ファッションジャーナリストの藤岡篤子さんが、現在開催中の2020年AW ロンドンコレクションの様子をリアルタイムでお届けする本企画。本日は、2日目の様子をご紹介します。

2020年AW ロンドンコレクション DAY2は日本代表の「トーガ」からスタート!

ciao 藤岡篤子です。ロンドンコレクション2日目は、人気ブランドが目白押し。もう朝から夜まで、まさにロンドン中を駆け巡ります。

まず、日本代表のTOGA(トーガ)から。ロンドン中心部の東側ハックニー・ロンドン特別区にある下町、ショーディッチのビール工場跡地でコレクションを開催するとのことですが、この場所がなんとも分かりにくく……。

早くもおしゃれなマダムをキャッチ!

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スタイリッシュなマダムをキャッチ

付近でウロウロしていたら、素敵なコートの女性とご一緒することに。なんとお客様でした。カラフルなパッチワークのコートに白黒でまとめたインナー、足元はドクターマーチンという、まさにラグジュアリーストリートな着こなし! マッシュルームヘアによくお似合いでした。

やっと現地に到着! と思ったら、彼女はパパラッチされまくり!! 一際目立っていました。

早く会場に入らないと! と焦っているうちに、ああ〜ショースタート……コレクションあるあるです(苦笑)。

発売が待ち遠しいリアルなコーディネートが満載

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日本のストリートでも着たいと思わせる、大人シックなラインナップ

トーガはアバンギャルドですが、大人っぽくって、日本でも人気が出そうなスタイリングが多数登場していました。ぜひ、今年の秋冬をお楽しみに!

人気急上昇中「モリー ゴダード」の会場へダッシュ!

次は、大好きなMOLLY GODDARD(モリー ゴダード)のコレクション会場へと急ぎました! 今シーズンは、ウエストミンスターにある伝統的な建築物が舞台。モリー ゴダードらしいセンスを感じさせる会場です。

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ランチタイムのテーブルセッティングが!

足を踏み入れると……あれ〜お昼の時間帯とはいえ、ランチ?と思わせるテーブルセッティングが! それぞれの席には、白いクロスが掛けられ、ワインとサンペレグリノ、そしてバターとパンがセットされていました。

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カフェに来たような気分になる、コレクション会場

昼時だったので、ありがたく! 席に着いた人々も、早速パンとワインでお腹をなだめはじめました。

華やかな「モリー ファン」をキャッチ!

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モリー ゴダードのドレスで登場したお客さん

ファンが多いブランドなので、モリー ゴダードのドレスをまとったお客さんも登場します。実は、これも楽しみのひとつです!

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インパクト絶大なティアラ

アクセサリーデザイナーの彼女は、大きなメタルボール付きのティアラをポイントに。

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美しすぎる着こなしをキャッチ

彼女が着席すると、内装ともマッチして、まるでプリンセスのような華やぎを場内にもたらしました。

コレクションのインスピレーション源は、デザイナーの幼少期の写真!

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キュートすぎる、ニットミックスのコーデ

今回のテーマは、ノッティング・ヒルで撮られた1枚の写真がインスピレーション源。それは、モリーが子供の頃にセーターを着て、お父さまと一緒に写っている写真だそうです。

という訳で、今回はいつものふわふわドレスに加えて、セータールックが多数登場。これがすごく可愛い! 売っていたら、その場で買ってしまいたくなるほどウエアラブルでキュート〜。

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ファンの熱気に包まれたモリーのコレクション

万雷の拍手で迎えられたモリー・ゴダードご本人は、残念ながらよく見えず……諦めて次の会場へと急ぎました。

コレクション会場付近には、人気を裏付けるモリーの「本気ファン」が殺到

それにしても、モリーの人気は格別。女の子たちが、オシャレして会場回りを取り巻いていました。

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モリーファンが多数登場

彼女に「お仕事は何?」と問うと、「インフルエンサー」とひとこと。

圧倒されながら、本日もロンドンの街中を駆け回ったのでした。また明日、お会いしましょう!


本日は、2020年AW ロンドンコレクションのDAY2の様子をお届けしました。藤岡さんのインスタグラム(@fiorinatokyo)でもロンドンコレクションの様子が投稿されていますので、そちらもチェックしてくださいね!

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この記事の執筆者
1987年、ザ・ウールマーク・カンパニー婦人服ディレクターとしてジャパンウールコレクションをプロデュース。退任後パリ、ミラノ、ロンドン、マドリードなど世界のコレクションを取材開始。朝日、毎日、日経など新聞でコレクション情報を掲載。女性誌にもソーシャライツやブランドストーリーなどを連載。毎シーズン2回開催するコレクショントレンドセミナーは、日本最大の来場者数を誇る。好きなもの:ワンピースドレス、タイトスカート、映画『男と女』のアナーク・エーメ、映画『ワイルドバンチ』のウォーレン・オーツ、村上春樹、須賀敦子、山田詠美、トム・フォード、沢木耕太郎の映画評論、アーネスト・ヘミングウエイの『エデンの園』、フランソワーズ ・サガン、キース・リチャーズ、ミウッチャ・プラダ、シャンパン、ワインは“ジンファンデル”、福島屋、自転車、海沿いの家、犬、パリ、ロンドンのウェイトローズ(スーパー)
WRITING :
藤岡篤子
EDIT :
石原あや乃