「懐かしい~」とつい声に出して言いたくなる、青春時代の思い出スイーツ「クレープ」。初めての彼氏とデートで食べたこと、友達同士連れだって帰り道おしゃべりしながら食べたこと……忘れられない思い出のスイーツがクレープという方も多いのでは。

そのためか、クレープは「中高生が食べるもの」とイメージされがちではないでしょうか。

しかし最近では、そのクレープの皮が進化。単にチョコや生クリームなどの中身を包むだけの皮から、生地そのものに存在感があるおいしい皮へと変貌を遂げ、大人が楽しめるスイーツになっているというのです。

先日放送された人気バラエティー番組『マツコの知らない世界』では、3年間で1000種類ものクレープを食べたという管理栄養士の辻本未奈美さんから、おすすめの最新クレープが紹介されました。

どのお店も連日多くのお客さんで賑わっているようですが、今からでも遅くはありません! 「見逃した」という方は、ぜひチェックして食べに行ってみてくださいね。

一度食べたらクセになる!生地から美味しい最新の「クレープ」5選

■1:クレープの概念を覆す究極の味「キャビア」/パーラ銀座店(PARLA)

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「キャビア」¥2,400(税抜)

「それまで『女子中高生の食べ物』というイメージが強かったクレープの印象が、180度変わった」とクレープ愛好家&管理栄養士の辻本さんが話すのが、パーラ銀座店のクレープ「キャビア」です。

マツコさんも思わず「2,400円!?」とその価格に驚いていましたが、こちらのお店は高級志向のクレープ店で、具材に合わせる生地のこだわりも相当なもの。

キャビアと相性のいいラム酒とナッツを使って生地の香りを引き立て、契約農家から直送の米粉を加えることでコシや弾力がアップ! 味も食感も完全に大人向けです。

ドリンクもソフトドリンクから、ビールやウイスキーなどのお酒まで豊富に揃っているので、大人のちょっとした語らいのお供にぴったりです。

問い合わせ先

  • パーラ銀座店 
  • 営業時間/11:00~23:00
    定休日/不定休
  • TEL:03-4405-9397
  • 住所/東京都中央区銀座5‐2‐1東急プラザ銀座1F

■2:外はサクッ!中は超もっちり「バターとお砂糖のクレープ」/ジェラート ピケ カフェ クレープリー

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「バターとお砂糖のクレープ」¥490(税抜)※写真のピスタチオジェラートはトッピング(プラス¥160)

ふわもこルームウェアが人気のブランド「ジェラート ピケ」がプロデュースする「ジェラート ピケ カフェ」。なかでも「ジェラート ピケ カフェ クレープリー」は、素材にこだわった本格的なフレンチクレープがいただけるクレープスタンドです。

一番人気の「バターとお砂糖のクレープ」は、外はサクッ、中はもっちりとした生地が特徴。もちもち感の秘密は、薄力粉ではなく粘り気の強いフランス産の中力粉を使って生地をつくっていること。

もうひとつの秘密は、通常1分程度で焼き上げるお店が多いなか、バターで表面をコーティングしながら5分かけて焼き上げていることなんです。この工程により、水分が閉じ込められて生地はふっくら!

こちらをいただいたマツコさんは、「ホットケーキをメイプルシロップや蜂蜜をかけずにバターだけで食べた感じ。私はバターが好きだから、これすごい好き」とコメント。フランス産高級発酵バターの風味を存分に堪能している様子でした。

カカオと抹茶味の生地も選べるので、お好みの生地で“サクモチ”感を味わってみては?

問い合わせ先

■3:食べ歩き用に開発!「イチゴミクレープ」/コムクレープ自由が丘店

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左「クレープブリュレ」¥573 右「イチゴミクレープ」¥637 (税抜)

クレーピエのケイ ハセガワ(kei hasegawa)氏がつくる、富山発祥のクリエイティブクレープ専門店「コムクレープ」。

こちらの看板商品は、特製のバニラカスタードをキャラメリゼしてつくる日本初の焦がしクレープ「クレープブリュレ」。キャラメルの香ばしさと中のクリームと生地が三位一体となったクレープは、思わず唸ってしまうほどのおいしさです。

今回番組で紹介されたのは、クレープブリュレと同じくらいの人気を誇る「イチゴミクレープ」。マツコさんは「ミクレープ?」とその名前に興味深々でしたが、これは「ミルクレープ」と「クレープ」をかけてつけられた名前のようです。

モチモチのプレーン生地と、歯ごたえがサクッとしたココア生地の間にホイップクリームを挟んで巻くことで、よりもちっとして弾力のある食感になるのだとか。

ひとつのクレープで2種類の生地を使うのはコムクレープ独自の製法。ボリュームたっぷりのクレープでもペロリと食べられてしまうのは、生地がおいしいからなのでしょうね! クレープブリュレとイチゴミクレープ、どちらも味わいたい逸品です。

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■4:日本でここだけ!酵素クレープ専門店「モンブラン小倉生クリームクレープ」/クレープ アリサ 祐天寺店

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「モンブラン小倉生クリームクレープ」¥780(税抜)                                                          photo by 黒田 明

シニアの男性も多く来店するという「クレープアリサ」は、日本で唯一の酵素クレープ専門店。

オレンジやレモンを発酵させて作った自家製酵素ジュースと、30種類以上のミネラルを生地に練り込むことで、焼く前はシャバシャバとした生地なのに、焼くと粘り気が出て伸びのあるもちもちの生地になるのだそうです。

おすすめの「モンブラン小倉生クリームクレープ」は、高級な十勝産小豆とフランス産のマロンクリームを使用しています。

マツコさんも試食する前から「うわー、この組み合わせは卑怯よ。おいしいに決まってます」と興奮気味! そして、いざ実食すると「デブ殺し(笑)。一日中食べていられるわよ」と、マツコさん独特の言い回しで大絶賛なのでした。

問い合わせ先

  • クレープアリサ 祐天寺店 
  • 営業時間/平日13:00~18:30、土日祝12:00~18:30
    定休日/月・金 ※天候により変更することがあります。
  • TEL:03-6884-0007
  • 住所/東京都目黒区祐天寺2‐3‐2

■5:天使のような絹肌生地クレープ「ラブリーテディベア」/クレープリーチロル

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「ラブリーテディベア」(写真中央)¥1,900(税込)※2月限定クレープ

オープン前から行列ができる「クレープリーチロル(Creperie Tirol)」は、フォトジェニックな見た目と赤ちゃんの肌のように滑らかな“絹肌生地”が人気のクレープ店です。

生地を追求して15年、「生地づくりの神様」と呼ばれる店主の吉川一美さんは、パンの生地のような固さになるまで一度こねたものを、火力の強いガスでさっと焼き上げることで、きめ細かく滑らかな生地をつくっているのだそう。

「生地自体からすごく甘い香りがする。(ひと口食べて)この甘みだけで十分ね。おいしい」とマツコさんは生地をパクパク。その後、いちごと生クリームと一緒に食べて「いちごの酸味が合わさると、いい。クレープはやっぱりこの組み合わせだね」なんてお話もしていましたよ。

マツコさんが欠かせないと話したいちごですが、こちらのクレープには契約農家から直送された「とちおとめ」「淡雪」「紅ほっぺ」「白雪小町」の4種類が使われているとのこと。これはおいしいはずです!

「ラブリーテディベア」は2月限定なので、気になる方は急いで行ってみてくださいね。

問い合わせ先


クレープといえば「原宿」というイメージが強い方も多いと思いますが、今は東急東横線沿いにできているクレープ屋さんの総称「東急クレープライン」が旬とのこと。今回紹介したお店の中で、3つは東急クレープラインにあるものです。学生時代の友達と、何十年ぶりかにクレープを食べに行く……なんていうのも楽しそうですね!

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
篠原亜由美
EDIT :
小林麻美