【目次】

前髪を自然に「流す」4選


「ストレートアイロン」を使って自然に流す

完成

完成

■スタイリング方法

「ミディアムのスタイリングには断然、ストレートアイロン使いがおすすめ。くるんとカールしすぎず、ゆるっとしなやかな動きを簡単に作ることができます」(Belle Shinjuku スタイリスト 鯨岡拓也さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:毛先はスッと外巻きワンカールに

毛先はワンカールの外巻きに。毛先5cmくらいからストレートアイロンを通し、手首を返すようにしてくるっとカールさせて。カールアイロンを使うよりも、ストレートアイロンのほうが毛束がまとまりすぎず自然なこなれたカール感に。

毛先はワンカールの外巻きに。毛先5cmくらいからストレートアイロンを通し、手首を返すようにしてくるっとカールさせて。カールアイロンを使うよりも、ストレートアイロンのほうが毛束がまとまりすぎず自然なこなれたカール感に。
STEP2:サイドは表面を外巻きに流して

サイドの髪は中間あたりからアイロンを挟み、少しふくらみを持たせるようにしながら斜め後ろに流すように。レイヤーが入った髪にふんわりとしたニュアンスを出し、自然にボリュームアップ。

サイドの髪は中間あたりからアイロンを挟み、少しふくらみを持たせるようにしながら斜め後ろに流すように。レイヤーが入った髪にふんわりとしたニュアンスを出し、自然にボリュームアップ。
STEP3:前髪を下に自然に流す

前髪は下にスーッとアイロンを通すだけでOK。ストレートアイロンなら、妙なカールがつくことなく、生えグセを整えることができて手軽。

前髪は下にスーッとアイロンを通すだけでOK。ストレートアイロンなら、妙なカールがつくことなく、生えグセを整えることができて手軽。

〈スタイリングのコツ〉

「スタイリングにはワックスとオイルを混ぜて使うのがおすすめ。細く柔らかい髪質だとオイルだけだと重たくなってしまうので、ふんわり感を軽やかにホールドさせるひと手間を」(鯨岡さん)。

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「ドライヤー」しながら引っ張る

完成

完成

■スタイリング方法

「乾かすだけでおさまるようにカットしているので、大切なのは乾かし方。色々な方向からドライヤーの風を当てると、ふんわり仕上がりやすいですよ」(PEEK-A-BOO 銀座中央通り店 トップスタイリスト 山本真資さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:トップはふんわり、襟足はタイトに乾かす

色々な方向から風が当たるように全体をドライ。襟足は首に沿わせるように手でなでつけながら、後ろから前へ乾かす。

色々な方向から風が当たるように全体をドライ。襟足は首に沿わせるように手でなでつけながら、後ろから前へ乾かす。
STEP2:前髪を仕上がりと逆側から乾かす

前髪の根元がペタンとしないように、仕上がりと逆側から風を当てて乾かす。

前髪の根元がペタンとしないように、仕上がりと逆側から風を当てて乾かす。
STEP3:スタイリング剤をなじませて整える

ミディアムワックスにオイルを1プッシュ加え、手のひらでのばす。スタイリング剤が髪の内側にしっかりつくように、下から手を入れて全体にまんべんなくなじませる。ふんわり整えて、前髪が短い方のサイドを耳にかけて完成。

ミディアムワックスにオイルを1プッシュ加え、手のひらでのばす。スタイリング剤が髪の内側にしっかりつくように、下から手を入れて全体にまんべんなくなじませる。ふんわり整えて、前髪が短い方のサイドを耳にかけて完成。

〈スタイリングのコツ〉

  1. 乾かすときは色々な方向から風を当てる
  2. 前髪は仕上がりと逆から乾かして根元を立ちあげる
  3. スタイリング剤は下から上につける

「スタイリング力のあるワックスに少しオイルを混ぜることで、髪に潤いとツヤを与えながらスタイリングできます。つけすぎると根元がベタッとするので、調整しながら整えて」(山本さん)。

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「スプレー」でスタイルキープ

完成

完成

■スタイリング方法

スタイリングをする前に、根元から立ち上がりやすいベースをつくっておくことが重要だとか。「ボリューム不足が気になるのは頭頂部ですよね。大きめのブラシで頭頂部を前から後ろ、後ろから前、右から左、左から前にとかして寝ている毛穴を起こすようにブラッシングしてください」(SUN VALLEY 副店長 みち子さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:大きめのブラシで頭頂部を前後左右にとかす

ドライヤーをあてながら頭頂部の髪をとかし、生え癖を正しておく。

ドライヤーをあてながら頭頂部の髪をとかし、生え癖を正しておく。
STEP2:ハードワックスを毛先に揉み込んだら、分け目の立ち上がりにもなじませる

毛先のふんわり感をつくったら、手に残っているワックスをトップの立ち上がり部分になじませる。

毛先のふんわり感をつくったら、手に残っているワックスをトップの立ち上がり部分になじませる。
STEP3:トップから前髪、後頭部にもスプレー

全体的にスプレーして、スタイルをキープ。

全体的にスプレーして、スタイルをキープ。

〈スタイリングのコツ〉

油分の多いスタイリング剤は、湿気の多い時期は髪がペタッとしやすくなるとか。「マットな質感でハードタイプのワックスがおすすめです。仕上げに使うスプレーは、キープ力と同時に軽さがあるものを選ぶと自然なふんわり感が出せます」(みち子さん)。おすすめスタイリング剤は、中野製薬の『モデニカ アート ワックス 8』(60g ¥1,980)とロレアル プロフェッショナルの『エルネット ピュール』(207g ¥1,430)。「湿気に強いこの2つを使えば、朝のスタイルがずっと続きます」(みち子さん)。

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「ワックス」をなじませた手でとかしつける

完成

完成

■スタイリング方法

「髪をかき上げてふわっとさせるには、ほどよい硬さのワックスがいいですね。ビューティエクスペリエンスの『ロレッタ ムルムルバター』は重すぎず、クリームのようにのびるのでちょうどいいですよ」(小室さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:ワックスをなじませた両手のひらでしたから髪をかき上げる

髪の根元から全体にワックスをなじませる。

髪の根元から全体にワックスをなじませる。
STEP2:頭頂部から手ぐしで前髪をとかしつける

前髪に厚みを持たせるように頭頂部から前方向に手ぐしで形を整える。

前髪に厚みを持たせるように頭頂部から前方向に手ぐしで形を整える。
STEP3:サイドの髪を耳にかけ膨らみを押さえる

頭頂部のボリュームを潰さないようにしながら、サイドの髪はタイトにまとめる。

頭頂部のボリュームを潰さないようにしながら、サイドの髪はタイトにまとめる。

〈スタイリングのコツ〉

「前髪をただ一直線に下ろすのではなく、分け目を作ってちょっとだけ肌を見せるのがポイント。ちょっとのすき間で軽やかさが生まれ、バランスのいいシルエットになります。トップにボリュームが生まれるので、あごのラインがシャープに見えて引き締まったフェイスラインを印象づけられますよ」(小室さん)。

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カーラーで「巻く」6選


ひっぱりながら内巻きに

完成

完成

■スタイリング方法

「分け目を変えずにずっと同じ部分で髪を分けていると、生えぐせがついてしまいます。髪を起こすようにトップの毛束を持ち上げ、分け目とは逆方向から根元にドライヤーをあてると、ふんわりした立ち上がりが長持ちします」(SUNVALLEY 店長 タダモト イサオさん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:トップの毛束を真上に持ち上げ、分け目と反対方向からドライヤーをあてる

分け目の逆方向からドライヤーをあてるのがポイント。

分け目の逆方向からドライヤーをあてるのがポイント。
STEP2:裾の髪を斜め下に引っ張りながら毛先を内巻きにする

アイロンを真下に引っ張らず、斜め下に動かすこと。

アイロンを真下に引っ張らず、斜め下に動かすこと。
STEP3:レイヤーの入った表面の髪は斜め上に引っ張りながら毛先を内巻きにする

リップラインに膨らみがくるように、アイロンに挟んだ毛束をやや上に引っ張ること。

リップラインに膨らみがくるように、アイロンに挟んだ毛束をやや上に引っ張ること。
STEP4:前髪は真っ直ぐ前に引っ張りながら内巻きにする

前髪をまっすぐ前に引っ張りながら巻くと、クセやうねりが出にくくなる。

前髪をまっすぐ前に引っ張りながら巻くと、クセやうねりが出にくくなる。

〈スタイリングのコツ〉

ふんわりとしたカール感を長持ちさせるには、スタイリング剤選びも重要。タダモトさんのおすすめは、日本ロレアルの『ロレアル プロフェッショナルズ エルネット ピュール』(207g ¥1,430)。「髪が硬くてカールが長持ちしにくい方にぴったりです。巻く前にスプレーしておくと思い通りのスタイルに仕上がります」(タダモトさん)。

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トップと逆方向に巻く

完成

完成

■スタイリング方法

「トップはつぶれないようふんわり高さを出し、耳から下の後ろの髪はボリュームをおさえてタイトに仕上げましょう。このメリハリがキレイな菱形フォルムを作り、顔型をカバーしてくれます」(ZACC vie スタイリスト 田中里春さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:トップを立ち上げながら乾かす

トップは根元にドライヤーの風を当て、左右に振りながら乾かしてふんわりさせる。

トップは根元にドライヤーの風を当て、左右に振りながら乾かしてふんわりさせる。
STEP2:耳下から後ろはボリュームをおさえながら乾かす

裾部分はふくらまないよう注意。耳下から後ろの髪をおさえながら風を当てて乾かす。

裾部分はふくらまないよう注意。耳下から後ろの髪をおさえながら風を当てて乾かす。
STEP3:マジックカーラーで前髪&トップを巻く

トップと前髪にマジックカーラーを巻く。前髪は前方向に、トップは2つに分けて後ろに向かって巻いて。

トップと前髪にマジックカーラーを巻く。前髪は前方向に、トップは2つに分けて後ろに向かって巻いて。
STEP4:アイロンで横に引き出しながら巻く

25mmのカールアイロンで毛先を内巻きにワンカール。サイドは少し高めの位置に髪を上げて、横へ引き出すように巻くとボリュームが出やすい。

25mmのカールアイロンで毛先を内巻きにワンカール。サイドは少し高めの位置に髪を上げて、横へ引き出すように巻くとボリュームが出やすい。
STEP5:ヘアクリームでスタイリング

耳下から後ろは内側からなじませてボリュームをおさえる。さらに毛先、表面、前髪の順になじませて仕上げる。

耳下から後ろは内側からなじませてボリュームをおさえる。さらに毛先、表面、前髪の順になじませて仕上げる。

〈スタイリングのコツ〉

  1. トップはふわっと立ち上げるように乾かす
  2. 首元のシルエットはすっきり引き締める
  3. ヘアクリームを全体にしっかりつけて菱形をキープ

「スタイリング剤は、オイルほど重くならずキープ力も発揮するクリームタイプがおすすめ。菱形を保ちながら、ふんわり柔らかさも出せます」(田中さん)。

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38㎜のカーラーでしっかり巻く

完成

完成

■スタイリング方法

どんなに毛量が多くても頭頂部だけはペタッとなるもの。「ドライヤーで髪を乾かすときは指の腹で地肌を擦って毛穴の向きをフラットな状態にしてください。そのひと手間で根元が自然と立ち上がるので根元の白髪が目立たなくなります」(Velvet on the Beach 店長 NOBさん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:頭頂部の地肌を擦りながらドライヤーをあてて髪を乾かす

寝ている毛穴を起こすように、指の腹で地肌を前後左右に擦ること。

寝ている毛穴を起こすように、指の腹で地肌を前後左右に擦ること。
STEP2:前髪を真っ直ぐ前に引っ張りながらカーラーで毛先から内巻きに

カーラーの直径は38㎜がベスト。根元までしっかり巻くこと。

カーラーの直径は38㎜がベスト。根元までしっかり巻くこと。
STEP3:カールアイロンで毛束の中間までは真っ直ぐ引っ張る

真っ直ぐ引っ張ることで髪にツヤを出す。

真っ直ぐ引っ張ることで髪にツヤを出す。
STEP4:毛先の毛束は1カール内巻きにする

カットラインに合わせて、アイロンを少し斜めにしながら毛先を内巻きにする。

カットラインに合わせて、アイロンを少し斜めにしながら毛先を内巻きにする。

〈スタイリングのコツ〉

「顔まわりにレイヤーを入れた、この動きのあるスタイルは毛量のある方だけでなく、トップにボリュームが欲しい方にもおすすめです。前髪の根元を立たせるように毛先を内巻きにするのでトップに自然なボリューム感が生まれます」(NOBさん)。

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前髪は薄めにとって巻く

完成

完成

■スタイリング方法

「ヘアアイロンで外ハネに。トップもペタンとしないように意識して。全体はややタイトですが、トップでふんわと動きを出してメリハリのあるスタイルに仕上げましょう」(apish kokubunji 店長 長谷川祐三さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:毛先を外ハネに乾かす

ドライヤーで全体の根元をしっかり乾かす。毛先は手ぐしで外ハネになるように握りながらドライ。

ドライヤーで全体の根元をしっかり乾かす。毛先は手ぐしで外ハネになるように握りながらドライ。
STEP2:前髪をカーラーで巻く

前髪をとり、毛先から根元まで内巻きに巻き込む。

前髪をとり、毛先から根元まで内巻きに巻き込む。
STEP3:外ハネに巻く

ストレートアイロンで毛先1/3からはさみ、毛先まですべらせて外ハネにする。

ストレートアイロンで毛先1/3からはさみ、毛先まですべらせて外ハネにする。
STEP4:ジグザグに分け目をとる

分け目を指でジグザグにとって、トップをふんわりさせる。

分け目を指でジグザグにとって、トップをふんわりさせる。
STEP5:オイルをなじませる

スタイリングオイルを手のひらにのばし、毛先を中心になじませる。

スタイリングオイルを手のひらにのばし、毛先を中心になじませる。

〈スタイリングのコツ〉

  1. 根元からしっかり乾かし、乾いてからアイロンを使う
  2. 分け目をはっきり作らない
  3. スタイリングオイルをしっかりつけてなじませる

「スタイリングオイルをしっかり使うことで、程よくツヤ感が出て、透け前髪のおしゃれ感が際立ちます。トップにふんわり感はキープして」(長谷川さん)。

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サイドバング以外の前髪を巻く

完成

完成

■スタイリング方法

「ボリュームを抑えようとしながら乾かすと、逆に顔が大きく見えます。根元からふんわり乾かして、襟足ともみあげだけオイルでタイトに仕上げると、メリハリが生まれて小顔効果がアップしますよ」(K-two Esola IKEBUKURO スタイリスト 藤井ひかるさん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:根元にボリュームを出す

地肌を擦りながら乾かして、ふんわりボリュームを出す。

地肌を擦りながら乾かして、ふんわりボリュームを出す。
STEP2:前髪をマジックカーラーで巻く

サイドバングは外して、前髪のみ38mmのマジックカーラーで毛先から巻き込む。

サイドバングは外して、前髪のみ38mmのマジックカーラーで毛先から巻き込む。
STEP3:サイドをワンカール

32mmのヘアアイロンで、サイドを毛先からワンカール内巻きにする。

32mmのヘアアイロンで、サイドを毛先からワンカール内巻きにする。
STEP4:トップをワンカール

トップの髪を持ち上げて、毛先を後ろ向きにワンカール巻く。

トップの髪を持ち上げて、毛先を後ろ向きにワンカール巻く。
STEP5:ヘアオイルを揉み込む

マジックカーラーをはずしたら、ヘアオイルを手のひらになじませて、下から手を入れて髪全体に揉み込む。襟足、もみあげはタイトに整えて完成。

マジックカーラーをはずしたら、ヘアオイルを手のひらになじませて、下から手を入れて髪全体に揉み込む。襟足、もみあげはタイトに整えて完成。

〈スタイリングのコツ〉

  1. 根元はつぶさない
  2. ツヤのあるスタイリング剤をつける
  3. ヘアアイロンで巻き過ぎない

「巻き過ぎると老けて見えるので、毛先ワンカールくらいでOK。丸みのあるショートボブは子供っぽくなりやすいので、必ずスタイリング剤をつけて質感で大人に仕上げましょう!」(藤井さん)。

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厚めの前髪は2層に分けて巻く

完成

完成

■スタイリング方法

「大人の女性には頭皮にも美容液が必要」と小池さん。「お顔のお手入れと同じように、スタイリングのタイミングで頭皮をリフトアップする美容液をなじませてください」(小池さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:頭頂部の真ん中とその後ろの毛束をカーラーで巻く

毛束を持ち上げ、根元を立たせるように毛先から根元まで後ろ向きに巻く。

毛束を持ち上げ、根元を立たせるように毛先から根元まで後ろ向きに巻く。
STEP2:前髪を上下2層に分け、それぞれをカーラーで巻く

分け目をまたぐように、2層に分けた前髪の上段から順に内巻きにする。

分け目をまたぐように、2層に分けた前髪の上段から順に内巻きにする。
STEP3:カーラーを外したら美容液を頭皮になじませる

美容液を頭皮に噴霧して、指の腹で揉み込む。

美容液を頭皮に噴霧して、指の腹で揉み込む。
STEP4:根元を起こすように内側からドライヤーをあてる

手ぐしで根元から髪を立ち上げるようにとかしながらドライヤーをあてる。

手ぐしで根元から髪を立ち上げるようにとかしながらドライヤーをあてる。

〈スタイリングのコツ〉

「引き締まったフェイスラインに見せるには、いちばん膨らませたい部分を顔の下1/3にするのがベスト。そのためには全体のシルエットを裾がすぼまった台形を目指すと上手くいきます」(小池さん)。

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ヘアアイロンで「巻く」「流す」4選


ストレートアイロンでワンカール

完成

完成

■スタイリング方法

「髪が細くペタッとしやすい方は、根元がつぶれないように立ち上げながら乾かすのがポイント。ふんわり感をアップさせるには、ヘアアイロンの力を借りて!菱形をイメージして仕上げると、エラ張りを自然にカバーできます」(GARDEN YOKOHAMA トップスタイリスト 豊田 楓さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:ドライヤーで髪の根元を立ち上げる

髪の根元に空気を入れるように、前から後ろに向かってドライヤーの風をあてる。

髪の根元に空気を入れるように、前から後ろに向かってドライヤーの風をあてる。
STEP2:ストレートアイロンで丸みをつける

ヘア全体の髪の表面部分にアイロンを軽く通す。髪の中間をとって、毛先に向かってアイロンで丸みをつけるようにカールする。

ヘア全体の髪の表面部分にアイロンを軽く通す。髪の中間をとって、毛先に向かってアイロンで丸みをつけるようにカールする。
STEP3:前髪をストレートアイロンでワンカールする

前髪をストレートアイロンでワンカール。毛先だけでなく、髪の中間あたりからカールさせて、大きな丸みを意識。

前髪をストレートアイロンでワンカール。毛先だけでなく、髪の中間あたりからカールさせて、大きな丸みを意識。
STEP4:仕上げにバームをつけてスタイリング

バームを手のひらになじませ、髪の中間から毛先、前髪の順になじませる。

バームを手のひらになじませ、髪の中間から毛先、前髪の順になじませる。

〈スタイリングのコツ〉

  1. ドライヤーで根元を立ち上げる
  2. アイロンでワンカールさせるとふんわり
  3. 菱形をイメージして仕上げる

「ペタっとしやすい髪の方は、重くなりすぎないバームのようなスタイリング剤が◎。アイロンでナチュラルなカールをつけているので、なじませるだけでふっくらと仕上がります」(豊田さん)。

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カールアイロンでゆるく内巻きに

完成

完成

■スタイリング方法

「髪は巻くというよりも、ラフな動きを作るのが旬。外ハネはやりすぎないこと!前髪はコテで毛先を少し流すと、面長をカバーできます。サイドに膨らみをプラスして菱形に作れば、前髪の効果がアップして輪郭が卵型に!」(ROI スタイリスト 今井雄二さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:全体の毛先を外ハネにする

32mmのヘアアイロンで、毛先全体をゆるく外巻きにする。

32mmのヘアアイロンで、毛先全体をゆるく外巻きにする。
STEP2:顔まわりに膨らみを作る

顔まわりの中間の髪の内側に、ヘアアイロンを当てて膨らみを作る。

顔まわりの中間の髪の内側に、ヘアアイロンを当てて膨らみを作る。
STEP3:表面の髪にリバース巻きで動きを出す

髪表面は、中間から毛先までアイロンの外側を通して後方に巻き、ラフな動きをつける。

髪表面は、中間から毛先までアイロンの外側を通して後方に巻き、ラフな動きをつける。
STEP4:前髪はゆるく内巻きに

前髪の毛先にヘアアイロンを当てて軽く通し、ゆるく内巻きにしながら流す。

前髪の毛先にヘアアイロンを当てて軽く通し、ゆるく内巻きにしながら流す。
STEP5:スタイリング剤をつける

シアバター系のスタイリング剤を手のひらにのばし、髪の内側→毛先→表面→前髪の順に、内側に空気を入れながらなじませる。

シアバター系のスタイリング剤を手のひらにのばし、髪の内側→毛先→表面→前髪の順に、内側に空気を入れながらなじませる。

〈スタイリングのコツ〉

  1. 外ハネをやりすぎない
  2. リバース巻きは横のボリュームを出すイメージで
  3. シアバターは空気を含みながらなじませる

「ラフな動きが出るカットをしているので、軽く巻くだけで動きが出ます。とにかく40代はやりすぎ注意です!」(今井さん)。

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カールアイロンでワンカール

完成

完成

■スタイリング方法

ペタッとしがちな頭頂部は毛先を巻くことでふんわりボリュームが出現。前髪は長めにするのがポイント。「目にかかるくらいのちょっと長めにする代わり、肌が透けて見えるシースルー感をつくっておくと今っぽさも出るし、寂しい印象にはなりません」(KAYAK by HONEY デザイナー 小室里奈さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:前髪の毛先を1カール内巻きに

カールアイロンで前髪の中間から毛先を1カール内巻きにする。

カールアイロンで前髪の中間から毛先を1カール内巻きにする。
STEP2:頭頂部の髪だけ毛先を1カール内巻きに

頭頂部の髪を中間から毛先にかけて内巻きに。

頭頂部の髪を中間から毛先にかけて内巻きに。
STEP3:カールした部分を中心にワックスを揉み込む

ファイバー入りのワックスでカールをキープ。

ファイバー入りのワックスでカールをキープ。

〈スタイリングのコツ〉

スタイルがいちばん美しく見えるのは、やはり菱形シルエット。「頭頂部の毛先を内巻きにすると、ちょうど耳のあたりが膨らんで菱形シルエットになります。ここの膨らみをキープするにはファイバー入りのワックスがおすすめです」(小室さん)。

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カールアイロンでふんわり自然に

完成

完成

■スタイリング方法

「毛先や髪の内側にカールをつけることで『巻きました感』のない自然な仕上がりになります。ショートヘアはコテで巻くのが難しいと思っている方にこそチャレンジしていただきたいです」(RamieGINZA 代表 加藤貴大さん)。

STEP1:ハチ上をダッカールで止めて髪の内側の毛先をすべて外ハネにする

コテは26mmを使用。毛束をランダムにとってワンカールする。

コテは26mmを使用。毛束をランダムにとってワンカールする。
STEP2:つむじ前のトップの毛束をフロントに巻く

毛束をとって毛先から根元まで巻き込む。

毛束をとって毛先から根元まで巻き込む。
STEP3:つむじ後ろの毛束も巻く

つむじ後ろの毛束も毛先から根元までしっかりと巻き込む。フロントではなく、後頭部の方へ巻くのがポイント。

つむじ後ろの毛束も毛先から根元までしっかりと巻き込む。フロントではなく、後頭部の方へ巻くのがポイント。
STEP4:前髪を巻いて完成

前髪も毛先から根元まで巻き込み、ふわっとさせれば完成。

前髪も毛先から根元まで巻き込み、ふわっとさせれば完成。

〈スタイリングのコツ〉

「巻いているとは思えない自然なカール感が魅力。仕上げにオイルをつけると、カールがよりなじんで落ち着きます。もしカールがきつくかかってしまった時はオイルを使ってみてください。ツヤ感、束感も出るのでオススメです」(加藤さん)。

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オールバック・かき上げで前髪を「上げる」4選


グリースでウェットなかき上げ前髪

完成

完成

■スタイリング方法

「グリースは、ほんのり湿らせた髪に使用すると、のびがよくなり、形も決まりやすくなります。特にうねりが気になる前髪は、思いきってかき上げるようにオールバックに。固めることなく髪に柔軟な動きを出すグリースの効果により、前髪の根元に自然な立ち上がりがつき、マスキュリンな印象に。サイド〜バックもグリースを塗布してウエット感を出すと、うねりがニュアンスに早変わり。広がりが気になる毛先やハチ周りのボリュームダウンも簡単です」(Belle omotesando 堀之内大介さん)。

STEP1:大豆1粒分のグリースをとる

グリースは一度にたくさん出さないこと。少しずつ出し、様子を見ながらつけ足しを。一度に出す量は大豆1粒分と心得て。

グリースは一度にたくさん出さないこと。少しずつ出し、様子を見ながらつけ足しを。一度に出す量は大豆1粒分と心得て。
STEP2:グリースを両手に広げる

グリースを両手の指の間にまで、まんべんなく広げておく。そうすると手ぐしを入れた際にスタイルが決まりやすくなる。

グリースを両手の指の間にまで、まんべんなく広げておく。そうすると手ぐしを入れた際にスタイルが決まりやすくなる。
STEP3:前髪をかき上げるように塗布

あらかじめ髪全体を軽く湿らせておく。まず、うねりが気になる前髪に手ぐしを入れてかき上げ、オールバックにスタイリング。

あらかじめ髪全体を軽く湿らせておく。まず、うねりが気になる前髪に手ぐしを入れてかき上げ、オールバックにスタイリング。
STEP4:中間〜毛先にも塗布する

サイドとバックの中間〜毛先を両手で挟むようにしてグリースを塗布していく。足りないようであれば、グリースをつけ足して。

サイドとバックの中間〜毛先を両手で挟むようにしてグリースを塗布していく。足りないようであれば、グリースをつけ足して。
STEP5:ハチ周りをタイトに抑える

ハチ周りなどふくらみが気になる部分は、グリースが残った両手で押さえてコンパクトに。全体のシルエットを調整したら完成。

ハチ周りなどふくらみが気になる部分は、グリースが残った両手で押さえてコンパクトに。全体のシルエットを調整したら完成。

〈スタイリングのコツ〉

湿気の多い時期、髪悩みの多い大人の女性がウエットヘアにチャレンジするなら、ソフトタイプのグリースがおすすめ。程よい重さとホールド力を併せもつので、ボリューム調整やシルエット形成が自在になります。パサつきを抑え、髪を艶やかに見せる効果も。

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ショートでもイメチェンできるオールバック

完成

完成

■スタイリング方法

pinceau代表の山岸亜由美さんは、「カーラーで巻いて毛先に動きを出しておくと、マニッシュなスタイルでも上品な大人の女性らしいスタイルになります」とのこと。頭頂部にボリュームがない髪でも、「頭頂部から後頭部にかけて根元を立たせるようにカーラーで巻いておけば、ボリューム感が出せます。トップがペタンコになりやすい方にもおすすめのスタイルです」(pinceau代表 山岸亜由美さん)

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:前髪は斜めにリバース巻きにする

カーラーで分け目をまたぐように斜めに巻く。

カーラーで分け目をまたぐように斜めに巻く。
STEP2:頭頂部から後頭部、両サイドを根元を立ち上げるようにカーラーで巻く

頭頂部から後頭部のカーラーは真っ直ぐ、サイドはやや斜めになるようにリバース巻きにする

頭頂部から後頭部のカーラーは真っ直ぐ、サイドはやや斜めになるようにリバース巻きにする
STEP3:髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませる

手ぐしでとかしつけるように、セット力のあるスタイリング剤をなじませる

手ぐしでとかしつけるように、セット力のあるスタイリング剤をなじませる
STEP4:サイドの髪をなでつけるようにとかす

サイドの髪を耳にかけながらタイトにまとめる

サイドの髪を耳にかけながらタイトにまとめる

〈スタイリングのコツ〉

髪をなでつけるスタイリング剤はレベルの『トリエジューシージュレ 7』(80g ¥1,760)が山岸さんのおすすめ。「ワックスとポマードの中間のような仕上がりになります。いちばんハードな10ではなく、7のジュレなら毛束が固まりすぎないので使いやすいですよ」(山岸さん)。

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パーマを活かしたかき上げ前髪

完成

完成

■スタイリング方法

印象を変えることができるポイントは2つ。「1つ目は髪の質感を変える。質感をウェットにするだけでも大きく印象は変わります。2つ目は前髪を上げる。普段おろしていることが多い前髪をかき上げるだけでも別人のような印象に仕上がります」(Cocoon スタイリスト 泰斗さん)。

アレンジ前

アレンジ前
STEP1:ワックスを根元から全体に揉み込む

全体の根元にワックスを揉み込む。

全体の根元にワックスを揉み込む。

ワックスは小豆3個分くらいの大きさが目安。オススメは自社開発の「ジェミールフラン アクアピュレ」。自然なウェット感で濡れた束感を表現したいときにぴったり。

ワックスは小豆3個分くらいの大きさが目安。オススメは自社開発の「ジェミールフラン アクアピュレ」。自然なウェット感で濡れた束感を表現したいときにぴったり。
STEP2:前髪をかき上げる

手のひらに残ったワックスで前髪をかき上げる。

手のひらに残ったワックスで前髪をかき上げる。
STEP3:バランスを見て整える

全体のバランスを見ながら、毛束をつまむように整えて。

全体のバランスを見ながら、毛束をつまむように整えて。

〈スタイリングのコツ〉

「スタイリングするときは、ある程度ラフさを残すように心がけて。濡れた髪質でビシッと整えてしまうと、強い印象になるだけでなく古臭い感じになることも。パーマのニュアンスを活かすように意識してください」(泰斗さん)。

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ドライヤーで立ち上げるかき上げ前髪

完成

完成

■スタイリング方法

「顔まわりをリバース巻きするときは、かき上げた前髪の毛先と顔まわりの髪の毛を一緒に巻いてください。前髪の毛先をかませることでサイドとなじみ、自然な毛流れになります」(ROI デザイナー 関田康司さん)。

スタイリング前

スタイリング前
STEP1:前髪をかきあげながらドライヤーを当てる

根元に熱を当てるとうまく立ち上がる。

根元に熱を当てるとうまく立ち上がる。
STEP2:前髪と顔まわりの毛束の中間をリバース巻きに

コテは32mmを使用。前髪と顔まわりの毛束をとってコテでリバース巻きにする。前髪の毛先も一緒に巻くのがポイント。

コテは32mmを使用。前髪と顔まわりの毛束をとってコテでリバース巻きにする。前髪の毛先も一緒に巻くのがポイント。
STEP3:ワックスを髪全体の根元につける

パール1粒大くらいのワックスを手のひらになじませて、髪の内側から大胆に揉み込んで。

パール1粒大くらいのワックスを手のひらになじませて、髪の内側から大胆に揉み込んで。

〈スタイリングのコツ〉

  1. 前髪をかき上げる時は根元にドライヤーを当てる
  2. リバース巻きする時は前髪の毛先もかませる!
  3. ワックスは根元に揉み込む

「ワックスをつける時は前髪からつけないこと。やりがちですが、かき上げた前髪にワックスがつきすぎると時間とともに潰れてしまいます。ワックスは神の内側、襟足、耳の上の根元に重点的につけて。少し硬めでキープ力のあるものを使用すると根元からふわっとした印象に仕上がります」(関田さん)。

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この記事の執筆者
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