タオルは、毎日必ず使うもの。肌に直接触れるものだから、なおさらこだわりたい。ただ、タオルといっても、千差万別。どれがいいか迷っている、もしくは、まだお気に入りに出合えていないという方に、是非ご紹介したいのがIKEUCHI ORGANIC(イケウチ・オーガニック)のタオルです。

筆者であるエディターHも、10年以上前から愛用しています。他のタオルより少し高価ですが、他のタオルより長く使えます。なんと10年近く使っているタオルも、我が家では今も活躍しています。

そんなIKEUCHI ORGANICが2011年から毎年展開している、コットン版ボジョレヌーボー「コットンヌーボー」のイベントに潜入してきましたので、その様子をレポートさせていただきます。

■1:品ぞろえがいい! サステナブル! IKEUCHI ORGANICとは!?

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IKEUCHI ORGANIC TOKYO STOREには、人気の定番モデルが並ぶ。

はじめに、愛媛県・今治市に本社をおく、タオルメーカーIKEUCHI ORGANICについて、簡単にご説明させていただきます。

タオルの種類が多くて、しかも、選びやすい!

まず、タオルへのこだわりをお伝えしたいです。「とにかくやわらかいタオルが好き!」、「とにかくよく水を吸うタオルが好き!」、「長持ちするタオルが好き!」など、消費者のあらゆるニーズに対応するタオルが揃っています。

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IKEUCHI ORGANICの主なシリーズを比較する表。

種類が多いとかえって選びにくい、といこうことも起こりうるのですが、上記の表のように、その特徴をえsかりやすくまとめてくれているので、その心配はありません。

結局は使ってみないと「タオルの善し悪し」はわからないものだと思いますが、IKEUCHI ORGANICの各店舗では、手を洗って気になるタオルで手を拭いてみる、という体験ができるようになっています。

また、そのタオルがどの場所でどのようにつくられたか、トレーサビリティもタグで確認できるため、自分が使うタオルのことが詳しくわかるようになっていて、より愛着が沸きます。

使う人が気に入ったものを選び、長く愛用してもらえるようにという想いが伝わってきます。

最大限の安全と最小限の環境負荷で、テキスタイルをつくる会社

IKEUCHI ORGANICは、タオルのほかにもベビーギフトなども手がけており、創業120周年を迎える2073年までに、「赤ちゃんが食べられるタオルをつくる」ことを宣言しています。

今でも、テキスタイルの安全性を保証する世界的に統一された認証システムである、スイスの認証エコテックス規格100の中でも、最も厳しい基準のクラス1をクリアしています。

また、以前から地球環境に配慮したモノづくりを行ってきた企業であり、例えば、タオルを織る工場だけでなく、オフィスの電力も100%風力発電で稼働しています。そのため、IKEUCHI ORGANICのタオルは、別名「風で織るタオル」とも呼ばれています。

■2:その年のコットンの出来映えを体感!「コットンヌーボー」

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歴代のコットンヌーボーが並ぶコットンヌーボー2020発表会。

IKEUCHI ORGANICという社名の通り、製品はすべてオーガニック。タンザニアのコットン農園に井戸を掘るなど、現地のインフラ開発にも尽力しながら、原料の確保を行なっているのだそう。

コットン(綿花)も、お米や果実などと同様、農作物です。そのため、毎年出来が違ってきます。

複数年に渡って収穫されたコットンを、ワイン作りのように「アッサンブラージュ」して、同じ品質のタオルを織り上げるのがタオル業会の通例らしいのですが、その年のコットンの違いを、ワインの収穫祭・ボジョレヌーボーのように楽しもうと、2011年にスタートしたのが「コットンヌーボー」です。

コットンの違いを見極め、よりクオリティの高いタオルをと織り上げられていて、10年目となる2020の文字が織りこまれるコットンヌーボーは最高の出来と言われており、2020年1月に発売される予定です。

年号が入っていて記念になるので、結婚式やお子さんの誕生など、お祝いのギフトに購入される方も多いそう。ギフトだけでなく、毎年の違いを楽しんでいるコレクターもいらっしゃいます。

■3:タオルを長く使うメンテナンス方法!

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店内には洗濯機も設置され、タオルのメンテナンス方法も教えてもらえる。

コットンヌーボー2020発表会では、タオルのメンテナンス方法も教わることができました。

<長く使うための洗濯方法>

1:粉石けんや天然由来成分の洗剤を使用する
2:柔軟剤は使わない
3:水温は、40度までにする
4:洗濯機から取り出したら、タオル地のパイルを絶たせるイメージでパタパタよく振る
5:日光の当たる風通しの良い場所で干し、乾ききる前に陰干しにする

よりふっくらさせたいときは、干す前に乾燥機で30分程度軽く乾かすと、柔軟剤なしでもふっくら仕上がります。柔軟剤は、使い方によっては吸水性が落ちるので、使用しないほうがいいそうです。

それでも、風合いが変わってきてしまったなと思ったら、各店舗のタオルソムリエに相談するとアドバイスがもらえます。店内には洗濯機があるばかりでなく、理想的なタオルの洗い方をしてくれるという「タオル専用コース」が搭載された、洗濯機の監修まで行われています。

単に売ればいい、という考えでなく、良質な1枚のタオルを、良質な状態のまま、大切に使ってもらいたいという心意気が感じられます。

ちなみに、IKEUCHI ORGANICのタオルは、使用前に洗濯しなくても、すぐに使うことができるというのも、私が好きなポイントです。


年末年始の大掃除のタイミングで、タオルの買い換えを検討される方も多いかと思います。自分の好みに合ったタオルが選べて、地球環境にも限りなく負担が少ないIKEUCHI ORGANICを試してみるのもいいかも知れません。

問い合わせ先

  • 営業時間/11:30~19:30 (定休日なし)
  • TEL:03-6427-787
  • 住所/〒107-0062 東京都港区南青山6-2-13 2F

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この記事の執筆者
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WRITING :
林 ゆり