アイスダンサー高橋大輔が語る新たな出発｜前人未到のチャレンジがまた世界を熱くする！

バンクーバー五輪銅メダリストという実績を持つ、高橋大輔（たかはしだいすけ）選手（33）。昨年の全日本選手権を区切りに25年間のシングル競技生活を卒業し、アイスダンスへの転向を表明しました。

今年からは村元哉中（むらもとかな）選手（26）とペアを組み、試合に挑むことになります。村元選手はクリス・リード選手とペアを組み、2018年の四大陸選手権で3位に輝いた実力派。これから二人がどんな世界を見せてくれるのか、国内外からも注目が集まっています。

『ザ・フェニックス』は世界的振付師のシェリル・ムラカミさんが手がけたプログラム。写真：長田洋平/アフロスポーツ

新年の幕開けにふさわしいアイスショー「アイスエクスプロージョン2020」

■9,000日目から始まる、新たな挑戦

「アイスエクスプロージョン（氷上の爆発）」と名付けたのも、高橋選手だそう。写真：長田洋平/アフロスポーツ

先月はその門出となるアイスショー 「ICE EXPLOSION 2020（アイスエクスプロージョン2020）」が、コーセー新横浜スケートセンターにて開催されました。

高橋選手自らが座長を務めるこのショーでは、シングル最後のショートプログラムとなった『The Phoenix（ザ・フェニックス）』を男子スケーター5人で踊る特別バージョンや、村元選手と滑る初のダンスナンバーなど、見どころたっぷりの内容に。会場は、コンサート会場さながらの盛り上がりを見せました。

この先に待っている「新しい景色」に向かって

シングルスケーターとして過ごした、これまでの日々を表現する『9000 days』。写真：長田洋平/アフロスポーツ

また、「8歳でフィギュアスケートを始めてから25年。これから新しい景色を皆さんと見られれば」というコメントと共に披露したソロナンバー『9000 days』には、今の高橋選手ならではの情緒あふれる表現と、深いスケート愛が感じられました。

ペア競技の魅力をもっと日本に広めるために

『美女と野獣』では、村元選手に赤いバラを渡す演出も。写真：長田洋平/アフロスポーツ

さらに、海外からアイスダンスのカップルが3組、ペアが一組参加するなど、ペア競技の魅力が堪能できる構成になっていたのも印象的。

ソチ五輪の金メダリストであるメリル・デイヴィス＆チャーリー・ホワイト、そしてトリノ五輪の銀メダリスト、タニス・ベルビン＆ベン・アゴストという2組のアイスダンスのカップルと共演したプログラム『美女と野獣』では、村元選手と息ぴったりの演技にうっとりしたファンも多いはず。アイスダンスという新しいフィールドに踏み出した高橋選手の新たな魅力が垣間見られました。

アイスダンスへの挑戦には「不安とワクワク感の両方がある」

■破天荒なトップスケーターならではのこだわり

プーマの新たな世界観を表現した「#破天荒」キャンペーン。

今月からは、アメリカ・フロリダで本格的なトレーニングを開始。アイスダンサーとしては「まだまだ初心者」と謙遜する高橋選手ですが、アメリカでの新生活は技術や表現力以外の面でも、たくさんの変化が訪れそう。

そんな高橋選手がプライベートでも愛用するのが、プーマのアパレルやシューズ。トップアスリート12人が参加した「#破天荒」キャンペーンでは、このウェアを着用した高橋選手が歩道橋で踊る動画が公開されました。若手ヒップホップアーティストのShurkn Pap（シュリケンパップ）の楽曲『NEW CLASSIC』にのせて、反骨精神を感じさせる熱いムーブを披露しています。

＼高橋選手が出演する動画はこちら！／

日々のトレーニングを支える高橋選手の必須アイテム

左から／TFSウーブンジャケット 価格未定（2020年3月12日発売予定）、RS-X3 パズル スニーカー ￥13,000

その足元を彩るのは、パズルをイメージしてデザインされたというRS-X3 パズル スニーカー。「プーマのスニーカーは足幅が広いデザインがあり、僕の足にフィットするので、様々な場面で使用させてもらっています！」と、ご本人もお気に入りのよう。

「世界一のステップ」で多くのファンを魅了してきた高橋選手も愛する一足は、22～30cmまでのユニセックス展開で、スタイリッシュなシルエットや耐久性も魅力です。

また、氷上での練習に欠かせない手袋もプーマのアイテムだそうで「フィット感があって手がキレイに見えるので、とても気に入っています」とのこと。華麗な演技を支えるトレーニングアイテムにも、高橋選手のこだわりが感じられますね。

■次はアイスダンス界に新風を吹き込めるか

これから取り組むアイスダンスは、シングル競技と違ったスケート靴を使い、プログラムも異なる構成となります。ベテランスケーターの高橋選手にとっても、シングルからの転向は大きなチャレンジとなるのだそう。しかしこれまで培ってきたスケート技術や抜群の表現力は、これからのキャリアにおいても高橋選手の強みになることは間違いありません。

「2022年の北京五輪出場という目標に向け、とても険しい道のり、ハードルの高い挑戦になりますが、不安とワクワク感の両方があります。毎日を大切に、これから練習を積み重ねていきたいと思います」

まずは今年12月の全日本選手権出場を目標に、プログラムを作っていくという二人。つねに新しいジャンルの音楽や振付を取り入れ、強烈な個性でトップを走り続けてきた高橋選手ならではの演技にこれからも注目です。村元選手という心強いパートナーと共にどんな世界観を見せてくれるのか、今から試合が待ち切れません！

＊

33歳でアイスダンスという新境地への挑戦を決めた高橋選手。自分らしい生き方を貫き、つねに上を目指して成長し続ける姿がかっこいいですね。皆さんも今年から「破天荒な」何かを始めてみてはいかがでしょうか？

Precious.jpでは、今後も強く美しく戦うフィギュアスケーターたちを応援すべく、さまざまな情報を発信してまいりますのでお楽しみに！

※商品の価格はすべて税抜です。

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