2020年春夏コレクションではパリでは75ブランドが、ミラノでは56ブランドのショーが開催され、女性デザイナーの活躍が顕著に。特に大人の心をときめかせた、4ブランドにフィーチャーします!

■1:シャネル(CHANEL)のアーティスティック ディレクター、ヴィルジニー・ヴィアール

シャネル 2020年春夏コレクションより
シャネル 2020年春夏コレクションより
ヴィルジニー・ヴィアールさん
シャネル アーティスティック ディレクター
フランス・リヨン生まれ。前任の故カール・ラガーフェルドから厚い信頼を受け、30年以上彼とともに仕事に取り組み、クロエ、シャネルで実績を積む。

ツイード素材を巧みに重ね、モダンなパリジェンヌを表現

ファッション界の帝王と呼ばれた、カール・ラガーフェルドの後任として指名されたヴィルジニー・ヴィアール。マドモアゼルとカールが築いてきたシャネルにおいて、新たに期待を集める彼女。

春夏コレクションでは、黒、白、赤のアイコニックカラーを組み合わせたスタイルなどで、新しい女性像を物語りました。

名品と呼ばれ時代を超えて愛されるツイードジャケットも、ヴィルジニーの手にかかれば、モダンな香りをまとった躍動的なスタイルに進化。

ヌーベルバーグの映画からインスピレーションを受けたというショーでは、パリらしいシックなスタイルを披露し、シャネルの新時代の幕開けを感じずにはいられません。

メタルチェーンをアクセントに、クロスボディで軽快に持ちたい。コロンとしたフォルムでマチもあり、見た目以上の収納力も。バッグ¥362,000/予価【縦15×横15×マチ12㎝】(シャネル)
メタルチェーンをアクセントに、クロスボディで軽快に持ちたい。コロンとしたフォルムでマチもあり、見た目以上の収納力も。バッグ¥362,000/予価【縦15×横15×マチ12㎝】(シャネル)
靴_1
ガブリエル・シャネルが生み出した、女性の脚を美しく見せるバイカラーの靴が、フラットタイプのストラップシューズへと進化。靴¥97,000/予価【ヒール2㎝】(シャネル)

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■2:エルメス(HERMÈS)のデザイナー、ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキー

エルメス 2020年春夏コレクションより
エルメス 2020年春夏コレクションより ©Jean-François José
ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーさん
エルメス デザイナー
2015年の秋冬コレクションより、エルメスのウィメンズを手がける、フランス出身のデザイナー。メゾン マルタン マルジェラやセリーヌ、ザ ロウで経歴を積む。

上質な素材と繊細なカラートーンでエルメスの美学を追求

洗練された着こなしを愛する大人にとって、今季のエルメスのショーは感動を覚えるほど。メゾンの伝統が宿る、極上のレザーの魅力を存分に生かし、シックなトーンオントーンで見せる洗練の極みが、心を揺さぶります。

コニャックやチェスナット、モスグリーンといった絶妙な色がもつニュアンスの魅力を改めて再認識させられた今季のコレクション。

エルメスならではの巧みなレザー使いだけでなく、後ろ姿のセンシュアルなカッティングに、繊細な感性をもつメゾンらしさが光ります。

エルメスが提案するのは、今を生きる女性たちの美しさを導き出す、ミニマルで芯のあるスタイル。現代女性が美しく生きるためのエッセンスが凝縮しています。

サンダル_1
左/『シェーヌ・ダンクル』や『コリエ・ド・シアン』のピラミッドスタッズなど代表的なモチーフミックス。¥133,000【ヒール5㎝】・右/上質レザーを用い、「H」モチーフをグラフィカルに配して。靴 ¥84,000【ヒール0㎝】(エルメスジャポン)
ミニマルでありながら、潔く素肌をのぞかせるバックスタイルに、エルメスらしいセンシュアルな感性が光ります。
ミニマルでありながら、潔く素肌をのぞかせるバックスタイルに、エルメスらしいセンシュアルな感性が光ります。©Jean-François José
デザイナー、アリス・シャーリーが描くのは、南アフリカの旅先でキリンに遭遇した感動のシーン。『三美神』と名付けられた、アカシアの木に隠れるキリンです。スカーフ¥52,000【縦90×横90㎝】(エルメスジャポン)
デザイナー、アリス・シャーリーが描くのは、南アフリカの旅先でキリンに遭遇した感動のシーン。『三美神』と名付けられた、アカシアの木に隠れるキリンです。スカーフ¥52,000【縦90×横90㎝】(エルメスジャポン)

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■3:ディオール(DIOR)のアーティスティック ディレクター、マリア・グラツィア・キウリ

ディオール 2020年春夏コレクションより
ディオール 2020年春夏コレクションより
マリア・グラツィア・キウリさん
ディオール アーティスティック ディレクター
ローマで生まれ、デザイン学院卒業後、フェンディでキャリアをスタート。ヴァレンティノで成功を収めた後、ディオールへ。

時代の流れに乗りながら、夢の世界感を紡ぎ出す名手

1946年の創業以来、エレガントで繊細なスタイルを打ち出すディオールにおいて、初の女性アーティスティック ディレクターに抜擢されたマリア・グラツィア・キウリ。

今季のコレクションは、香水「ミス ディオール」のミューズとなったムッシュ ディオールの妹カトリーヌからインスパイアされたもの。庭園の花々に情熱を注いだ彼女のスタイルをベースに、エコ・プリンティングを施したドレスを披露。

さらに、コレクション会場に配置した植物は、フランス国内の地域に再植されるよう、サステナビリティの配慮も。イマジネーションの世界だけでなく、現実社会にも目を向けたバランス感覚が、多くの女性に支持される理由となっているのです。

フラワーモチーフのフロントに、春らしいパステルトーンのキャッチがセットに。耳たぶを覆うような曲線を描くゴールドの花が、表情を明るく照らす。イヤリング各¥48,000/予価(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)
フラワーモチーフのフロントに、春らしいパステルトーンのキャッチがセットに。耳たぶを覆うような曲線を描くゴールドの花が、表情を明るく照らす。イヤリング各¥48,000/予価(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)
メゾンを代表するバッグ『レディディオール』がまるで植物画のように美しいビーズ刺しゅうをまとって登場。バッグ¥670,000/予価【縦20×横24×マチ11㎝】(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)
メゾンを代表するバッグ『レディディオール』がまるで植物画のように美しいビーズ刺しゅうをまとって登場。バッグ¥670,000/予価【縦20×横24×マチ11㎝】(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)

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■4:フェンディ(FENDI)のデザイナー、シルヴィア・フェンディ

フェンディ 2020年春夏コレクションより
フェンディ 2020年春夏コレクションより
シルヴィア・フェンディさん
フェンディ デザイナー
名門ブランド、フェンディの創業家3代目。'87年からデザインチームに加わり、故カール・ラガーフェルドとともに働く。今季、初の総合ディレクションを成功させる。

バカンスの楽しい思い出を、ラグジュアリーな服へと昇華

イタリアの老舗ブランド、フェンディ一族に生まれ、『セレリア』『バゲット』『ピーカブー』と数多くの名品バッグを生み出してきたシルヴィア・フェンディ。

今季、初めて単独ディレクションで行ったショーは、イタリア特有の豊かなライフスタイルがにじみ出るものでした。

フローラルプリントを施したファッションピースや、ミモザやマロンカラーの色調は、ファミリーのセカンドハウスのあるイタリア・ポンツァ島で過ごすバカンスをイメージ。

心地いいスタイルを大切にする彼女。これからますます、シルヴィア自身の胸に刻まれた美しいイタリアの風景や思い出が、フェンディのデザインの土台となるに違いありません。

パステルトーンの「ペカン」柄と「FF」ロゴをミックスした、大人の巾着バッグ。バッグ¥185,000【縦18×横12×マチ10㎝】(フェンディ ジャパン)
パステルトーンの「ペカン」柄と「FF」ロゴをミックスした、大人の巾着バッグ。バッグ¥185,000【縦18×横12×マチ10㎝】(フェンディ ジャパン)
ワンピース_1
ギンガムチェック柄のシルクドレスは、こっくりとした配色で大人のワードローブにもマッチ。スプリングコートとして楽しむことも。ワンピース¥260,000【ベルト付き】(フェンディ ジャパン)

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『Precious』2020年3月号では、春夏のトレンド最前線から厳選した「大人が輝く『トレンド』速報」を大特集! 詳しくはぜひ雑誌『Precious』をチェックしてみてくださいね。

※掲載した商品の価格は、すべて税抜きです。
<出典>
Precious3月号「春ベージュ」の上品オーラで透明感のある女(ひと)に!
 
【内容紹介】最愛「ベージュトレンチ」/鈴木保奈美主演!ドラマ「SUITS/スーツ」な女の1か月コーディネート/杏さん新たなステージへ/髪こそ究極のアンチエイジング/美しい女の美しい部屋スペシャル/大人が輝く「トレンド」速報
2020年2月7日発売 ¥990(税込)

問い合わせ先

PHOTO :
唐澤光也(RED POINT)
STYLIST :
関口真実
EDIT&WRITING :
川口夏希、中村絵里子(Precious)
RECONSTRUCT :
安念美和子