黒では重たく見えてしまう、ベージュでは甘く見える…そんなとき注目したいのは、ブラウンです。コクのあるこの色の力を借りれば、おしゃれをリッチにアップデートすることができます。そこで、海外セレブのブラウンの着こなしを分析。取り入れやすい2つの代表例をご紹介します!

こなれたリッチ感と優雅さ十分!まろやかなブラウンが主役の着映えコーデ

■1:オリビア・パレルモは…ブラウン×キャメル+差し色のグリーンで気品ある大人のエレガンスに

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靴とバッグにグリーンを差して、落ち着きすぎず明るいポイントになるスタイリングを完成させています。

2019年9月末、パリコレクションに現われたオリビア・パレルモの着こなしです。

ブラウンのシャツワンピースにキャメルのコートをコーディネートして、女性らしく優雅な雰囲気に。

コクのあるブラウンは知的なレディスタイルを簡単につくり上げます。縦にラインが入ったデザインなので、縦のIラインで視覚的にスマートに見える効果も。

コンサバすぎないのは、靴、バッグに鮮やかなグリーンを差し色で使っているからです。アクセントになる小物の色味で着こなしに奥行きを与えて、地味に見えないように工夫されています。

■2:ケンダル・ジェンナーは…カジュアルなアプローチでつくるブラウンコーデはこなれ感が際立って新鮮

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足元はベージュと黒のコンビシューズでセンスよくまとめて。ポインテッドトウなので辛口のアクセントに。

シャネルのショーを後にするモデルのケンダル・ジェンナーは、シュプリームで人気のロゴTからブラウンをセレクトしていました。

合わせているのは毛足の長いファージャケットで、グラデーションになったブラウン系の色味が、インのTシャツとマッチしリッチさをアピールしています。

高級感のあるファージャケットに、ラフなロゴTというテイストミックスな合わせもこなれたセンスのよさを印象づけ、今っぽさ抜群です。

ボトムはデニムでなく、なじみのいいチノパンにして同系色でまとめていることも、大人っぽく仕上がる決め手になっています。


ブラウンを主役にした着こなしは、品のよさがベースにありながら、リッチな女性らしさを演出できます。レオパードに合わせるときも、黒よりきつく見えず、まろやかに仕上がるところが魅力です。

大人の女性のおしゃれを確実にクラスアップさせてくれるので、ぜひ取り入れてみてください。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀