一年の疲れを癒しつつ、新年の新たなスタートに備えたい。そんなときに過ごしたい場所のひとつが、温泉地。日本全国にある温泉地のなかから、ぜひ自分最も合った場所を選んで、楽しみたいものですよね。

そこで今回は、リクルートライフスタイルのじゃらんリサーチセンターが、2019年8月に旅行サイト「じゃらんnet」会員を対象に実施した、温泉地利用に関するアンケート調査結果から得た「じゃらん人気温泉地ランキング2020」を一部ご紹介します。

人気の温泉地や憧れの温泉地、女性に人気の温泉地など、温泉地選びのご参考にしてくださいね。

全国人気温泉地ランキング、TOPは「箱根温泉」

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全国人気温泉地ランキング

これまでに行ったことがある温泉地のうち、「もう一度行ってみたい」温泉地のトップ5は、次の温泉地となりました。

第1位 箱根温泉(神奈川県)2,053票
第2位 草津温泉(群馬県)1,967票
第3位 登別温泉(北海道)1,501票
第4位 道後温泉(愛媛県)1,402票
第5位 別府温泉郷(大分県)1,236票

この1位から5位までの温泉地は、顔ぶれも順位もすべて、2018年と同結果でした。特に1位の箱根温泉、2位の草津温泉は5年連続、不動の人気を誇っています。最近泊まりに行った、という方も多いのではないでしょうか?

上位3位が支持される理由とは?

では、今年選ばれた上位5位の温泉地が支持される理由は、どこにあるのでしょうか? 選択理由の結果をチャートで表したものがこちらです。

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「もう一度行ってみたい」上位5位温泉地の選択理由

「手ごろ」「効能や泉質」「温泉以外」「観光スポット」「自然」「街の雰囲気」「交通」の7項目のうち、どの理由で支持されているのかがひと目でわかります。確かに「この温泉地が好き!」という場合、色んな理由がありますよね。

女性は「街の雰囲気」「効能や泉質」「自然」を重視する方が多いようです。

それでは、上位3位の温泉地が選ばれた理由を探っていきましょう。

第1位の箱根温泉が選ばれた理由は「バランス型」

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箱根温泉

第1位の箱根温泉は「街の雰囲気」「交通」が特に多く、5割を超えています。また「自然」に囲まれていることも支持されています。行きやすく、街の雰囲気がよく、自然に囲まれた優れた温泉地として人気のようですね。また「手ごろ」な料金で行けることや、「効能や泉質」が気に入っていることについても3割を超えていることから、バランス型といえます。

第2位の草津温泉が選ばれたのは「街の雰囲気」にファン多し!

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草津温泉

2位の草津温泉は、「街の雰囲気」「効能や泉質」が突出して多く、どちらも6割越え。特に「街の雰囲気」は73.0%ととても多く支持されています。

第3位の登別温泉は「効能や泉質」を求める人が多数!

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登別温泉

3位の登別温泉は「効能や泉質」が57.5%で最も多く、次いで、「自然」48.6%、「街の雰囲気」39.6%と続きます。

それぞれの温泉地は、異なる特徴が支持されているようですね。

男女別はどう?「もう一度行ってみたい」温泉地ランキング

ところで、「このもう一度行ってみたい」温泉地ランキングを男女別でみると、どんな違いが出るのでしょうか? 男女それぞれのトップ3を見てみましょう。

【女性】
第1位 箱根温泉(神奈川県)1,121票
第2位 草津温泉(群馬県)940票
第3位 道後温泉(愛媛県)678票

【男性】
第1位 草津温泉(群馬県)1,027票
第2位 箱根温泉(神奈川県)932票
第3位 登別温泉(北海道)829票

1位と2位はどちらも箱根温泉と草津温泉となりました。これは全体のランキングと同様です。一方で、女性の3位には愛媛県の道後温泉がランクイン! 2018年の6位から大幅にランクアップしたそう。どんな温泉地なのでしょうか?

2018年からランクアップ!道後温泉が支持された理由は?

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道後温泉

じゃらんリサーチセンターの研究員 松本さんの解説によTutu、道後温泉はレトロな湯の街の風情が、女性を中心に高い支持を得ているといいます。例えば、大正時代末期の建造物を改装したカフェ、その庭園にはアンティーク雑貨が飾られているといったような、女心をくすぐる演出が多いとのこと。

「道後オンセナート」という、街なかにアーティストたちの作品がちりばめられたイベントが開催されたことも、支持を集めた理由とされています。この道後温泉、まだ足を運んだことがない方は、選択肢に入れてみるのもよさそうですね。

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目をこらすと色々なところにアートがちりばめられています。

憧れる温泉地の第一位は、秋田県の乳頭温泉郷!

また温泉地のなかでも、まだ行ったことはないが「一度は行ってみたい」温泉地のランキング結果も発表されています。これも温泉地選びの参考にしてみましょう!

●全国あこがれ温泉地ランキング
第1位 乳頭温泉郷(秋田県)2,001票
第2位 由布院温泉(大分県)1,865票
第3位 草津温泉(群馬県)1,822票
第4位 道後温泉(愛媛県)1,473票
第5位 登別温泉(北海道)1,358票

満足度の高い温泉地は2年連続で、「奥飛騨温泉郷」が1位!

そして、満足度の高い温泉地のランキング結果も発表されました。最近1年間に行ったことがある温泉地のうち「満足した」温泉地を見ていきましょう。

「総合部門」の1位は2年連続で「奥飛騨温泉郷」。「秘湯部門」の1位は「湯平温泉」でした。

総合部門【1年間の訪問者100人以上】
第1位 奥飛騨温泉郷(岐阜県)96.0%

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奥飛騨温泉郷

第2位 野沢温泉(長野県)95.3%
第3位 乳頭温泉郷(秋田県)95.1%

秘湯部門【1年間の訪問者50人以上100人未満】
第1位 湯平温泉(大分県)98.1%

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湯平温泉

第2位 乗鞍高原温泉(長野県)94.9%
第3位 龍神温泉(和歌山県)94.7%


日本全国の、人気の温泉地ランキングを中心に、憧れの温泉地や満足度の高い温泉地をご紹介してきました。温泉地にはそれぞれ特徴があるため、ランキング上位の温泉地の特徴を下調べして、より自分好みの温泉地を選ぶようにすると、いっそう充実した旅になりそうですね。

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2019.12.26 更新
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WRITING :
石原亜香利
EDIT :
安念美和子、榊原淳