ミリタリーウエアがこんなにエレガントでいいのか？

1918年に創設された、世界で最も由緒正しき空軍「ロイヤル・エアフォース（RAF）」。貴族など上流階級の在籍者も多い軍隊ゆえか、そこで支給されているミリタリーウエアは、アメリカ軍のそれとは桁違いに手間とコストをかけてつくられている。

名だたるデザイナーを虜とりこにした極限のエレガンス

●モデル名：『アビエイターコート』　●生産国：イギリス　●生産年：1950年代　●価格：￥588,000（カプリ）　●サイズ：３（Mサイズ相当）

上質な生地、複雑なパターン、細かな縫製、意味不明なほどに凝ったパーツ……。ミリタリーウエアには似つかわしくない表現だが、異常にエレガントでラグジュアリーなのだ！なかでも名作中の名作と名高いのが、世界の有名デザイナーがコピーを繰り返したことで知られる写真のアビエイターコート。レプリカも悪くはないが、男ならそろそろ「本物」を手に入れてみてはいかが？（文・山下英介） 

●備考：高密度に織られた防水コットン「ヴェンタイル」を使用したショート丈のコート。官給品の証である「ブロードアロー」マーク（右上）、木製のトグルを使い調整するネック（左上）、凝りに凝ったジップ（右下）、股間をしっかりホールドするフラップ（左下）……。レプリカでは味わえない、本物だけの魅力がここに。