場所をじっくり探してリストアップしておくのに、ぴったりの時間です。今回ご紹介するのは、旅慣れた大人たちの間で、アジアのネクストディスティネーションと注目されているフィリピンです。

まず私たちが訪れるべきは、ホワイトサンドの楽園、ボラカイ島。首都マニラから1時間半ほどのフライトでたどり着く、長さ7kmほどの小さな島です。透明度の高い海と真っ白なビーチが多くの観光客を魅了し、過去には世界のベストビーチ10にも選ばれたことのあるこの絶景リゾートに、今あらためて訪れるべき理由はどこにあるのでしょうか。

環境保護のために閉鎖されていた幻の島「ボラカイ島」が、ついに解禁!

マニラからパナイ島へは約90分のフライト、そこからボートでボラカイ島へ移動
マニラからパナイ島へは約90分のフライト、そこからボートでボラカイ島へ移動

実はこのボラカイ島、2018年に約半年間(2018年4月~10月)、フィリピンのドゥテルテ大統領により閉鎖されていたのです。その理由は、環境汚染でした。ボラカイ島の美しさが世界中に広まったことにより、海外資本によるリゾート開発が一気に進行します。下水などの設備が整わないまま進められた観光開発のせいで、海は確実に汚れていきました。

これを見かねた大統領は観光渡航を禁止し、閉鎖に踏み切ったのです。その間に環境保護のための設備を進め、ついに2018年末再オープン。海水の透明度はクリアーとなり、白砂はミルクのようなきめ細やかさに。島本来の美しさを取り戻した今こそ、足を運ぶべき楽園なのです。

大人の贅沢旅に選びたい5つ星ホテル「クリムゾン・リゾート&スパ・ボラカイ」って?

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圧迫感のない低層建築が心地いい「クリムゾン・リゾート&スパ・ボラカイ」

ボラカイ島でのステイを充実したものにしてくれるが、島の中でもモダンでスタイリッシュな雰囲気の「クリムゾン・リゾート&スパ・ボラカイ」。5つ星リゾートならではのサプライズはチェックインから始まっています。

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ホテル目の前のビーチにボートで乗り付けるスタイル

クリムゾン専用のスピードボートで、海側からアプローチ。白砂のプライベートビーチに降り立ち、フロントへ向かうという解放感あふれるスタイルです。

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清潔感のある広々としたベッドルーム
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アメニティーはクリムゾン内のスパ「aum spa」のもの

部屋は一面ガラス張りでもちろんオーシャンビュー。ベッドルームからバスルームへ直接行ける設計で、さらにスケルトン仕様なので、バスタブからも海が眺められるという贅沢なつくりに心がおどります。

森の中に佇む「マンダラ スパ&リゾート ヴィラズ」で癒やしのひと時を満喫

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高台の森の中にある「マンダラ・スパ・ボラカイ」

5つ星リゾートのリッチなムードを存分に味わったなら、次に楽しみたいのが癒やしのスパ。クリムゾン内のスパはもちろんのこと、ビーチより少し奥まった高台にある「マンダラ スパ&リゾート ヴィラズ」へ足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか。

外界から隔離された、緑あふれる敷地内に足を踏み入れると、穏やかに流れる水音がどこからともなく聞こえてきます。

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スパオリジナルのヘアケア、ボディケアアイテムも充実。

セラピストたちは、専門技術を学んだスペシャリストばかり。そのハイレベルな施術は海外からも高く評価されており、これまでさまざまな賞を受賞してきました。「マンダラ・シグネチャー・マッサージ」をはじめ、フィリンピンの伝統トリートメントである「ヒロット・トリロジー」、また4時間にもわたる「プリンセス・トリートメントまでバリエーションも豊か。

ロケーション、技術ともに最高峰で、リゾートの醍醐味を味わえる究極のスパと言えます。併設されたリゾートのゲストもいるため、スパのみの利用はぜひ事前予約を!

アクティブにアイランドホッピングしても、インフィニティプールでおこもりしても!

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だれもいないビーチをホッピングしながらクルーズ

もっとボラカイ島の豊かな自然に触れたいと思ったら、ボートに乗って絶景スポットをクルーズする、アイランドホッピングに出かけるのもひとつの手。美しすぎる砂浜と透明な海が続くビーチを巡り、シュノーケリングスポットに立ち寄ります。

スピードボードやパラセイリングなどのアクティビティーも充実。純度の高い自然に触れることで、心身ともに解放されていくのが実感できるでしょう。

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カトラリーは使わずに、手で食べるワイルドなスタイル。

アイランドホッピングの途中で立ち寄る島では、こんなフィリピン流のランチも! バナナの葉を敷き、その上にご飯とおかずを並べて盛り付けるというオリジナリティーあふれるスタイルは、南国ならではの楽しみ方です。

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目の前に夕陽が沈むので、サンセットの時間もおすすめ

一方、おこもり派におすすめしたいのが、クリムゾンが誇る、海と一体化するインフィニティプール。ホテルの上層部にあり、刻一刻と表情を変える海を見下ろすように眺めるのは至福のとき。煩雑な日常から離れて、思う存分泳いだり、読書をしたり、ときにまどろんだり……。五感が満たされ、潤っていく自分を感じるはずです。

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海に面し、光が降り注ぐガラス張りのダイニング
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やさしい味わいのフィリピンフードも充実

ダイニングルームでの朝食も充実。欧米スタイルのフードはもちろん、フィリピンならではのあっさりとした麺など、ローカルメニューも人気です。またオーダーすれば、夜はビーチでの食事もアレンジ可能。月明かりに照らされ、波の音をBGMにいただくディナーは、一生の思い出となるのではないでしょうか。


フィリピンのビサヤ諸島に浮かぶ、わずか967haの小島、ボラカイ島。そこに佇む五つ星リゾートには、人生のきらめきが詰まっていました。英語を母国語とするためコミュニケーションがスムーズで、ほかのアジアと比べて安価にステイができるのもフィリピンの魅力。コストパフォーマンスが高く、かつ優雅な気分を味わえる。そんなバカンスに出かけてみませんか。

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この記事の執筆者
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WRITING :
本庄真穂
EDIT :
石原あや乃
取材協力 :
フィリピン観光省(https://mottotanoshiiphilippines.com)