好評連載中の、人気ヘア&メイク小田切ヒロさんのビューティ企画です! エイジングサインに抗うのではなく、ポジティブに若々しい美しさを叶える。そんな小田切さんならではの、簡単かつ効果的なメイクテクニックを毎週火曜日に、心に響く美容論を毎週金曜日にお届けしています。

第49回目となる今回のテーマは、「大人のベースメイクの新常識」。肌は、白くて明るいほど綺麗に見えるもの。そう思っている方は多いのではないでしょうか。実はその思い込みこそが、大人の女性の肌に老けを呼ぶ、と小田切さんから衝撃の言葉が…! 大人の女性を本当に美しく見せる、今の空気を纏ったベースメイクとは?

小田切ヒロさん
ヘア&メイクアップアーティスト
ラ・ドンナ所属。確かなメイクアップテクニックと豊富な美容知識をベースに、独特かつ卓越したセンスを生かして幅広いジャンルで活躍中。Instagram:@hiro.odagiri
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大人の肌に必要なのは、白さではなく「血色感」!

ピンクオークル系のファンデーションで仕立てた、温かみのある美しい肌。
ピンクオークル系のファンデーションで仕立てた、温かみのある美しい肌。

年齢を重ねるほどにくすむ肌をどうにか明るく、白く見せたい。そう願って、毎日ベースメイクに勤しんでいる方は多いですよね。でも実は、大人の女性の肌に必要なのは、明るさや白さではない、と小田切さんは断言します。

「抜けるような明るさと白さのある肌は、確かにそれだけを観たら綺麗に感じるかもしれません。でもコントロールカラーや明るい色味のファンデーションを塗り重ねるほどに、肌からは生命感が消え、膨張してデカ顔印象に。

大人の女性を魅力的に見せるのは、血色感を仕込んだ、高揚感を感じさせる肌。

そんな『さくらブライト肌』をつくるには、ファンデーションの色選びがポイント。トーンが低めのピンクオークル系のカラーなら、チークに頼らずとも簡単に温もり感のある肌をつくれますよ」(小田切さん)

■美の提案:ピンクオークル系のクッションファンデで艶めく温もり肌に

ピンクオークル系のクッションファンデを手でなじませていく。
ピンクオークル系のクッションファンデを手でなじませていく。

「今っぽい、肌のキメを感じさせるようなフローレスな肌づくりにおすすめなのが、クッションファンデを手でつけるテクニック。パフでつけると顔がのっぺりしがちだけど、手でつけることでリキッドのみずみずしさをそのまま肌に纏わせることができ、ツヤが際立った美しい肌に」(小田切さん)

パフは仕上げに使う。
パフは仕上げに使う。

「パフは、たたき込む用として使います。肌の上を滑らせずに、優しくタッピングしながら薄くフィットさせていきます」(小田切さん)

\小田切さんがおすすめする「さくらブライト肌」をつくるクッションファンデ/

SHISEIDO シンクロスキン グロー クッションコンパクト(レフィル)SPF23・PA++ 全6色 各13g ¥4,500、同 ケース ¥1,200

「スキンケア発想のツヤ肌仕上がりが魅力のクッションファンデ。今回使った色は『ピンクオークル30』。ほんのりとやわらかな血色感を演出でき、チークの頼らずともイキイキとした幸せ感に満ちた肌を演出できます」(小田切さん)

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肌に仕込むのは白さと明るさではなく、血色感。それが大人のベースメイクの新常識! これからのファンデーションは、ほんのりピンク系のカラーを選んでみてくださいね。

 

次回の更新は、2020年2月14日(金)です。お楽しみに!

 

[モデル着用衣装]

ブラウス¥28,000(MOGA)、ピアス¥23,000・リング¥10,000(ウノアエレ ジャパン<ウノアエレシルバーコレクション>)

※掲載した商品の価格はすべて税抜です。

問い合わせ先

PHOTO :
中島 洸(まきうらオフィス)
STYLIST :
関口真実
HAIR MAKE :
小田切ヒロ(LA DONNA)
MODEL :
真樹麗子(Precious専属)
EDIT&WRITING :
松村有希子