おしゃれと防寒を両立できる冬のマストアイテム、ストール。今回はこなれたストールの巻き方をしているコーディネートを、ファッション誌『Precious』から集めました。大判、厚手、ファーストールごとにまとめてみたので、お手持ちのストールでぜひ試してみてください。

【目次】

冬の大判ストールの巻き方


【1】柄大判ストール×白ジレ×グレーニット×黒パンツ

バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(JIMMY CHOO)、ブルネロ クチネリのジレ・ニット・パンツ・エルメスのストール・バングル(スタイリスト私物) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2020年
バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(JIMMY CHOO)、ブルネロ クチネリのジレ・ニット・パンツ・エルメスのストール・バングル(スタイリスト私物) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2020年

「ブルネロ クチネリのファージレを主役にした冬スタイルを、トートバッグやスニーカーといったカジュアル小物で仕上げるのが、ここ数年の冬のマイ定番。今季はクラシック回帰がトレンドだけあって、スクエアフォルムのワンハンドルバッグやショートブーツなど、ノーブルな気分の小物で女性らしさを強調した着こなしを。柄や光沢素材でインパクトを与えるのが私流だから、デザイン自体はベーシックなものを選ぶようにします」(スタイリスト・押田比呂美さん)

【2】ベージュ大判ストール×グレーコート×白ニット×濃グレーパンツ

コート(ウィム ガゼット 青山店〈アンノウン〉)、ニット(スローン)、パンツ(サザビーリーグ〈マザー〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、サングラス(コロネット〈カレン ウォーカー〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2019年
コート(ウィム ガゼット 青山店〈アンノウン〉)、ニット(スローン)、パンツ(サザビーリーグ〈マザー〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、サングラス(コロネット〈カレン ウォーカー〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2019年

ムートンコートと大判ストールの合わせ技で、アクティブな日の寒さ対策を施した、ベージュグラデ×濃グレーの細身パンツコーディネート。ストールは大判サイズでも素材がしなやかなので、きゅっと巻けるのがうれしいポイントです。

【3】柄大判ストール×ネイビーコート×ネイビーニット×ネイビーパンツ

コート・ニット(ドゥロワー六本木店〈ドゥロワー〉)、パンツ(三喜商事〈バンフォード〉)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、ストール(エルメスジャポン)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/CHITO BY:『Precious11月号』小学館、2019年
コート・ニット(ドゥロワー六本木店〈ドゥロワー〉)、パンツ(三喜商事〈バンフォード〉)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、ストール(エルメスジャポン)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/CHITO BY:『Precious11月号』小学館、2019年

金ボタンが印象的なノーカラーコートを主役に、タートルニット、ワイドパンツ、そしてストールとネイビーで統一。制服的な要素の強いベーシックカラーの「ワントーン」は、色の調子をくずさずに、まじめな印象を壊す工夫が施されています。たとえば、濃淡プリントのネイビーストールをさらりと肩がけしたら、リュクスなこなれ感が加わり、大人のトラッドに。

【4】白大判ストール×グレーコート×グレーブラウス×黒パンツ

コート(ウィム ガゼット 青山店〈アンノウン〉)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アントネッリ〉)、パンツ(Theory)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、ストール(edit & co.)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(リエート〈サントーニ〉)、カメラ『ライカM10』・レンズ(ライカサポートセンター) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious2月号』小学館、2019年
コート(ウィム ガゼット 青山店〈アンノウン〉)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アントネッリ〉)、パンツ(Theory)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、ストール(edit & co.)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(リエート〈サントーニ〉)、カメラ『ライカM10』・レンズ(ライカサポートセンター) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious2月号』小学館、2019年

グレーのムートンコートと黒の細身パンツ×スニーカーという、休日らしい上品なカジュアル。色なじみのいいストールで動きを出して、白スニーカーで抜け感をつくると、軽やかな洗練バランスが完成します。

【5】グレー大判ストール×ブルーコート×グレーニット×グレーパンツ

コート(コロネット〈エリザベス アンド ジェームス〉)、ニット(ヤコブ コーエンGINZA SIX)、パンツ(ストラスブルゴ〈インコテックス〉)イヤリング(ドレスアンレーヴ〈ラ・キアーヴェ〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、靴 ( J.M. WESTON 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年
コート(コロネット〈エリザベス アンド ジェームス〉)、ニット(ヤコブ コーエンGINZA SIX)、パンツ(ストラスブルゴ〈インコテックス〉)イヤリング(ドレスアンレーヴ〈ラ・キアーヴェ〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、靴 ( J.M. WESTON 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年

ニット、足首魅せパンツ、ストールという、グレーをワントーンでまとめた着こなしに、一枚仕立ての水色のコートをはおると、たちまちフレッシュな印象に! 足首をほんの少しだけ見せるのも、洗練して見せる秘訣です。

【6】チェック大判ストール×ベージュコート×グレーニットワンピース

コート(カオス丸の内〈カオス〉)、ワンピース(ブラミンク)、ストール(エストネーション〈ジョンストンズ〉)、ネックレス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ・靴(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(カオス丸の内〈カオス〉)、ワンピース(ブラミンク)、ストール(エストネーション〈ジョンストンズ〉)、ネックレス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ・靴(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

真冬の休日にぴったりな、品のあるリラックス感をカジュアルに求めるなら、ニットのロングワンピースを選択。コートはトレンドのマキシ丈だから、最良バランスが実現できるのも魅力。さらにトッズのコンビローファーや大判のチェック柄ストールと、ほんのり英国調カントリー気分が香る小物を合わせ、大人かわいいトラッドスタイルを意識したコーディネートです。

冬のストールの巻き方


【1】ネイビーストール×ライトグレーコート×黒パンツ

コート(トラデュイール)、パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、リング(ストラスブルゴ〈ソフィー ブハイ〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池哲夫 BY:『Precious1月号』小学館、2020年
コート(トラデュイール)、パンツ・ストール(アクリスジャパン〈アクリス〉)、リング(ストラスブルゴ〈ソフィー ブハイ〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池哲夫 BY:『Precious1月号』小学館、2020年

フロントをスナップで留める、シンプルを極めたデザインのコートに、ほっそりと長い菱形ストールを合わせた冬の装い。ストールをシンプルに巻くだけで様になり、剣先でシャープさを出せるのが魅力です。巻くときは、ふんわり空気を含ませて首にぐるりと巻き、先端をバランスのいい位置にかければOK。

【2】グレーストール×白ケープ×白パンツ

ケープ(ブラミンク)、パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ストール(プレインピープル青山〈オール ナチュラルベーシック〉)、リング(ヌキテパ 青山店〈ウパラ〉)、ブーツ(Theory luxe)、バッグ(ユグランス〈ヴァネッサブリューノ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2020年
ケープ(ブラミンク)、パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ストール(プレインピープル青山〈オール ナチュラルベーシック〉)、リング(ヌキテパ 青山店〈ウパラ〉)、ブーツ(Theory luxe)、バッグ(ユグランス〈ヴァネッサブリューノ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2020年

冬の街でひときわ映える、白の着こなし。濃い色の小物をトッピングして、モダンなアクセントの効いたブラウンバッグを投入したら、上品な着こなしが断然今っぽく、軽やかに映ります。

【3】グレーストール×ネイビーコート

コート(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、ピアス(ホアキン・ベラオ)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/小池哲夫 BY:『Precious1月号』小学館、2020年
コート(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、ピアス(ホアキン・ベラオ)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、ストール(サン・フレール〈レ・コパン〉) 撮影/小池哲夫 BY:『Precious1月号』小学館、2020年

知的なダブルフェースウールのネイビーコートに、スパンコールなどが輝くラメ感のある巻き物を合わせた冬の装い。ストールの煌きらめきが軽やかさを演出し、表情もいきいきと見せる視覚効果が。ストールは対角線状にたたみ、前に三角のドレープができるように首にひと巻き。先端を後ろでねじり合わせコートの襟に収めたら、横にずらし整えて。

【4】グレーストール×キャメルコート×白パンツ

コート(ストラスブルゴ〈マンゾーニ24〉)、パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、靴(JIMMYCHOO)、ピアス(ストラスブルゴ〈ソフィー ブハイ〉) 撮影/小池哲夫 BY:『Precious1月号』小学館、2020年
コート(ストラスブルゴ〈マンゾーニ24〉)、パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、靴(JIMMYCHOO)、ピアス(ストラスブルゴ〈ソフィー ブハイ〉)、ストール(三喜商事〈アリュード〉) 撮影/小池哲夫 BY:『Precious1月号』小学館、2020年

上品なキャメルベージュのコートを、同系のベージュを含んだストールでよりリュクスにセンスアップ。ストールはラフに細く束ねてから首にひと巻き。一方の端は前のループに通し、もう一方の端はコートのVゾーンに入れて整えれば、気負いがなくておしゃれ。

【5】柄ストール×黒コート×黒ニット

コート(三喜商事〈アルビーノ テオドロ〉)、ニット(サン・フレール〈レ・コパン〉)、靴(クリスチャン ルブタンジャパン)、リング・ピアス(エルメスジャポン) 撮影/小池哲夫 BY:『Precious1月号』小学館、2020年
コート(三喜商事〈アルビーノ テオドロ〉)、ニット(サン・フレール〈レ・コパン〉)、靴(クリスチャン ルブタンジャパン)、リング・ピアス・ストール(エルメスジャポン) 撮影/小池哲夫 BY:『Precious1月号』小学館、2020年

黒のワンボタンコートの襟に沿わせるだけで決まる、大判カシミアシルクを主役にした冬スタイル。ストールはラフに空気を含ませながらバイアス折りして、襟に挟むだけで、縦ラインを描き、スリム効果と華やぎを表現。スタンダードなベージュ×黒の柄でシックに。

【6】黒ストール×黒コート×黒ニット×黒パンツ

コート(オールウェイズ〈ミカコナカムラ〉)、ニット(サーキュレーション〈シーズンズ オテルパティキュリエ〉)、パンツ(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、ピアス(エドストローム オフィス〈シャルロット シェネ〉)、ストール(トラデュイール)、グローブ(真下商事〈デンツ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年
コート(オールウェイズ〈ミカコナカムラ〉)、ニット(サーキュレーション〈シーズンズ オテルパティキュリエ〉)、パンツ(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、ピアス(エドストローム オフィス〈シャルロット シェネ〉)、ストール(トラデュイール)、グローブ(真下商事〈デンツ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年

艶めくファー、ウール、カシミヤ…と多彩な表情をもつ黒のワントーンコーディネートを、ベージュのバッグが盛り上げて。

【7】柄ストール×グレージュコート×黒ニット×黒スカート

コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ストール(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ニット(コロネット〈エアロン〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ザ ハイアリン〉)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉)、靴(エストネーション〈チェンバー〉)、ネックレス(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、グローブ(アマン〈アルポ 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ストール(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ニット(コロネット〈エアロン〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ザ ハイアリン〉)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉)、靴(エストネーション〈チェンバー〉)、ネックレス(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、グローブ(アマン〈アルポ 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ヘアカーフ素材の黒タイト×グレージュコート。それをつなぎ、エレガントに導くのがモノトーンスカーフ。首周りにふんわりとボリュームをもたせた巻き方で、視線を上に。

【8】プラムストール×キャメルコート×キャメルニット×プラムパンツ

コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、パンツ(ロンシャン・ジャパン)、マフラー(チェルキ〈ピノロッソ〉)、グローブ(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、パンツ(ロンシャン・ジャパン)、ストール(チェルキ〈ピノロッソ〉)、グローブ(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ベルベットパンツやカシミヤストールなど上質素材のプラムカラーのアイテムは、キャメルコートがもつ温かな美しさを引き出してくれるので、相性抜群です! ブラウンのバッグでソフトに引き締めると、こなれた印象に。

冬の厚手ストール&ファーストールの巻き方


【1】柄厚手ストール×黒ニット

ジャケット・ニット・バッグ(エトロ ジャパン)、リング人さし指・中指(TASAKI) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2020年
ジャケット・ニット・バッグ・ストール(エトロ ジャパン)、リング人さし指・中指(TASAKI) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2020年

モダン柄のストールは、スパイス効果抜群。クラシック気分のジャケットのポイントに効かせても、センスのいい遊び心が漂っておしゃれ度アップします。カジュアルな雰囲気のクロスボディバッグとのバランス感も抜群。
「ゴールドバックルが効いたバッグを投入すると、さらに着こなしが華やかになって、印象的になります」(スタイリスト・大西真理子さん)

【2】グレーファーストール×グレートップス×ピンクパンツ

トップス・パンツ(ブラミンク)カール ドノヒューのラムスキンのストール・ザ レタリングのリング(showroom SESSION) ピアス(ステディ スタディ〈トムウッド〉)時計(ソーウインド ジャパン〈ジラール・ペルゴ〉)、バッグ(ブルネロ クチネリジャパン) 靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2020年
トップス・パンツ(ブラミンク)、カール ドノヒューのラムスキンのストール・ザ レタリングのリング(showroom SESSION)、ピアス(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、時計(ソーウインド ジャパン〈ジラール・ペルゴ〉)、バッグ(ブルネロ クチネリジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2020年

グレーベースの装いにカラーボトムを取り入れたら、カジュアルが明るく華やかに。マノロ ブラニクのハンサムシューズやジラール・ぺルゴの時計で、マスキュリンな雰囲気を。ラムスキンのストールやブルネロ クチネリのグレージュのバッグで、やわらかい女性らしさを。両方をMIXさせた、引いても寄ってもポイントがある、「大人の映えるカジュアル」の最新実例です。

【3】濃ブラウンファーストール×ブラウンワンピース

ワンピース(ebure〈ebure〉)黒ベルト(レキップ)、フォックスファーのストール(MOGA)、靴(ピエール アルディ 東京) タイツ/私物 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious1月号』小学館、2020年
ワンピース(ebure〈ebure〉)、黒ベルト(レキップ)、フォックスファーのストール(MOGA)、靴(ピエール アルディ 東京) タイツ/私物 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious1月号』小学館、2020年

流行のブラウンを女らしく楽しむ、スムースウールのワンピース。ボトム部分のプリーツやビッグスリーブなど、たっぷりとした布使いから生まれるドレープが、モダンな優雅さを伝えてくれる。このしなやかな落ち感を損なうことなく、ボリュームシルエットを引き締めるのが、細ベルト使いの効果。この一本があるだけで、きちんとした印象に。パンプスはチャンキーヒールでバランスよく。

【4】ブラウン厚手ストール×キャメルコート×白ブラウス×黒パンツ

コート(ロエベ ジャパン)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アントネッリ〉)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、ストール(三喜商事〈アニオナ〉)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、靴(ジャンヴィト ロッシジャパン)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2019年
コート(ロエベ ジャパン)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アントネッリ〉)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、ストール(三喜商事〈アニオナ〉)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、靴(ジャンヴィト ロッシジャパン)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2019年

キャメルのロングコートに黒パンツ&黒小物でまとめた着こなしに、チョコレートブラウンのシックな艶で、リッチな顔映えがかなうニッティングストールをひと巻き。キャメルのコートをよりいっそう、上品に演出できます。

【5】キャメルファーストール×グレーニット

ニット(スローン)、ストール(CHIE IMAI)、ピアス・リング・ブレスレット(TASAKI〈M/G TASAKI〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious2月号』小学館、2019年
ニット(スローン)、ストール(CHIE IMAI)、ピアス・リング・ブレスレット(TASAKI〈M/G TASAKI〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious2月号』小学館、2019年

身も心もリラックスしたいときは、ロシアンセーブルのニッティングストールの出番。風が冷たい日も、この極上のファーに包まれると安心感のある温もりが感じられて幸せな気分に浸れます。さらに、ファーの艶、パールの光沢が奏でる麗しいハーモニーが、着こなしを格上げしてくれます。

【6】ベージュファーストール×ベージュコート×黒ニット×黒パンツ

コート(トラデュイール)、ニット(wb)、デニム・ピアス(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、ファーストール(ADORE)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、スニーカー(J.M.WESTON 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年
コート(トラデュイール)、ニット(wb)、デニム・ピアス(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、ファーストール(ADORE)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、スニーカー(J.M.WESTON 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年

黒とベージュ合わせが好きな人は、冬はこんな縦長ラインを強調するアイテム使いもおすすめです。旬の気分が高まるだけでなく、すっきりとスマートに見えるのも魅力。足元に白スニーカーを合わせ、軽やかに仕上げて。

【7】ミックスカラーファーストール×グレーコート×黒ワンピース

コート(ストラスブルゴ〈ラルディーニ〉)、ワンピース/銀座限定(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、サングラス(TAKA ROCK〈クレア〉)、ストール(トラデュイール)、グローブ(キートン銀座店)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーククロス〉)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ストラスブルゴ〈ラルディーニ〉)、ワンピース/銀座限定(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、サングラス(TAKA ROCK〈クレア〉)、ストール(トラデュイール)、グローブ(キートン銀座店)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーククロス〉)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ジャケットコートの襟元に、ボリュームのあるファーストールを巻けば、アウターを脱いでも華やかさはキープ。

【8】ブラウンファーストール×ベージュコート×ライトベージュパンツ

コート(カオス丸の内〈カオス〉)、パンツ(エストネーション〈エストネーション〉)、ファーストール(CHIE IMAI)ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ロンシャン・ジャパン)、グローブ(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(カオス丸の内〈カオス〉)、パンツ(エストネーション〈エストネーション〉)、ファーストール(CHIE IMAI)ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ロンシャン・ジャパン)、グローブ(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

淡いベージュからサンドベージュへと優しい色を少しずつ重ねた着こなしに、さらにボリューミーなセーブルストールを加えたら、一歩進んだリッチなグレージュグラデーションが完成。共布ベルトをキュッと巻いて、余裕が漂うエレガントな装いを楽しんで。

【9】ライトグレー厚手ストール×グレーロングジレ×グレーニット×グレーパンツ

フーデッドジレ・リブニット・パンツ・ストール・グローブ(三喜商事〈アニオナ〉)、バッグ(八木通商〈ダニエル&ボブ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/崇髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2019年
フーデッドジレ・リブニット・パンツ・ストール・グローブ(三喜商事〈アニオナ〉)、バッグ(八木通商〈ダニエル&ボブ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/崇髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

濃淡のグレーのカシミアニットを贅沢に重ねたレイヤードスタイルは、おしゃれを熟知した大人の女性の真骨頂。さりげなくちりばめたミンクファーも心憎いばかり。あえて目立つ色は入れずに、ワントーンで。グローブとおそろいのカシミアニットストールは、ミンクファーをライン状に編み込んだデリケートなデザイン。

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