【目次】
アイシャドウの色一覧と塗り方【人気4選】
【1】赤みブラウン
定番ブラウンのアイメイク。マンネリしがちなブラウンメイクは、パールやラメ感が控えめな「マット寄りの赤みブラウン」を選ぶのが、あか抜け目元を叶える秘訣です。
今回は「透け感血色アイメイク」を取り上げます。引き締めすぎない肩の力の抜けた赤みブラウンの目元で、リラックスエレガンスなメイクが叶います。
赤みブラウンのアイシャドウは、肌に血色感が宿るため、表情が生き生きとして見える秀逸カラーです。そのなかでも、ソフトマットな質感で、さらに透け感のあるシアーな発色だと、肩肘張りすぎていない優雅な印象を醸し出すことができます。
ただマットな質感は、ともすると老けて見えてしまうことが。でも、繊細なパール感のあるゴールドを合わせて使うことで、より肌なじみがアップし、マットさに軽やかさも出て、誰もが使いこなせる絶妙なバランスになるのがこのパレットのすごいところ。
【赤みブラウンのアイメイクアイテム】
【赤みブラウンのアイメイク4STEP】
<STEP.1>黄みとパール感を先に忍ばせる
Aを上まぶた全体+鼻筋の脇に沿ってブラシでぼかす。次にBを二重の幅にチップでのせる。赤みブラウンを肌なじみよくするために、先に黄みと上質なパール感とを仕込んでおく。
<STEP.2>黒目の上を中心に赤みブラウンをのせて
Cをブラシにとり、で二重の幅にのせたゴールドに重ねるように目の際からのせていく。二重の幅を越えたら、黒目の上を中心にしてアイホール全体になじませて。
<STEP.3>ラインは細めに引いて
アイライナーのペン先くらいの細さで、目の際に目頭からラインを引いていく。目尻は気持ち長めに引くと、エレガントな印象に。ラインの上にDをチップで重ねてヨレ防止に。
<STEP.4>ボルドーのマスカラは下まつげにも効かせる
ビューラーでまつげを整えてから、上まつげにまずマスカラをまんべんなく塗っていく。次は下まつげに塗る。ブラシを縦にして持ち、左右に振りながら塗って毛を立たせつつ塗る。
シャネル、トム フォード、アンプリチュードで仕上げる【表情が生き生きと輝く】赤みブラウン・アイメイク術
【2】ブロンズ
「白Tシャツを高そうに見せるのは、媚びずにヘルシーな眼差しを引き立てるブロンズの目元」と小田切さん。「夏の日差しに映えるブロンズカラーは、サマーバカンスを思わせる健康的なリッチ感を演出しながら、大人のくすみを深みに変換してくれるマストハブ。肌はツヤっぽく、眉はグレーを合わせるのがポイントです」(ヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさん)
【ブロンズのアイメイクアイテム】
「今回は、シルキーで肌なじみ抜群のブロンズ系チークをアイカラーとして流用しました。大人の目元にマットなものを選ぶとシワっぽく疲れて見えるので、パール入りのシマリングタイプを選ぶのがコツ」(小田切さん)
【ブロンズメイク1POINT】
「ブロンズカラーをブラシにとって、上まぶた全体に眉下まで大胆に広めにぼかします。同じ色を下まぶたのキワに沿って塗り、ソフトな囲み目に。上級編で目頭にマスタードカラーを塗ると、抜け感とモード感が加わります」(小田切さん)
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【3】オレンジ
「シングルシャドウがひとつあるだけで、メイクの鮮度が上がって今っぽい印象に。ただし、せっかくのアイシャドウも、塗り方が古いままではもったいない。これまで慣れ親しんできたグラデ塗り、つまり目のキワに締め色を塗って外側に行くほど明るくなるようにグラデーションをつける塗り方は一度忘れて。今どきのアイシャドウは、キワに塗らず、グラデにしないのが新ルールです」(小田切さん)
【オレンジのアイメイクアイテム】
「大人のくすみに優しく寄り添う、肌馴染みのいいシナモンオレンジ。この一色で秋の雰囲気を先取りできます」(小田切さん)
【オレンジのアイメイク2POINT】
<POINT.1>あえてキワに塗らず、広がりと抜け感を演出
「アイシャドウを今っぽく塗るには、キワにはあえて塗らず広がりと抜け感を演出するのがコツ。気張った印象に見える締め色シャドウや黒アイライナーも使わず、ブラウンのインサイドライナーとマスカラでやさしい印象に」(小田切さん)
<POINT.2>薬指を使って、眉下まで大胆にぼかし広げる
「薬指を使って眉下まで幅広くぼかします。この大胆さが1色で映えるポイント」(小田切さん)
アイシャドウ、キワからグラデ塗りしてませんか? 単色シャドウの旬な塗り方をマスター
【4】プラム
トレンドのプラムカラーアイシャドウ、大人の雰囲気に見せたいならグラデ塗りは卒業を。
今回は、「プラムシャドウのマーブル塗りで最旬顔」についてお届けします。
秋服への衣替えに合わせて、目元もシックな秋色にシフトしたい気分。この秋、大人におすすめのカラーは?
「赤み系の中でも特に、大人世代には深みと温もりをたたえたプラムカラーが似合うはず。使えるパレットがたくさん出ていますが、折り目正しくグラデーション塗りをしてしまうと、抜け感のない重たい印象に。慣れ親しんだグラデーション塗りは一度忘れて、もう少しラフな塗り方を試してみましょう」(小田切さん)
「濃淡をグラデーションにするのではなく、まぶたの上で少しだけブレンドするように塗りましょう。色と色の境界が曖昧で、完全に混ざり合う手前でもやもやさせるのがマーブル塗り。あえてきっちりせず、ラフに塗ることで今年らしい抜け感を演出できます」(小田切さん)
【プラムのアイメイクアイテム】
「シックなプラムとマットなキャメル、2色のピンクがセットに。このパレットさえあれば、マスクをしていても眼差しで語れる深みのある目元に仕上がります」(小田切さん)
【プラムメイク2STEP】
<STEP.1>キャメルブラウンをアイホール〜眉下まで塗る
キャメルブラウンのアイシャドウをチップに取り、アイホールから眉下まで広めにぼかす。
<STEP.2>STEP.1と同じ範囲にプラムカラーをブレンドするように指塗り
プラムカラーを薬指にとり、1で塗ったキャメルと同じ範囲にブレンドするようにラフに塗る。このとき、全部をミックスしないようにあくまでもラフに塗るのがマーブルに仕上げるポイント。
旬のプラム色シャドウは、グラデ塗りじゃなく「マーブル塗り」が正解
「イエベ・ブルべ診断で選ぶ」アイシャドウの色と塗り方
肌色はイエローベースとピンクベースに分かれますが、ファッションに用いられる色は、肌色とは違い全方位。黄みと、青みとに分けられます。
黄みの代表格は「ブラウン」。そして青みの代表格はフランス語のトープ。日本ではグレーとベージュが混ざった「グレージュ」として知られるおなじみの色です。
どちらも定番の色になりますが、もちろん流行は存在します。サテンやマットといった質感や、パールやラメの大きさと量などが季節ごとに移ろいます。
上品な輝きと艶やかさを備えた名品アイカラーセットは、マスク美人の必需品です。
10年前とは違います! この冬、マスク美人になれる「アイカラー」の色選びと塗り方
「イエベ向け」ブラウンメイク
ディオール「サンク クルール クチュール 649」を使った美人見えアイメイク
ブラウンのセットは大人世代よりも、メイク初心者が好む素直な質感と色のものが多いかもしれません。だからこそ、クリエイション自慢のブランドからは、こだわりがあるセットが発表されています。その代表格が質感と光を自在に操るディオールの「サンク クルール クチュール 649」です。
今回は、「サンク クルール クチュール 649」を使った、オンラインでも映える「ヘルシーブラウン」アイメイクをご紹介。
透明感ある色で、骨格を美しく整え目力アップ! 新時代のきらめく「ヘルシーブラウン」
A:チラキラシマー
色ではなく光を加えるハイライトカラー。ピンク、オレンジ、シルバー、グリーン、ホワイトなどさまざまな色と大きさの光がぎっしり詰まった光感の素。
B:締め色ブラウン
マットな質感で見た目の色が発色する締め色ブラウン。このままでもキレイだけど、チラキラシマー(A)やきらめき血色ブラウン(D)と混ぜると新たな魅力を発見。
C:血色オレンジ
くすんだまぶたに血色を足す、絶妙オレンジ。ベースカラーとしてアイホール全体に、仕上げにブラシでのせても。簡単に若々しさを加えられる優秀色。
D:きらめき血色ブラウン
繊細なパールがぎっしり配合された明るいメタルブラウン。光感を控えたいときは、締め色ブラウン(B)や血色オレンジ(C)と混ぜると新たな質感に。
E:艶めきブラウン
赤みと青みのバランスが美しいパーリィなブラウン。光の加減とブラウンの色味の濃さは、マットな質感の締め色ブラウン(B)と混ぜれば自由自在。
ディオール「サンク クルール クチュール 649」を使った、基本の塗り方
血色オレンジ(C)をアイホールに、きらめき血色ブラウン(D)は二重の幅に、下まぶたにもほんのりのせる。艶めきブラウン(E)を目の際に。チラキラシマー(A)を眉下にふわりとのせて。
ディオール「サンク クルール クチュール」が、名品と呼ばれる理由
初代「サンク クルール」が登場したのは1987年のこと。30年を超えて愛され続ける定番のアイカラーセットです。
2020年登場した「サンク クルール クチュール」は、ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターのピーター・フィリップスが着想。
649番は光に満ちたふたつのブラウンと、混ぜ色に最適なマットブラウン、血色パールオレンジときらめきを加えるシマーで構成。
そのままの色もキレイですが、混ぜれば新たな色が出現。単にお行儀のいいブラウンとは違う、わくわくするモードなブラウンに出合えることも魅力です。
「メイク直し」も、オンライン用「ひと盛り」も自在。アレンジテク4選
色を足すのではなく、光と血色を加えて
オンライン会議の前に顔をチェックして、今ひとつ冴えないと感じると、目元や口元に、ついつい色を足したくなりがちです。でもそれはNGと心得て。
すでにアイメイクをしているのなら、色を足すと厚化粧に見えてくるだけです。足すべきは、メリハリを強調する白い光です。
「サンク クルール クチュール 649」のAのチラキラシマーを口元と目尻に、Cの血色オレンジを下まぶたとアイホールの凹みにのせましょう。少量ずつ、優秀なブラシで重ねることが、失敗しない秘訣です。
【1】下がり目尻をリフトアップ(Aのチラキラシマー使用)
目尻に光を集めると下がり目尻が上がって見える効果が。ブラシで内目尻から外目尻まで、光の線を描いて。
【2】まぶたの凹みをふくらます(Cの血色オレンジ使用)
年齢を重ねてくぼんだまぶたのラインに沿って、ブラシで血色オレンジを重ねて。ふっくらとして見えるので若々しさがアップ。
【3】クマを消して、間延び顔をキュッと(Cの血色オレンジ使用)
Cの血色オレンジをブラシにとり、目の下のクマやくすみが気になる部分へのせる。少量ずつ重ねれば失敗しない。
【4】黒ずみを消して口角アップ(Aのチラキラシマー使用)
キリリと上がった口角は、若々しさの目印となる重要なポイント。シマーな光をプラスし、黒ずみを消して。
【マスクメイク術】Diorのアイシャドウを使った、大人の「ヘルシーブラウン」アイメイク
「ブルべ向け」グレージュメイク
シャネル「レ ベージュ パレット ルガール ミディアム」を使った美人見えアイメイク
青みの代表格は「グレージュ」。肌色に、動脈の赤色だけでなく静脈の青色を加えたふたつの血色と光を加えたカラーは、温かみに加えてどことなくクール。「レ ベージュ パレット ルガール ミディアム」は、洗練された印象を演出してくれます。
今回は、「レ ベージュ パレット ルガール ミディアム」を使った「ノーブルグレージュ」アイメイクをご紹介します。
セミマットな新・質感が目を大きく、圧倒的な印象美に。艶めく「ノーブルグレージュ」
A:万能白ベージュ
ほんの少量でまぶたのくすみを消し、静かな光をもたらす魔法の白ベージュ。ベースカラーとしてアイホール全体に、ハイライトとして眉下にと使い方は自在。
B:くすみ消しオレンジ
くすんだまぶたに生気をもたらすオレンジが含まれた血色カラー。ベースカラーとしてアイホール全体に、ミディアムカラーとして二重の間に使っても。
C:光のベージュピンク
微細なパールやラメがきらめくニュアンスカラー。特別なシーンで華やかさを加えるのに最適。アイホールの中央や目頭にハイライトとして入れるとキレイ。
D:血色グレージュ
オレンジ系の血色ブラウンに少しだけ静脈の青色を足した、ミディアムカラーに最適な赤み寄りのグレージュ。温かさと洗練をもち合わせた絶妙色。
E:締め色グレージュ
限りなく黒に近い、青みと赤みが上手に混ざった濃グレージュ。光感は控えめなので、締め色として目の際に使うほか、アイブロウとしても使いやすい。
シャネル「レ ベージュ パレット ルガール ミディアム」を使った、基本の塗り方
くすみ消しオレンジ(B)をアイホールに伸ばし、血色グレージュ(D)を二重の幅からややはみ出るようにつけ、下まぶたにも。締め色グレージュ(E)を目の際に。万能白ベージュ(A)を眉下につける。
シャネル「レ ベージュ」が、名品と呼ばれる理由
ココ・シャネルが愛した色であるベージュをテーマにした「レ ベージュ」は、一人ひとりがもつ美しさを生かし、引き立てるシリーズです。
つくり込むのではなく、流行を追い求めるのでもなく、自然体の美しさを表現する色とアイテムがそろいます。
「レ ベージュ パレットルガール ミディアム」は、私たち黄色人種の肌色に、ほんの少しの動脈の赤色と静脈の青色、そして光と影を加えてつくられた、計算し尽くされた5色のセット。
なぜか印象に残る女性…、そんな目元に彩ってくれます。
「メイク直し」も、オンライン用「ひと盛り」も自在。アレンジテク【4選】
ぼやけた形を整え、光と影の線を描き足す
メイク直しやオンライン前のリタッチの基本は、「ブラウン」と共通です。厚化粧という不名誉な印象を避けるために、色は重ねません。
光色と影色がセットされた「レベージュ パレット ルガール ミディアム」では、白色と黒色を使い、眉、目、まぶたの線を強調。
色ではなく、メリハリのある顔立ちを演出しましょう。Aの白ベージュをアイホールと眉下にさりげなく。Eの締め色グレージュは眉と目の際に重ねて。黒い線を上手にリタッチすることで、若々しい自然な目力が復活します。
【1】アイブロウ代わりに、シャドウで眉リタッチ(Eの締め色グレージュ使用)
付属のブラシで少量の締め色グレージュをとり、眉頭と眉尻を調整。眉毛に分け入るようにつけるのがコツ。
【2】目力勝負のオンライン会議は、カラーライナーで強さと明るさを(Eの締め色グレージュ使用)
付属のブラシでEの締め色グレージュを、太めのアイラインの感覚で入れる。ブラシを立てて細い線を重ねるようにつける。
【3】メリハリ美人顔へ! ノーズライト使い(Aの万能白ベージュ使用)
目頭からアイホールに沿って眉頭下まで光を足して。指先形のブラシを使うと簡単。少しずつ足すようにして。
【4】間延びまぶたは、眉山ハイライトで縮める(Aの万能ベージュ使用)
眉下に光を加えると、目元をより立体的に見せる効果が。小指の先や、爪が長い人は指腹ブラシを使いましょう。
【マスクメイク術】シャネルのアイシャドウを使った「ノーブルグレージュ」アイメイク
「目の形に合わせて選ぶ」アイシャドウの色と塗り方
「奥二重」さんのためのアイシャドウの選び方&塗り方
「重たい印象のまぶたに直接明るい色をのせると、いっそう腫れぼったく見えてしまいます。明るい色のアイシャドウをのせる場合は、あらかじめブラウンのアイシャドウでまぶたに彫りを仕込んでおくことがマストです。使いたいカラーとブラウンがひとつになったパレットを選ぶと重宝します。仕上げにブラウンのペンシルアイライナーで目のキワにラインを入れると、引き締め効果がさらにアップ」(ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさん)
【まぶたをスッキリ見せるアイメイクアイテム】
【まぶたをスッキリ見せるアイメイク5STEP】
<STEP.1>ブラウン2色を混ぜてアイホールに
アイシャドウパレット(THREE)の左下と右上を指で混ぜとり、アイホールよりやや広めに広げて彫りをつくります。
<STEP.2>目の下にもブラウンをオン
先ほどと同様に、左下と右上のブラウンをブラシで混ぜてとります。ブラシを目の下の目尻側に置き、目頭に向けて動かし色をのせます。
<STEP.3>パープルを重ねる
アイシャドウパレット左上のパープルを指にとり、STEP.1のブラウンより少し内側に重ねます。
<STEP.4>目の下にゴールドをオン
アイシャドウパレット右下のゴールドをブラシにとり、目の下涙袋の上に薄くのばします。
<STEP.5>ブラウンのアイラインを引く
ブラウンのペンシルアイライナー(THREE)で目の上のキワにラインを引いて、目元を引き締めます。
【色をのせてもまぶたの重さを感じさせない仕上がりに】
下垂したまぶたをスッキリ見せる、「目力復活アイメイク」の極意とは?
※商品の価格はすべて税込です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部