王妃やプリンセスはロングブーツがお好き!屋外でもあったかくてフェミニンな「ロングブーツスタイル」6選

真冬に頼りたくなるシューズの筆頭、ブーツ。街で見かけることも多いブーツスタイルですが、世界の王妃&プリンセスたちの履きこなしは、やはり別格。

彼女たちが好むのは、ロングブーツとフェミニン服とのマッチング。ワンピースやスカートでたおやかムードを醸し出し、足元はブーツで凜々しく引き締めるという組み合わせがお気に入りのよう。色味を生かして、ブーツをコーディネートに組み込むテクニックは、納得の完成度です。

■1:【バーガンディーカラーのブーツ編】着こなしに上品な華やぎを添えるアクセントカラー

メッテ・マリット皇太子妃(ノルウェー)

レッド系のブーツに緑のスカートを合わせるノルウェーのCrown Princess Mette-Marit(メッテ・マリット皇太子妃)
アクセサリーのような見栄えの柄グローブにあしらわれた赤も差し色

冬ルックはダークトーンにまとまりがちですが、赤系カラーのブーツを履けば、足元に差し色を迎えられます。装いに華やぎを期待されるロイヤルレディーが好むテクニックです。

ノルウェーのCrown Princess Mette-Marit(メッテ・マリット皇太子妃)は、赤茶系のロングブーツでお出ましに。ナチュラル感の高いグリーン地にボタニカル柄のシフォン系スカートに合わせて、艶やかな着映えを叶えました。スモーキーピンクのストールで顔周りを優しげに演出。赤系カラーを上と下に配して、全体をソフトなムードに包んでいました。

メアリー皇太子妃(デンマーク)

レッド系ブーツに柄スカートを合わせるデンマーク王室のCrown Princess Mary(メアリー皇太子妃)
優しげなキャラクターを印象づける効果も赤系ならでは

赤系ブーツになじませやすいのは、やはり赤を使ったボトムスです。ウエストから下が同系色に染まるから、見るからにあたたかいムードが強まります。

デンマーク王室のCrown Princess Mary(メアリー皇太子妃)は、赤やピンク系で彩られた柄スカートを、同系色のロングブーツと引き合わせました。濃いワインレッドのスエードブーツは、濃淡の異なるスカートの色味を引き立てています。プリーツとフレアでエレガントな雰囲気に。無地の白ニットで、トップスをノーブルに整えているのも、さすがです。

■2:【ブラックカラーのブーツ編】キュッした美脚を強調する引き締めカラー

レティシア王妃(スペイン)

黒ブーツにパイソン柄のスカートを合わせるスペインのQueen Letizia(レティシア王妃)
黒ベルトをきっちり巻いて、ウエストの細感をアピール

黒1色のブーツは、引き締まった足元を印象づける効果が抜群です。着ぶくれを抑えたい冬にこそ、上手に使いこなしたいブーツといえます。世界の王室女性はもちろん、このメリットを十分、ご存じです。

全身を黒と白だけでまとめれば、冬ルックがクールに仕上がります。スペインのQueen Letizia(レティシア王妃)は、パイソン柄の薄手スカートをまとって、スパイシーな装いに。王道的な黒のロングブーツで凜々しさを添えました。黒のトップスはタイトめだから、ふんわりと広がるスカートとの、量感コントラストがくっきり。スカートを上下から黒で引き締めたお見事コーデです。

キャサリン妃(イギリス)

黒ブーツにグリーンのコートを合わせる英国王室のKate the Duchess of Cambridge(キャサリン妃)
冬のコートルックに華奢感を添えるグリーンのミニバッグ使い

黒ブーツも含めて、ダークトーンで統一すれば、品格が薫ります。公式行事に臨むことの多いロイヤルレディーが好むスタイリングです。

英国王室のKate the Duchess of Cambridge(キャサリン妃)の身を包んだのは、深いグリーンのコート。内側に着ているのも、グリーンのレーススカートです。黒のロングブーツがシャープなレッグラインを描き出しています。グリーンに黒のコンビネーションは英国の伝統的なチェック柄としてもおなじみ。シックで知的なムードに整う組み合わせです。ストールとグローブも黒でそろえて、全体をノーブルにまとめました。

■3:【ベージュ・モスグリーンブーツ編】トレンディーな遊び心を灯す、こなれカラー

マチルド王妃(ベルギー)

ベージュのブーツにボタニカル柄のワンピースを合わせるベルギーのQueen Mathilde(マチルド王妃)
ベージュのロングブーツでヌーディな足元を演出

ワンピースを着る場合は、ブーツの色を服と少しずらすと、装いに深みが加わります。柄入りワンピースが引き立つよう、最適な色のブーツを選ぶあたりが、さすがの王室流スタイリングです。

ベルギーのQueen Mathilde(マチルド王妃)は植物柄が印象的なワンピースで公式撮影に臨みました。ファーのケープを羽織って優美に着映え。パンプスで合わせるのが一般的なところに、あえてロングブーツを引き合わせることによって、こなれた雰囲気に。フォーマル過ぎを避ける「ハズし」のコーデは着回しにも役立ちます。

メーガン妃(イギリス)

モスグリーンのブーツにアニマル柄のワンピースを合わせる英国王室のMeghan, Duchess of Sussex(サセックス公爵夫人メーガン妃)
ミニクラッチバッグもブーツと同じ色味・質感で、統一感をアップ

複数の色を使ったマルチカラーのワンピースと合わせるなら、それらの色から1色を選んで、ブーツに生かすのが上手なコーデです。「1色だけ服からもらう」は、覚えておいて損のないアレンジ術。王妃やプリンセスもご愛用です。

動物たちがあちこちに描かれた、ユニークなワンピースをまとったのは、英国王室のMeghan, Duchess of Sussex(サセックス公爵夫人メーガン妃)。柄の中で使われている1色(モスグリーン)を選んで、ロングブーツに溶け込ませました。透け感のあるワンピースは、ロングブーツを透かし見せてくれるから、脚線がきれいに映っていますね。


ロングブーツは面積が広い分、装いのムードを方向づけてくれます。色でムードを操るつもりで使い分けるのがおすすめです。防寒メリットも引き締め効果も高いから、王妃・プリンセスのロイヤルテクニックを見習って、真冬コーデに役立ててみませんか?

この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃